【前橋競輪・ミッドナイト】相樂修が高齢化の競輪界を語る

2025/03/06(木) 13:45

前橋競輪のミッドナイト「楽天Kドリームス杯(FII)」が5日、2日目を開催。1Rを走った相樂修に話を聞いた。(アオケイ・長谷川記者)

「自分も一応60歳までは選手をやりたいって思っている」と話す相樂修

 昔は50歳を過ぎて走っていた選手なんてほとんどいなかったと思う。それが今はどの開催でも50代の選手が必ずいるし、今回来ている宮倉勇は60歳でも現役バリバリ(宮倉の上にはまだ4人いると言っていた)。日本全体が高齢化になっているから、当たり前と言えば当たり前だが、これについて相樂修が面白いデータを教えてくれた。

「聞いた話なんですけど、2200人いる競輪選手で50歳以上の選手は300人もいるみたい。割合で言ったら15%。これってすごくないですか? 千葉もガールズを合わせると100人ちょっといて、その中で50歳オーバーは15人だから、まさにデータ通り。この間、ボートで77歳の最高齢選手が亡くなったというニュースがあったけど、今後、競輪界も70歳を超えて走っている人がいるかもしれませんね」

 競輪というのは体力や脚力はもちろんだが、それ以外にも緻密な戦略や経験値が必要になってくるし、40代50代のベテランが20代の若手とも対等に戦えてしまう。『こんなスポーツ、他にないだろ?』というCMが前にあったが、ほんと、その通りだ。

「身近なところでは、坂木田雄介さんが自分と同期で同学年。次の誕生日で52歳になります。高卒現役組だと75期の選手が今年50歳になるので、伏見俊昭君や太田真一君も、これからはこっちの仲間入りです。坂木田さんとか宮倉さんを見ていてよく思うんですけど、ある程度年齢がいっても現役の人って、とにかく元気で若々しい。自分も一応60歳までは選手をやりたいって思っているので、そういう人たちを見習いながらコツコツ頑張っていきます」

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