第66回朝日新聞社杯競輪祭G1(前検日)レポート【初日一次予選の注目選手ピックアップ】

2024/11/18(月) 18:40

2024年11月18日 小倉競輪
大阪・関西万博協賛
第66回朝日新聞社杯競輪祭G1(前検日)
※ナイター開催

KEIRINグランプリ2024の出場権をかけた今年最後のG1「第66回朝日新聞社杯競輪祭」が11月19日から6日間、小倉競輪場にて開催されます。
今年のG1優勝者は、郡司浩平選手、平原康多選手、北井佑季選手、古性優作選手の4名。この競輪祭の優勝者と、賞金ランキング上位者がKEIRINグランプリ2024(静岡)の出場権を手にします。6日制のナイター&前半戦はポイント制の勝ち上がりで、グランプリの権利を持っていない選手にとってはラストチャンスを狙い、一時たりとも目が離せない激戦が繰り広げられそうです。
ガールズケイリンは、昨年新設されたG1「第2回競輪祭女子王座戦」が19日から21日までの3日間で同時開催されます。こちらもガールズグランプリ2024の出場者が決定する大一番。今年の初日は1レースから4レースに組まれており、ガールズ選手の熱戦から、競輪祭の幕が上がります!

※KEIRINグランプリ2024出場権争いの詳細については、こちらをご覧ください
◆KEIRINグランプリ2024選考用賞金ランキング

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【第66回朝日新聞社杯競輪祭G1(前検日)ピックアップ】

【初日・5R=一次予選1】
「しっかり自分の実力を出したい」
1番車:太田海也(S1・岡山121期)

自転車競技で言えば、脚力は向上していますが、結果が伴っていない感覚で、もどかしいです。日本の競輪は小松島から走り、結果は伴っていませんが感覚は良くなってきています。(世界選手権で)銅メダルを獲得しましたが、ライバルと思っているハリー・ラブレイセン選手と戦って、手も足も出なかったので、自分としては思うところはないです。(前走の)防府は最終日に、少し自分の感覚と走った脚力がマッチしていなかったので、改善して戦っていきたい。(練習は)玉野で鉄フレームで練習。今まで競輪デビューして、今が一番、鉄のフレームに触れている時間が多い感覚です。すごく楽しみ。しっかり自分の実力を出してレースしたいと思います。

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【初日・6R=一次予選1】
「優勝しないと出られないくらいの気持ちで」
1番車:郡司浩平(S1・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

昨年は(競輪祭の)準決勝でダメでしたが、すぐ切り替えられたことが、(今年の)いい結果に出てくれました。いつも通り1年間を過ごしましたが、課題も見つかりましたし、グランプリの権利は持っていますが、優勝しないと出られないくらいの気持ちで走りたい。自分なりに、ここに向けてピークを持ってくるつもりで、あとは力を出し切るだけです。練習の感じはいつも通りで、レースになれば調整できるので、良い感覚で走れるようにしたい。小倉は特にクセもなく、走りやすい。自分の中で苦手イメージないです。最後のG1で緊張感は高まりますが、パフォーマンスを発揮したいですね。自力でしっかり頑張ります。

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【初日・8R=一次予選1】
「優勝してグランプリに行きたい」
9番車:新山響平(SS・青森107期)

(四日市記念は)優勝した実感はあまりないですが、良かったです(笑)。中野(慎詞)が行ってくれたので、いい後輩を持ったなと思います。感覚と成績がマッチしていないというか、仕上がってはいないので、四日市が終わって、すぐ追い込んで、3日間は調整の形。疲れも取れて、いい状態で入ってこられたと思います。(賞金順位が)昨年と同じ感じなので、しっかり優勝してグランプリ行きたい。小倉はドームで走りやすいし、自分の持ち味を生かして、積極的に行きたいですね。自力で頑張ります。

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【初日・9R=一次予選1】
「獲るしかないと思っている」
1番車:松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

