2025/05/23(金) 15:25
京王閣競輪場のナイター「Odds&S市原C&デイリー杯(FI)」が24日に開幕。12RのS級初日特選に出場する寺沼拓摩に話を聞いた。
逃げて捲って捌いてとオールラウンダーな寺沼拓摩。何でもできる脚質が一番の売りとなるが、初日はそういう訳にもいかなくなった。関東は長島大介、芦澤大輔の3人セット。しかも、長島はバリバリの自力選手、芦澤は盟友・平原康多の引退でバチバチの好気合。簡単に「前で」と言う感じではなかった。
「決まり手はこんな感じだけど、自分も自力選手なので前でやりたかった。長島さんはずっと自力で頑張ってきた方。それを踏まえて前で頑張りたいという気持ちは伝えました」
寺沼の熱い思いが伝わり、寺沼-長島-芦澤で関東がまとまることになった。
「いやぁ頑張るしかないですね。初日は『自力』。自在は付けなくて大丈夫です(苦笑)」
普段は器用に動いて活路を見出す寺沼だが、ここは恐らく力勝負だろう。無欲の逃げを打てば長島-芦澤で綺麗に抜け出すシーンが浮かぶ。(アオケイ・石濱記者)