渡辺篤がG2初優勝をファンに報告「実際、48歳にして厳しいかなとは思っていましたが…」

2025/06/28(土) 12:30

「チャリロト杯G2第3回浜松記念曳馬野賞」が開催されている浜松オートレース場のイヴェントステージにおいて6月28日、地元・渡辺篤(浜松31期)のG2初優勝報告会が行われた。

6月15日に伊勢崎オートレース場でおこなわれたG2稲妻賞の優勝戦は、湿走路のコンディション。3号車の渡辺は2周回3コーナーで2号車の石本圭耶を捲って先頭に立ち、そのまま押し切り優勝。2011年のデビューから、自身初のグレードレース制覇となった。

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ステージでは、改めて優勝戦のVTRを見ながら、「晴れの状態が勝負にならない感じだったので、雨が降れと思っていました。石本君も雨はすごく速くて、内を走っていたし、僕は外に行くと決めていたので、何とか勝負になるのかなと思って、頑張ってあけていきました」と、勝負のポイントを振り返った。
伊勢崎オートは向こう正面に大きなビジョンがあるが、「たぶん同期の青山(周平)君あたりが真後ろにいるんだろうなと思って、見ないようにしようと思っていました。(青山は)抜かれて当たり前だと思っている選手なので、もう気にしないように。集中して走っていましたね」と道中の心境を明かした。

まもなくデビューから15年目のグレードレース初優勝だったが、「すごく嬉しかったんですけど、次の日が浜松の開催の受付だったので、ゆっくりしていられませんでした」としながらも、これまでの道のりについては「グレードレース優勝はずっと目標にしていた。G1優勝戦の2着とかはありましたが、20何回目の優出で獲れました。実際に48歳にして厳しいかなと思っていましたが、達成できて良かったと思います」。 念願の記念初優勝を達成、次の目標には「G1の優勝とSG優勝戦や年末のスーパースターに出てみたいですが、一戦一戦、毎節で優勝を目指していくことが重要かなと思います」と掲げると、ファンからは「頑張れ!」と温かい拍手と声援が送られていた。

(P-NAVI編集部)

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