前節の前橋で決勝進出した遠藤勝弥が、今回の初日特選最後のイスに滑り込んだ。

「去年2回、今年も2月(いわき平)に落車してしまって本調子ではなかったけど、だいぶ調子が上がってきた。前回の前橋も疲れがある中で決勝に乗れた。今回も頑張りたいですね」

　疲労の原因は同県の深谷知広ら、函館オールスター出走組と合宿に参加したから。

「深谷君とか眞杉匠君、ヨシタク(吉田拓矢)もいましたね。3日間、長野県のしらびそ高原で合宿しました。標高が1900メートルくらいなので、終わった後もめちゃめちゃキツかった。そのおかげか、前橋は脚に来づらくなっていました。それに、凄く刺激になった。選手になって10年目ですけど、また頑張ろうって思いましたね」

　今回は熊本初参戦。輪界屈指のサウナ好きとして知られる遠藤は開催後にも楽しみが待っている。

「ここが終わったら湯らっくすに1泊してから帰ります。聖地ですからね。初めてなので楽しみ。ここを優勝して行けたら最高ですね」

　トップレーサーたちとの合宿で心身共に刺激を受け、開催後には初の"聖地"巡礼も。思い切り楽しむためにも結果を残すしかない。最高のモチベーションで戦う。(netkeirin特派員)