2024/11/07(木) 15:45
立川競輪の「東京スポーツ杯(FII)」は8日、初日を迎える。11レースのA級特予選に出走する荒川達郎に話を聞いた。
123期の在所1位の荒川達郎。チャレンジを特進して1、2班戦で戦っているが、近況はやや足踏み状態。能力はある選手だけに、競走と自身の走りが噛み合えばもっと上を狙えるはずである。以前は脚をタメてドンのカマシや後方からの捲りが多かったが、最近は意識してバックを取る走りをしている様だ。
「以前はカマシや捲りが多くて不発のケースもあったんですが、周りの人から『もっとタイミングを重視した走りをした方がいい』とアドバイスされて、それを意識するようになりました。走っていて、タイミングはいいけど、自分の距離ではないなって感じることもあるのですが、そこはラインの力、番手の援護頼みで(笑)」
タイミングを重視した走りに変えて走る自転車のセッティングも変えている様で「前回の西武園は逃げたのですが、どうも良くなかった。それで今回も少し修正しながら走ってみたいと思います。ただ、実戦でも感覚を掴めない時があるので、まずは走ってみてからその都度調整していきたいと思っています」と話してくれた。
走る上で大事な意識改革を実戦している荒川。この走りを続けていれば確実にパワーアップすることは間違いない。今開催の走りにも注目してみたい。(アオケイ・真島記者)