(ここまで)全然、走れていなかったし、納得のいかない1年でしたね。四日市は感触が良かったですが、(準決勝は)後ろ過ぎたというのもあるし、任せている以上仕方ないですけど、もう少しコース取りや踏むタイミングで、どうにかなったかなと思うところがあります。地区プロもあって、直前は小倉にも2日間入って練習しました。(感触は)良かったと思います。(グランプリへ)考えることは少ないので、メンタルは楽。やれることやって、決勝がスタートライン、そこに立てるように頑張ります。初日は(取鳥)雄吾に任せます。小倉は雄吾が得意だし、しっかり信頼。(競輪祭を)獲るしかないと思っているし、できることをしっかりやって自分を信じていきたいと思います。

「課題にしている隙の無いレースを」
2番車:窓場千加頼(S1・京都100期)

昨年の競輪祭でG1に補充で入って、そこからG1戦線で戦えることをイメージしたことで、こんなに充実した1年になったと思います。グランプリを目指す明確な目標ができたのは、オールスターのことがあってから。そのあとは、求められるものが高くなり、プレッシャーに負けていしまい、もどかしかったです。(今年は)高いレベルでトライして、また持って帰ってトライして、そのいい繰り返しができた1年でした。寛仁親王牌は一予選からダメな面が出てしまったが、隙の無いレースを、攻めていく中でしていきたい。(前走後は)ケアもして、うずうずした状態でここまで来られました。新車が届いたので、小倉に合っているとも思うし、それで挑みます。課題にしている隙のないレースをしていきたい。1走、1走、気合いを入れて走るだけ。(初日は)自力で頑張ります。

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【初日・10R=一次予選1】
「いつも通り一生懸命にやる」
2番車:岩本俊介(S1・千葉94期)

春先で大きい結果を残して、そのあとボロボロでしたが、なんとか年末にこぎつけました。こういう風な選手生活を迎えたことがなく、なぜかまだ結果もでていないのですが、皆さんに感謝したい気持ちがわいてきています。落車は痛かったですが、ケガは治るので、いつも通りの練習で、少しずつ上向いてきているかなと思います。(グランプリ争いでも)結局、いつも通り一生懸命にやるのが自分。精いっぱい走る結果が出るのかなと思います。(初日は)前で自力で頑張ります。

「相性の悪さをくつがえしたい」
9番車:脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

(今年は)全体を通して、ちょっと良くないかなと思います。優勝した分の2回は番手からなので、変化は少しずつ出ているのかなと。(前走後は)合宿をしっかり組んで、練習してきたつもりです。(自宅のトレーニングルームが完成し)ナショナルチームと同じ基準の機材がそろいました。(グランプリ争いは)昨年も同じ立ち位置だったので、とくに焦ることはないです。近畿勢はこの大会の相性が悪いですが、くつがえせるように頑張りたい。初日は中部近畿で、自力で頑張りたいと思います。

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【初日・11R=一次予選1】
「優勝を狙っていきます」
5番車:眞杉匠(SS・栃木113期)

まだやりたいレース(長い距離を踏む自力のレース)がうまくできていないので、そこは戻していきたいと思います。賞金ランクは気持ち的には楽ですけど、(競輪祭を)獲ってグランプリを決めたいので狙っていきます。(連覇は)そこまで意識せず、いつも通りです。(感触は)走ってみて、ですね。力を出し切るレースができればいいかなと。自力で頑張ります。

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【初日・12R=一次予選1】
「時期に応じてフィットする乗り方を模索」
7番車:古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

前半戦は情けない結果ばかりでしたが、なんとか盛り返しているかなと思います。京王閣は相変わらず良くなかったですね。しっかり練習してきました。時期が急に変わって、気温も変わって、練習は良かったり、悪かったりだったので、ここでしっかりすり合わせたい。自分が目標にしていること(ダブルグランドスラム)には、しっかり優勝しないと近づけないので、頑張りたい感じです。(自転車の)乗り方は時期によっても、変えていて、その時期に応じてフィットする乗り方を模索している感じ。ドームは好きではないです(苦笑)。自分がナショナルチームと練習して、4年スパンでやっていると言っていますが、それで自ずと(苦手なドームは)克服できるかなと思います。昨年よりも力はついていますが、どれだけまわりとの差がなくなっているか。いつも小倉は(ほかの選手との)開きを感じるので。(初日は)自力で頑張ります。

(P-Navi編集部)

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