【前橋競輪・ナイター】坂上忠克「本当は俺の記念Vだった(笑)」

2024/11/10(日) 23:00

前橋競輪場のナイター「e-SHINBUNカップ(FII・ガールズ)」は11日、初日を迎える。12レースのA級初日特選を走る坂上忠克に話を聞いた。

小嶋社長とタッグを組む坂上忠克。坂上兄弟は、昔、強かったし中部黄金時代を陰で支えた。

 昔からだが、小嶋社長の周りには人が集まる。日大OBのドンであり、GI覇者であり、あるいはアイドルおたくだったりと、いつも笑いが絶えない。

 ここで、連係する坂上忠克に小嶋敬二との思い出を聞くと「ワンツーは何度もあるけど、大きなところではどうかな。確か、九州の記念の決勝で小嶋さんには先行してもらっている。ただ、石川同士だけど、3番手だった。番手? 富生さんです(大笑い)。中部はあの時代、同県でも簡単には番手を回れなかったからね。格とか、実績とかが重視され、そう言うパワーバランスでした」。

 もしかしたら、記者も、その現場に居合わせたかもしれないが、いなくても、だいたい、やり取りは想像がつく。最後に笑いながら「あの時、番手なら僕の優勝でした! 今は時代に合わせなくてはいけないし、パワハラになりますよ」。

 坂上兄弟はあの時代、中部黄金期を支えるバイブレーヤーとして良い選手だった。(町田洋一)

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