2024/11/12(火) 11:00
松阪競輪「第11回施設整備等協賛競輪in松阪、ザ・レオニズカップ(GIII)」は14日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
直後に小倉競輪祭がある、協賛GIIIなので大物は不在。期末に近くなったせいか、選手の入れ替えも16名前後と多くなっている。優勝賞金は420万円、準優勝が261万円、3着でも173万円あり、このクラスの選手にとっては大きい。名前のある選手では松本秀之介が負傷欠場だが、上位陣の顔ぶれは、そんなに変わっていない。
地区の動向を探ってみるが、地元中部地区は、ホームバンクの皿屋豊が主力級。温厚な性格で、みんなを引っ張って行くタイプではないが、今の時流に合っているかもしれない。
2班で予選スタートになるが村田祐樹が売り出し中。9月開催の岐阜記念で決勝3着、10月開催の地元富山FIで優勝、GIの親王牌でも初日特選で寺崎浩平、郡司浩平の3着に入っている。単騎だったがスピード負けしていなかった。今節は警戒される立場になるし、試金石になる。巧者笠松信幸や、ホームの西村豊も優出候補。
北日本の先頭でラインを引っ張るのは高橋晋也。2班だが一番点数を持っている自在の阿部拓真が番手を回る。暴れん坊の星野洋輝、ベテラン内藤宣彦、松阪が拠点になっている伏見俊昭がラインを固める。
関東は長島大介と鈴木竜士が勝ち上がりを模索する。長島大介はロングの仕掛けもできて、鈴木竜士は大胆な走りが持ち味。自分の形に持って行ければ、蕗澤鴻太郎の機動力も通用。
南関は中村浩士がまとめ役で、松坂洋平に川崎GIIIを制している福田知也。
近畿は稲垣裕之が若手を引っ張り、岡崎智哉、中井太祐の自在脚質の選手。2班の自力選手が勝ち上がってくるのが条件。
中国地区は厳しいが、四国勢は充実。太田竜馬が復調気配で、石原颯も乗れている。石原颯を優勝候補の筆頭に推す声もある。競走得点が一番高い湊聖二も若手から人望がある。
九州は松本秀之介の欠場が痛く、メンバー的には厳しい。