2024/10/12(土) 12:45
川崎競輪場の「大阪・関西万博協賛(GIII)」は12日、2日目を開催。3Rの選抜に出場した猪狩祐樹に話を聞いた。
岐阜記念2日目終了後に「もう動けません。追い込みになります!」と高らかに宣言した猪狩祐樹は、その直後の3日目に単騎でまくりを発動させ業界内をざわつかせた。その後は宣言通り他地区でも3番手を回るなどして追い込み転向アピールを続けていたが、この日はライン3番手回りからバック手前で自力に転じ、またもやまくりを決めてしまったのだった。
レース後はばつが悪そうに「前が並走の9番手だったし、内には行けないから外を踏んだ。そうしたら思いのほか伸びてしまって…。でもあれは禁じ手ですよね。味方の金田君があれだけ脚をつかって頑張ってくれたのに…。単騎だったらあれで良いんでしょうけど、ラインを固めている以上あの走りはどうかと思うし、見栄えが悪かったです」と反省の弁を繰り返した。
またひとつまくりの決まり手を増やしてしまったが、追い込みとしての勉強は確実に積んでいる。
「他地区の3番手を回ったりすると、いろいろな組み立てのプランを聞けるし勉強になる。落ちるところまで落ちているしあとは(点数を)上げるだけなので」
タテ脚の鋭さは言わずもがな。さらに経験を積んでいけば、良い追い込み選手になるかもしれない。(netkeirin特派員)