【日本名輪会C オッズパーク杯】普段は寝ている時間に阿部将大が約1年ぶりの逃げ切り

2025/05/21(水) 11:35

武雄競輪のミッドナイト「日本名輪会Cオッズパーク杯(GIII)」は21日、2日目を迎える。7RのS級準決勝に出走する阿部将大に話を聞いた。

「いつも寝るのは20時半から21時半の間」と話す阿部将大

 初日7Rは九州トリオのワンツースリーが決まった。阿部将大が前受けから引いて、打鐘前からカマシ先行。渡邉豪大が強烈なブロックで別線の捲りを止め、阿部が押し切った。その阿部、昨年は29勝を挙げて地元記念完全VなどGIIIを3度制したが近況は競走得点が105点台まで落ち込み、昨年のような走りとはなっていない。これが今年の5勝目。人の後ろも増えてきているとはいえ、逃げの決まり手がついたのは1月の地元FI準決勝以来2度目。逃げ切りにいたっては昨年の5月24日、地元FI準決勝以来、約1年ぶりだった。

「ラインで決められたし、逃げ切れたので良かった。乗り方をいろいろと試してて、アップの時にちょっと後ろ乗りにしてみたら、ローラーでもいい感じで脚を回せた。今まではちょっとつんのめっていた感じ。いけそうだなって感じを掴めた。でも後ろ乗りだとヨコの動きがしづらい。レースによって使い分けていきたいですね」

 2節後には連覇を目指す地元記念が迫ってきている。きっかけが欲しい阿部にとってはこれ以上ない内容、感触での白星になった。

 ミッドナイトはA級時代の2021年12月以来、約3年5か月ぶり。昨年、妻の助言で規則正しい生活を心掛けてブレイクを果たしただけに、久々の遅い時間帯出走に前検日は「不安もある」と苦笑いしていた。

「いつも寝るのは20時半から21時半の間。そこから3時くらいに起きて家のことをやって、また4時くらいに寝る。それで5時半くらいに子どもと一緒に起きるんです。特に対策はしてきませんでした。昼間にゆっくり寝られるので、なんとか大丈夫そう。武雄バンクも久々(約3年7か月ぶり)だったけど、夜は軽かったです」

 22時50分発走の初日に好結果。準決勝も同じ7R。状態アップしている阿部が普段は寝ている時間帯に再び激走する。(netkeirin特派員)

閉じる

新着ニュース一覧