SG日本選手権オートレース(準決勝戦)レポート

2024/11/03(日) 19:30

2024年11月3日 川口オート
SG第56回日本選手権オートレース(5日目)


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【9R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
0mオープン戦
1/鈴木 宏和 3.32
2/加賀谷建明 3.30
3/中村 杏亮 3.31
4/山田 達也 3.32
5/大木  光 3.32
6/有吉 辰也 3.32
7/岩崎 亮一 3.31
8/佐藤  励 3.28

スタートは最内枠の1・鈴木が先制して、2番手に6・有吉、3番手に8・佐藤、さらに4番手は3・中村が上がってくる。鈴木の逃げで、上位態勢は変わらず、周回を重ねる。7周回目に佐藤が有吉のインを狙うが、有吉も譲らず2番手をキープ。最終周回1コーナー過ぎに再度、佐藤が有吉のインに入っていくが、有吉は後退し、佐藤が2番手、中村が3番手に上がる(佐藤は反妨)。鈴木が逃げ切り1着。2着は繰り上がりで中村が入線した。

1着/鈴木宏和(浜松32期)
競走タイム:3.388
競走車名:ナアーモ
ランク:S15
今節の成績:3着・1着・1着・5着・1着
SG優勝:0回
SG優出:5回目

(公開インタビューより)
すごく嬉しいです。(マシンは)そのままいきましたが、滑ります。走路もあるし、タイヤも低かったです。(試走は)いいと思いました。スタートは自分的には失敗しています。(1枠は)得意ではないです。(有吉は)見えていたので、インをあけないように走っていました。エンジンはいいと思いますが、タイヤが滑ったので、タイヤを探したい。エンジンも夕練に乗って確認。(10周は)苦手ですが、頑張ります。

(枠番選択は)3枠のイメージ悪くないと思います。獲れるように頑張ります!

2着/中村杏亮(飯塚33期)
競走タイム:3.398
競走車名:サボ
ランク:S31
今節の成績:8着・1着・2着・1着・2着
SG優勝:0回
SG優出:3回目

(公開インタビューより)
素直に嬉しいです。今日はちょっとキャブをガラッと換えていきました、すごく上積みがありましたね。(試走の手応えは)ありました。スタートは悪くなかったですが、良くもなかったです。(4番手で)なにか動きあれば仕掛けられるかなと思いましたが、後半はタイヤにきてしまって、苦しかったです。悪くないですが、もう少し上積みほしいです。タイヤは今日のものでいきます。

(枠番選択は)荒尾さんの横が良かったので(7枠に)。今節はスタート切っているので、変なイメージもないです。

※レース結果

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【10R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
0mオープン戦
1/池田 政和 3.30
2/金子 大輔 3.32
3/若井 友和 3.30
4/岩見 貴史 3.34
5/上和田拓海 3.31
6/松本  康 3.32
7/黒川 京介 3.28
8/丸山 智史 3.32

スタートで7・黒川が飛び出して、トップに立つ。2番手は内枠の1・池田、3番手は2・金子が続く。先頭の黒川は快速ぶりを発揮して、2番手以降との差を広げていく。黒川はそのまま8周回を逃げ切り1着。2着は池田がキープし、金子が3着に入線した。

1着/黒川京介(川口33期)
競走タイム:3.351
競走車名:イットウセイ
ランク:S10
今節の成績:1着・1着・1着・1着・1着
SG優勝:0回
SG優出:9回目

(公開インタビューより)
地元のSGですし、(優勝戦に)どうにか乗りたいと思っていたので、すごく嬉しいです。いい状態で入ってこられましたし、昨日もグループの先輩や同期に自分のエンジンのオーバーホールを手伝ってもらったので、なおさらいい状態で走れました。走路温度が高いと思っていましたが、低いときより試走が上がっていたので、いい状態だったと思います。枠も遠いので、技術がすごい先輩がたくさん並んでいたので、スタートでトップに立とうと覚悟を決めて切りました。初日から昨日までより、直線に力が出て良かったですが、走路温度が高くてタイヤの滑りが気になりました。2日目が良かったので、タイヤは換えていきます。地元のファンがいる中で、SG初優勝を見てもらえれば嬉しいと思うので、それに応えられるように頑張りたいです。

(枠番選択は)普段なかなか取れる枠でもないので、空いてるなら1を取りたいと思っていました。タイミングも合って、いいイメージです。地元で優勝できるように一生懸命、走ります。

2着/池田政和(川口23期)
競走タイム:3.359
競走車名:ミオン
ランク:S26
今節の成績:2着・6着・1着・7着・2着
SG優勝:8回(05年川口:スーパースター王座決定戦)
※2018年12月スーパースター以来のSG優勝戦。

