【別府競輪・モーニング】紫原政文「予選からだとなかなか難しい。でも頑張らんと!」

2025/05/19(月) 14:07

別府競輪のモーニング「韓国苑カップ(FII)」は19日、2日目を開催。選抜4Rを走った紫原政文に話を聞いた。

「神山のポスターを見て、ああ、オレも頑張らないとって気合が入りました」と話した紫原政文

 昨日、18日に小原太樹(神奈川)の優勝で幕を閉じた宇都宮競輪場の「第1回レジェンド神山雄一郎カップ(GIII)」。昨年12月、36年の選手生活に幕を閉じ、現在は日本競輪選手養成所の所長を務める神山氏の冠杯だ。今月初旬に宇都宮を走った紫原は、競輪場のあちこちに掲げられていた宣伝用のポスターや看板を特別な思いで見ていたという。

「神山のポスターを見て、ああ、オレも頑張らないとって気合が入りました。S級におって、こっちを走りたいなって。5月に神山カップ、6月に中野カップと続けば、ずっと気合が入りっぱなしでしょ」

 神山氏は同期とあって現役時代から常に意識をしていた存在で、神山氏のラストランでは同じレースを走り、戦友を送り出した。そんな仲間の冠杯だけに、来年こそは呼ばれるようにと気持ちを奮い立たせている。実現するためには今期、S級点を確保することが最低条件となる。若い機動型が台頭する1・2班のレベルは年々上がっており、3場所連続完全優勝による特別昇級は現実的ではないため、確実にS級点をゲットしておきたいところだ。

「60歳までS級にいたいですけど、やっぱ、みんな強いしなかなか厳しいですよ。(2場所前の)熊本で初めて(A級の)予選スタートになって、前回の宇都宮と今回は特選スタートの次点。予選からだとなかなか難しい。でも頑張らんと!」

 2日目の4Rは前を任せた池田伍功羽が不発で3着に終わり最終日は一般戦回りとなったが、準決勝で落車、欠場があったためメンバーが再編され、特選に繰り上がった。このあとも厳しい戦局が予想されるが、一縷の望みを託し、夢をつなげるためにも最終日、そして残り1か月半は猛チャージで畳みかける。(netkeirin特派員)

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