2025/05/11(日) 18:00
2025年5月11日 浜松オート
遠鉄グリーンカップ
G1開場69周年記念ゴールデンレース(最終日)
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川口のSGオールスターから1週間。SGウィナーの仲間入りした佐藤励や、鈴木圭一郎、青山周平の「2強」が参戦して、浜松オート「G1ゴールデンレース」が5日間シリーズで争われた。
今開催は日替わりと呼べるほど走路コンディションが目まぐるしく変化。特に一本道となる湿走路に、追い上げる選手は苦戦を強いられて高配当も続出した。佐藤励、佐藤貴也、永井大介らは3日目の準々決勝戦で敗退。さらに青山や荒尾聡らも準決勝戦3着で勝ち上がりを逃した。
一方で不安定走路を味方に、高塚義明、佐藤大地、花田一輝がG1初優出、斎藤正悟は25年ぶりのG1優出と活躍。有力候補が姿を消す中、大会3連覇がかかる鈴木圭一郎、金子大輔らはしっかりと準決勝戦を突破し、優勝戦は0-10mのハンデ戦の構成となった。
※4日目レポートはこちら
※8選手の当日コメントはこちら
【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 風走路(走路温度29度)
1/高塚義明(川口29期)0m 3.36
2/斎藤正悟(浜松24期)10m 3.42
3/佐藤大地(浜松34期)10m 3.33
4/花田一輝(浜松33期)10m 3.33
5/浜野 淳(山陽24期)10m 3.32
6/篠原 睦(飯塚26期)10m 3.32
7/金子大輔(浜松29期)10m 3.29
8/鈴木圭一郎(浜松32期)10m 3.27
※右数字はハンデ、試走タイム
最終日は前日の雨はやみ、朝から好天に恵まれて、1レースから良走路でスタート。試走は3.27で鈴木がトップタイム、続いて金子が29で続く。オッズは鈴木に人気が集中。対抗一番手に金子、次に篠原が推されていた。
やや風が強く吹く中で迎えた優勝戦。6・篠原睦が速攻を決めて2周回で先頭、2番手で金子が続き、6番手スタートだった鈴木は着実に捌いて上昇していく。鈴木は5周回目に金子を、そして7周回目に先頭の篠原をとらえて優勝のゴール。ゴールデンレースは3年連続、5回目の制覇。G1は今年4月の山陽に続いての優勝で、通算21回目。意外にも2025年の浜松での初優勝をG1で飾り、ファンの拍手喝采を浴びた。
■レース展開
スタートは3・佐藤が10線から飛び出し、1・高塚を叩いていく。6・篠原も続いて高塚を捌いて2番手に、7・金子が3番手に浮上する。2周回3コーナーで篠原が佐藤をとらえて先頭奪取、金子が続いて2番手に上がり、篠原を追う。鈴木は5・浜野をかわして4番手、さらに3周回目に佐藤をとらえて前の2車を追う。篠原が先頭で、徐々に金子、鈴木が差を縮めていく。鈴木は5周回4コーナーで金子をかわして2番手に上がると、7周回1コーナーで篠原をとらえて先頭へ。抜け出した鈴木がそのまま優勝のチェッカー。2着に篠原、3着に金子で入線した。
【G1開場69周年記念ゴールデンレース・優勝戦】
2連単8-6 770円(3番人気)
3連単8-6-7 1,170円(4番人気)
優勝/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走車名:カルマS5K
ランク:S2
競走タイム:3.384
今節成績:1着・2着・3着・1着・1着
次走出場予定:浜松(5月16日〜19日)
試走が1番時計で緊張していましたが、ホッとしました。今年に入って、優勝から全く縁がなくて、浜松でも優勝できなかったんですけど、良かったです。
(試走は)すごく手応えがありました。やはり皆さんスタートが早いのでトップスタートとはいかなかったですけど、上手く1コーナーを回れたかなと思います。
自力で抜くというのは難しかったので、ミス待ちにはなりましたが、うまく道が開けて良かったと思います。前がミスしなければ、3着で終わりだなと思っていたので。(抜け出してからは)1人で走る分には試走から良さそうだったので、自信を持って走れました。
新品クランクを整備日に入れて、初日はまずまずの動きだったんですけど、2日目から少し悪くなってきて、3日目全然ダメで、クランクを見てみたら傷だらけ。最近のクランクは買っても買ってもすぐ傷が入ってしまうので、どうにかしてほしいですが(苦笑)、仕方ないので、自分の持っているクランクを入れたら良くなりました。
これからも1走、1走、全力で頑張って、また優勝を目指して頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
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【浜松オート9代目レースヴィーナス「HONOKA」お披露目】
9代目ヴィーナスとしてG1ゴールデンレースの最終日は、ファンのお出迎えから始まり、トークショー、ピットレポート、CS中継、ビギナー講習&予想会、さらに表彰式でのシャンパンファイトまでフル回転。「浜松オートをもっと盛り上げられるように、勉強もして頑張っていきますので、よろしくお願いします」と新ヴィーナスとしての意気込みを語った。
(P-NAVI編集部)