2025/01/13(月) 18:30
2025年1月13日 伊勢崎オート
伊勢崎市誕生20周年記念
G1第48回シルクカップ(最終日)
オートレースの2025年グレードレース開幕戦となる伊勢崎オート「G1シルクカップ」は1月9日から連日のスピード戦が展開され、本日13日に最終日を迎えた。
伊勢崎特有の赤城おろしが時折、強く吹く中、シリーズはシルクカップ4連覇中の青山周平がけん引。初日から盤石のレース運びで、ただひとり4連勝で大会5連覇に王手をかけた。また、昨年準優勝の三浦康平、地元G1初優出の新井日和ら伊勢崎勢は5名が優出する活躍を見せる一方で、黒川京介や荒尾聡ら優勝候補の面々が勝ち上がりを逸するなど、2025年初戦から激しいレースが展開された。
【12R=優勝戦】
8周回4,100m 10mオープン戦
良走路(走路温度7度)
1/鈴木聡太(伊勢崎29期)3.30
2/新井日和(伊勢崎35期)3.30
3/内山高秀(伊勢崎26期)3.30
4/三浦康平(伊勢崎28期)3.27
5/篠原 睦(飯塚26期)3.33
6/佐藤摩弥(川口31期)3.27
7/有吉辰也(飯塚25期)3.29
8/青山周平(伊勢崎31期)3.26
※右数字は試走タイム
最終日は朝から強風が吹いたが、最終レース前には弱まって、走路コンディションは通常の「良」に変更。試走タイムは3.26で青山が一番時計をマークし、3.27で三浦、佐藤摩が続き、オッズは青山が一番人気で、対抗には佐藤摩、三浦、有吉が上位に支持を集めていた。
迎えた優勝戦。スタートで三浦が飛び出して逃げるが、3番手に付けた青山が2周回に2番手、さらに4周回目に三浦をとらえて先頭に立ち、そのまま振り切り優勝ゴール。見事な完全優勝でシルクカップは5連覇(同一G1で史上初)、G1優勝は29回目となり、単独で歴代最多G1優勝記録の更新と、今年最初のオートレースのグレードレースは青山による記録ずくめの幕開けとなった。
■レース展開
10mオープン戦のスタートは、センター枠から4・三浦が好ダッシュを決めて先制。2番手には6・佐藤が続き、8・青山は2コーナーでインを狙い3番手まで浮上する。三浦が快速で逃げ、青山は2周回3コーナーで佐藤の内に入り、2番手に上がる。さらに青山は三浦との差を詰めると、4周回2コーナーでかわして先頭に躍り出る。三浦も追うが、リードをキープした青山が振り切って優勝のチェッカー。2着に三浦。有吉も上がってくるが、3着は佐藤が入線した。
【G1シルクカップ・優勝戦】
2連単8-4 370円(2番人気)
3連単8-4-6 780円(3番人気)
優勝/青山周平(伊勢崎31期)
競走車名: ハルク・73
ランク:S2
競走タイム:3.326
今節成績:1着・1着・1着・1着・1着
次走出場予定:川口(1月18日〜21日)
信じられないです。実況の吉原さんにプレッシャーをかけられて緊張しましたが、優勝することができて、本当に嬉しいです。G1最多記録と5連覇、めちゃくちゃプレッシャーをかけられましたが、頑張りました(笑)。
昨年の年末(スーパースター王座決定戦)に失敗してしまって、悔しい思いをしたので、何とかいいスタートを切ろうと思って集中しました。(試走は)悪くなかったですし、5日間の中では一番良かったんじゃないかなと思います。皆がスタート速いので、1周で3番手になれて、いい展開を作れて良かったです。
(3番手から)周回もまだ残っていたので、焦らず1車ずつ抜いていければと思っていました。(先頭に立ってからは)早くゴールしたい気持ちと、吉原さんにプレッシャーをかけられたので、何とか優勝しないとと思っていたので、優勝できて良かったです。
たくさんの声援をいただいてモチベーションになるし、くじけそうなときも頑張れます。今年は正月太りを少ししたので(笑)、体重を戻しながら、焦らず1走、1走を頑張ります。
自分がこんな記録を達成できるとは思っていなかったので、本当に嬉しい。まだ始まったばかりなので、気を引きしてめて2025年も頑張りたいと思います。
(P-Navi編集部)