(公開インタビューより)
めちゃめちゃ嬉しいです。何もしていません。昨日は雨だったので、雨のセッティングを失敗したのですが、それを戻しました。(試走は)完璧でした。(スタートも)完璧でした。(道中は黒川を)絶対に抜いてやろうと思っていましたが、ちょっと速かったですね。(後ろに金子大輔が)いるのは分かっていました。手前がなくて滑った感じがして、あまり無理はできませんでしたね。喜びに浸っていて、何も考えられないので、(明日に向けては)落ち着いてから考えます。タイヤも当たりつけしますが、今日ので行くと思います。久しぶりの10周回。体力の限界が来るまで頑張ります。

(枠番選択は)余っていたので(8枠に)。気楽なのでイメージは悪くないです。

※レース結果

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【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
0mオープン戦
1/佐藤 貴也 3.33
2/荒尾  聡 3.31
3/篠原  睦 3.32
4/青山 周平 3.27
5/永井 大介 3.32
6/佐々木 啓 3.32
7/小林 瑞季 3.32
8/高橋 義弘 3.33

センター枠から4・青山が飛び出し、内枠を飲み込んで一気に先頭へ。1・佐藤が2番手に付け、2・荒尾が3番手で続いた。2周回3コーナーで荒尾は佐藤のインに入り2番手に浮上。抜け出しが青山はリードを広げて1着入線。佐藤も再逆転を狙ってくらいつくが、荒尾が2着を死守。佐藤が3着に入線。

1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3.346
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・2着・1着・2着・1着
SG優勝:17回(24伊勢崎年:グランプリ)

(公開インタビューより)
めちゃくちゃ嬉しいです。昨日から何もせず、雨も自分なりに乗れたので、そのまま行きました。試走は感触も良かったですし、エンジン状態はいいと思い、あとはスタートに集中しようと。自分の中では目一杯、切れたので、本当に良かったです。(道中も)試走と変わらず、進んでくれる感じがしました。(優勝戦は)時間帯が変わるのと、少しタイヤからか分からないのですが、少しゴツゴツしていたので、そこを改善できれば、これ以上ないと思います。タイヤは今節、使った中で考えます。全力で最後まで頑張ります。

(枠番選択は)1枠が無かったので、2枠を選びました。(鈴木)宏和君が隣で、1回潰さているので。すごいメンバーがそろったので、最後まで頑張りたいですし、楽しみたいと思います。

2着/荒尾聡(飯塚27期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走タイム:3.388
競走車名:デフジャムAK
ランク:S5
今節の成績:4着・1着・2着・2着・2着
SG優勝:5回(21年浜松:全日本選抜)

(公開インタビューより)
疲れました。エンジンは今日が一番良かったと思います。試走の方が感じ良かったんですけど、奔走はフロントが滑ってペースが上げられなかったので、そこをもう少し改善できれば。フォーク周りをやると思います。(スタートは)タイミングが遅れましたが、うまいこともぐりこめました。(佐藤)貴也君にしめられるとキツいと思ったので、ワンチャンスあれば必ずいこうと。(抑える走りは)それしか僕にはない。(後ろからの攻めは)いい加減、あきらめてくれと思って走っていました。とにかく疲れたのと、ホッとしたのと、良かったです。タイヤはもう1本、評判いいものがあるので、それを当てていきます。しぶといレースを見せられるように頑張ります。

(枠番選択は)6番目だったので。内枠ばかりだったので、明日ちゃんと確認してスタート練習します。

※レース結果

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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
0mオープン戦
1/掛川 和人 3.33
2/松尾 啓史 3.29
3/森本 優佑 3.30
4/長田 稚也 3.28
5/鈴木圭一郎 3.27
6/高橋  貢 3.30
7/佐藤 摩弥 3.29
8/中村 雅人 3.28

4・長田と7・佐藤がスタートで飛び出し、前団を形成。3番手は2・松尾、4番手に8・中村、5・鈴木は5番手からレースを進める。長田の逃げで、佐藤が2番手で続き、中村が松尾を捕えて3番手に浮上。中村は徐々に佐藤との差を詰めると、7周回3コーナーで佐藤をとらえ、2番手に上がる。逃げる長田はそのまま押し切り1着。2着に中村、3着に佐藤が入線。鈴木は4着までで優勝戦進出を逃した。

1着/長田稚也(飯塚34期)
競走タイム:3.351
競走車名:ロシナンテ
ランク:S32
今節の成績:3着・1着・3着・7着・1着
SG優勝:0回
SG優出:3回目

