2025/03/10(月) 18:15
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」WINTER STAGEの『3月第2戦』が11日に初日を迎える。初日デイの2R 一次予選Bを走る稲村好将に話を聞いた。
今回が2回目の参加となる稲村だが、前回走ったのは22年の7月。そこから約2年半ぶりのPIST6参戦となるので、どうして期間が空いてからもう一度参加しようと思ったのか聞いてみると。
「実はパワー不足を感じたんです。練習で重いギヤをかけてもレースとはまた違う。レースで集中しながら重たいギヤを使えたらなと思ったので」と話してくれた。
話を聞いてみると前回1回だけ走ったのは「カーボンと重ギヤは体に負担がかかるんだよね。前回走ったときは体にキテいたのにムリヤリ走って、もう無理! と思ってそれっきりになってしまったんです(苦笑)」というエピソードがあったようだ。
緊張した面持ちで迎えた久々のタイムトライアルは11秒060の結果。終えたあとには自身のタイムに苦笑いを浮かべながらも「やっぱりGのかかり方が違いますね。前橋のドーム? それとは全然比べものにならないよ(苦笑)。ギヤとかは今回終わってからどうしようか考えようと思う。まずはこのまま走ってみてですね。体にダメージが残らないように宿舎に帰って体をしっかりケアしたいと思います(笑)」と締め括った。
PIST6も始まり始めの頃とは参加している選手の走り方も少しずつ変化をしてきたし、それよりも走るメンバーがここ最近でガラッと変わってきた。今回こそベテラン勢達も多いが、最近では123期や125期も多く参加しているので、若手中心の開催がかなり増えた。
久々に挑む稲村は感覚を呼び戻し、バンクに慣れることからのスタートとなりそうだが、ここで刺激を入れて、現行競輪に弾みを付けたい。(アオケイ・宮本記者)