【京王閣競輪・ナイター】連日我慢の3番手回りだった大矢将大が優出成功「決勝は勝負権のある位置で戦いたい」

2025/05/25(日) 18:55

京王閣競輪場のナイター「Odds&S市原C&デイリー杯(FI)」が25日、2日目を開催。5RのA級準決勝に出場した大矢将大に話を聞いた。

「準決でも頑張ってくれた福田(稔希)君の番手にいきたいと思います」と話した大矢将大

 今シリーズの大矢将大は、初日は同県の山崎輝夫、準決は矢口啓一郎と、自分よりも点数が低い選手に前を任せて連日関東ラインの3番手を固めていた。

「山崎君にはお世話になっているし、矢口君にも自分が新潟時代から(上越ラインで)何度もお世話になってきた。(点数差があるから)ファンのためにも自分が番手を主張した方が良いのかなとも考えたんですが…。こっち(折り合って3番手を固める)を選びました」

 考え方は人それぞれで正解はない問題だが、人の優しい大矢は迷いながらも連日"譲る"選択をした。ただ、2着権利とわかっていた準決は、前を任せた植草亮介矢口が捌かれると、すかさず植草にスイッチし、その植草をすくって2着を確保。自らの大立ち回りで決勝のきっぷをつかみ取った。

 決勝は関東4人という布陣。結束も考えられたが「準決でも頑張ってくれた福田(稔希)君の番手にいきたいと思います。決勝は勝負権のある位置で戦いたいので。(初日にラインを組んだ)牧田君には申し訳ないですが」とここは位置を主張し勝負に徹することに。

 2日間、我慢の競走をしてきた大矢が決勝で恵まれる可能性は十分にありそうだ。(netkeirin特派員)

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