(公開インタビューより)
本当にめちゃくちゃ嬉しいです。連に絡んでいましたが、このままでは準決勝を厳しいと思って、上積みを求めました。練習に乗ったら感触が良かったので、同じ状態で乗れて、いいと思いました。スタートは自分が一番、ビックリ。真ん中から思い切り行けて、良かったです。序盤はスタートの勢いで良く回れましたが、後半は腕がパンパン。後半のエンジン作りがいるかなと思います。(明日に向けては)VTRを見て、考えます。タイヤは2日目の2走目のものなので、念には念を入れて確認いれます。

(枠番選択は)宏和さんが3枠を取ったから(4枠に)。イメージは最高です。大穴開けます、応援よろしくお願いします。

2着/中村雅人(川口28期)
競走タイム:3.354
競走車名:Kモンソン
ランク:S9
今節の成績:1着・1着・1着・5着・2着
SG優勝:6回(16年伊勢崎:グランプリ)

(公開インタビューより)
予選同様、手応えはありました。(昨日から)リング交換しています。変えて、失敗は無かったので良かったです。(スタートは)ちょっと遅かったのですが、そのあと行けたので良かったです。先に行かれるのも想定していたので、慌てずじっくり行きました。終始、自分の車の方が強めだったので、そのおかげでいけたと思います。(優勝戦に向けて)今のところ、特別なことは考えていないですが、タイヤが今日で終わりなので、明日は確認して換えていきたいと思います。

(枠番選択は)順番で(5枠に)。今節は5枠から切っていないので、何とも言えないですが、外よりはいいと思います。良いメンバーそろったので、いいレースできるように頑張ります。

※レース結果

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【最終日・12R=優勝戦】
*10周回 5,100m
0mオープン戦(枠番選択)
1/黒川京介(川口33期)選択1番目
2/青山周平(伊勢崎31期)選択2番目
3/鈴木宏和(浜松32期)選択3番目
4/長田稚也(飯塚34期)選択4番目
5/中村雅人(川口28期)選択5番目
6/荒尾聡(飯塚27期)選択6番目
7/中村杏亮(飯塚33期)選択7番目
8/池田政和(川口23期)選択8番目

準決勝戦1着選手の内、初日から4日目までの競走得点上位選手から、好きな枠番を選択。2着選手も同様の順番で指名する。1番目選択の黒川が1枠を宣言すると、青山が2枠、鈴木宏が3枠……と選択順に内枠から埋まっていった。

まず注目は日本選手権3連覇に挑む青山周平だろう。今回は2枠となったが、現在SGも2連続優勝しており、盤石のレース運びを見せるか。
SG初優勝を目指すのは、黒川、鈴木宏、長田、中村杏の4名。とくに黒川は今節ただ一人、初日から全勝で勝ち上がっており、地元SGで初のタイトル奪取なるか。
グランドスラマーの中村雅、悲願の日本選手権Vを目指す荒尾聡、6年ぶりのSG優出を果たした池田ら実力者の動向も目が離せない。
スーパースター王座決定戦トライアル戦のポイントも気になるところで、特に池田は現在0ポイントだけに、最終戦で大逆転の出場があるか注目だ。

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第39回スーパースター王座決定戦・トライアル戦のポイント状況!

順位・選手名・得点
SG優勝:金子大輔
SG優勝:青山周平
1位:鈴木圭一郎 43点(浜松1位)
2位:黒川京介 22点(川口1位)
3位:有吉辰也 21点
4位:佐藤摩弥 17点
5位:鈴木宏和 16点
6位:荒尾 聡 9点(飯塚1位)
7位:中村雅人 8点
8位:若井友和 6点
8位:中村杏亮 6点
10点:加賀谷建明 6点
11位:佐藤貴也 5点
11位:木村武之 5点
13位:長田稚也 4点
14位:森本優佑 3点
15位:高橋 貢 2点
16位:松本 康 1点
16位:新井日和 1点

-位:池田政和
-位:松尾啓史(山陽1位)
※今開催の優勝戦進出選手は太字で記載

◆SGレース優勝戦得点表
優勝=出場権獲得
2着=10点
3着=8点
4着=7点
5着=6点
6着=5点
7着=4点
8着=3点
責外=4点
責任=0点

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SG第56回日本選手権オートレースの特設サイトを公開中!
※特設サイトはこちらからご覧ください。

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【過去のSG日本選手権オートレース・優勝戦レポート】
2023年11月(浜松)優勝:青山周平
2022年11月(飯塚)優勝:青山周平
2021年11月(浜松)優勝:鈴木圭一郎
2020年11月(川口)優勝:森且行
2019年11月(飯塚)優勝:青山周平

(P-Navi編集部)

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