2025/04/13(日) 18:25
2025年4月13日 山陽オート
開場60周年記念 当たるんですpresents
G1第6回令和グランドチャンピオンカップ(最終日)
オートレースの2025年度最初のグレード開催となった山陽オートの令和グランドチャンピオンカップ。4月から2025年度前期ランクが適用され、2期ぶりにナンバーワンとなった青山周平、ランク2位の鈴木圭一郎、3位の黒川京介ら各地区からランク上位の強豪が参戦した。
シリーズは初日から激戦模様となった。佐藤貴也がフライング、丹村飛竜が反妨により失権、さらに準決勝戦では黒川が落車(他落)するなど、有力候補が相次いで勝ち上がりを逸した。
その中でも、鈴木圭一郎と有吉辰也が初日から4連勝で優出。青山周平もオール連対で優出するなど、さすがの安定感を披露。また地元・山陽からは、女子レーサーの松尾彩がただひとり優出を果たす健闘を見せた。
※準決勝戦のレポートはこちら
【12R=優勝戦】
8周回4,100m 10mオープン戦
風走路(走路温度28度)
1/松尾彩(山陽34期)3.38
2/落合巧(浜松33期) 3.35
3/森且行(川口25期) 3.31
4/篠原睦(飯塚26期) 3.31
5/佐藤摩弥(川口31期)3.34
6/有吉辰也(飯塚25期)3.33
7/鈴木圭一郎(浜松32期)3.29
8/青山周平(伊勢崎31期)3.30
※右数字は試走タイム
最終日は前日夜から降っていた雨も朝には止み、風は吹いたが、奇麗な青空が広がり、走路も回復していった。優勝戦の試走は、3.29で鈴木がトップタイム、3.30で青山、3.31で森、篠原が続く。オッズは鈴木と青山の折り返し、対抗に篠原が人気に推されていた。
西日が走路を照らす17時、優勝戦がスタート。佐藤がトップスタートを切るも、序盤から3番手に付けた鈴木が3周回目に先頭に立つ。青山も5周回目に2番手に追い上げるが、抜け出した鈴木が振り切って優勝のゴール。これが意外にも今年初優勝で、令和グランドチャンピオンカップは昨年に続いて、完全優勝での連覇を達成。G1は昨年5月浜松のゴールデンレース以来、通算20回目の優勝を果たし、次のSGオールスターオートレースへ最高の弾みをつけた。
■レース展開
スタートは、佐藤が松尾を叩いて先頭に立ち、2番手に松尾をかわして篠原、鈴木が有吉をかわして1周回で3番手に付ける。佐藤が逃げ、鈴木は2周回3コーナーで篠原をかわして2番手に上がり、青山も4番手までポジションを上げる。3周回1コーナーで鈴木は佐藤をとらえて先頭奪取して抜け出す。青山は4周回目に篠原をかわして3番手に浮上。鈴木が2番手以降との差を広げる中、5周回3コーナーで青山が佐藤を抜いて2番手に上がる。青山も追うが、鈴木がリードを保ったまま、優勝のチェッカー。2着に青山。最終周回で佐藤をかわした篠原が3着に入線した。
【G1令和グランドチャンピオンカップ・優勝戦】
2連単7-8 230円(1番人気)
3連単7-8-4 600円(1番人気)
優勝/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走車名:カルマS5K
ランク:S2
競走タイム:3.370
今節成績:1着・1着・1着・1着・1着
次走出場予定:川口SGオールスター(4月24日〜29日)
やっと勝てました。(連覇で)非常に相性の良い大会です。
(試走は)すごく乗りやすくて、昨日よりも手応えがありました。
(スタートラインでは)特に何も考えていません。今節の中で一番切れたと思います。
すごく先があったので、思い切って捌くことができました。少し風があったので、そこは気になりましたが、自信を持って走りました。
(優勝できて)ホッとしました。(競走タイムは)まずまずだと思います。
流れが良くなるといいですね。今年これが初優勝になったのですが、この流れのまま今年が終われるように、1走、1走を頑張っていきます。
(P-Navi編集部)