2024/11/06(水) 15:15
別府競輪のモーニング7「みんなの競輪杯(FII)」は6日、初日を開催。3レースのチャレンジ予選に出走した與古田龍門に話を聞いた。
初日3Rは前受けから4番手に引いて捲り返した與古田龍門が1着。マークした濱田昭一郎と九州ワンツーが決まった。
「前を取れたのも良かったし、踏んだ感じも良かった。朝は強いのでモーニングは得意です。風のおかげもありますね」
初日は強いバック向かい風が吹き荒れて先行選手が苦しんだ。「風のおかげ」とコメントしたのは與古田や、追い込んだ番手回りの選手たちだった。
「捲りに行った時に止まる感じもなかった。沖縄の方が風は強いですよ。この前も台風が近づいていて10メートル近く吹いていた。そんな中で練習していたし、風は苦にならない。別府は選手になってからは初めてだったけど、(与勝)高校時代に九州大会で走ったことがあってバックの風が強いのはわかっていました」
自力型が別府を走る際に、風が苦にならないのはなによりのアドバンテージだろう。7月の小松島以来、7節ぶりの初日1着は他にも嬉しいことがあった。
「お客さんから“獲ったぞー”とか、褒めてもらえたんです。レース前も結構、声援が聞こえました。嬉しかったですね。前回、初日1着だった時はスーパーモーニングみたいな開催で、序盤はお客さんが入っていなくて…。お客さんがいる中で初日の1着は初めてですね。やっぱり声援があると気持ちも入る。ミッドナイトとかよりもいいですね」
準決勝も期待していいだろう。「準決勝は同期対決が多くて…」と、これまで決勝進出は1度もない。今回は7Rで藤井優希との対戦が決まった。
「決勝に乗りたいです!」
単騎戦になったが、風を苦にしない走りで初の優出を狙う。(netkeirin特派員)