2025年9月10日　松阪競輪
ミッドナイトG3（最終日）

9月8日から3日間シリーズで開催された松阪競輪のミッドナイトG3が10日、最終日を迎えた。佐世保、小松島、武雄に続き4回目となるミッドナイトG3は、S級レーサーが初日から熱戦を展開。準決勝は岩津裕介、小原太樹、立部楓真が1着で決勝進出を果たす中、初日特選を制した東口善朋や優勝候補に挙げられた新田祐大らが優出を逃すなど、真夜中の決戦はし烈な勝ち上がりとなった。
立部と小原を先頭にラインができて2分戦となった決勝は、立部が突っ張って主導権を握り、番手の吉本卓仁が抜け出して優勝。G3初優勝を達成した。
また、同時開催されたガールズケイリンは酒井亜樹が完全優勝を果たした。

※2日目（準決勝）レポートはこちら

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【最終日9R＝S級決勝】
1／岩津裕介（S1・岡山87期）
2／小原太樹（S1・神奈川95期）
3／香川雄介（S1・香川76期）
4／永澤剛（S1・青森91期）
5／吉本卓仁（S1・福岡89期）
6／立部楓真（S2・佐賀115期）
7／高原仁志（S2・徳島85期）

【レース展開】

誘導以下、6立部-5吉本-1岩津-7高原、2小原-4永澤-3香川で周回。まず小原が上昇していくと、赤板過ぎに立部が突っ張る。小原は一旦5番手に戻と、赤板2コーナーから再度仕掛けていく。立部もペースを上げて先行態勢に入り、小原を出させず。打鐘過ぎに岩津が落車のアクシデント。小原は2番手で吉本と並走になるが、佳元も番手をキープして、小原は3番手へ。最終3コーナーから小原マークの永澤も外に踏むが、立部の番手で車間を切った吉本は最終4コーナーから前に踏み込むと、後続を振り切って優勝のゴール。小原3番手の香川が内伸びて2着。小原が3着に入線した。

【最終日9R＝松阪競輪G3決勝】
2車単5-3　13,880円（28番人気）
3連単5-3-2　93,410円（138番人気）
決まり手：差し-差し

優勝／吉本卓仁（S1・福岡89期）
今回戦績：予3・準2・決1
次走出場予定：玉野F1（9月17日〜19日）

G3初優勝ですが、複雑な感じですね。（立部が）前で突っ張るということで、しっかり行ってくれたので、その気持ちをしっかり自分も引き継いで、自分の番が来たらという感じではいました。（並走は）脚は使っていなかったので、キツくはなかったですが、気持ちが弱かったので、それではダメだと思って気合いを入れました。岩津さんが落車したのも分かっていたし、小原君が後ろにいるのも分かっていて、4番（永澤）も見えていたので、これ以上かばうと自分の脚に来ると。
後輩が頑張ってくれたし、先輩が後ろを固めてくれたおかげですね。
（今後は）9車立ての記念は獲りたいです。今まで獲り損ねているので。あと、自力で獲りたかったというのもありました。でも、さすがに厳しいところもあるので、できることは後輩の後ろで仕事して、その中で獲りに行ければと。
まだまだ、できていないですけど、克服して頑張りたいと思います。

（P-Navi編集部）