2024/03/23(土) 23:55
特別G1共同通信社杯プレミアムカップ(4日目)
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【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:湿)
最内枠から1・荒尾聡がスタート先制。2番手に3・吉原恭佑、3番手に4・岩見貴史で、6・高橋貢が4番手からチャンスをうかがう。高橋は2周回目に岩見を、4周回目に吉原をともに捲りでとらえて2番手に上がり、先頭の荒尾を追う。外から逆転を狙う高橋だったが、荒尾が抑え切り1着ゴール。2着に高橋。8・早船歩もアウトコースを使って前団に迫るが、3着は吉原が入線。
1着/荒尾聡(飯塚27期)
競走タイム:3.703
競走車名:デフジャムAK
ランク:S10
今節の成績:7着・5着・1着・1着
G1優勝:12回(23年山陽:プレミアムカップ)
初日、2日目と着外に終わるも、3日目の良走路で1着を取ると、湿走路の準決勝戦は1枠から好スタートを切って連勝、優出一番乗りを果たした。近況はスタートの切れ味が抜群だが、優勝戦に向けて、マシンは大きなパーツ交換も考えていく。昨年3月の山陽で、プレミアムカップ初優勝を達成。今回も昨年と同じく湿走路が濃厚で、当地の特別G1連覇なるか。
2着/高橋貢(伊勢崎22期)
競走タイム:3.706
競走車名:Sウルフ
ランク:S7
今節の成績:4着・3着・1着・2着
G1優勝:28回(21年飯塚:開設記念レース)
コースを見極めて前をさばき、G1に限定すれば、昨年12月の山陽スピード王決定戦以来の優出を決めた。その時も話題にあがったが、今回も期待されるのは、通算29回目となる単独G1最多優勝新記録の更新(現在は28回で飯塚将光さんと並ぶ最多タイ記録)。3日目の勝利で通算1642勝、オートレースの最多勝記録も更新し続けるレジェンドが、また偉大な記録更新に挑む。
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:湿)
スタートはセンター枠から4・有吉辰也が飛び出し、大外の8・金子大輔も好ダッシュを決めて2番手につけて、序盤から両者のマッチレースの展開となる。金子は有吉のインを狙うも、有吉が抑え込む。後続からは6・新井恵匠も上がって優出争いに加わっていく。金子は最後切り返しを狙うが、有吉が振り切って1着。2着に金子、3着に新井が入線。
1着/有吉辰也(飯塚25期)
競走タイム:3.668
競走車名:キックアス
ランク:S8
今節の成績:1着・5着・2着・1着
G1優勝:14回(21年川口:開設記念レース)
クラッチ関係の部品を交換したことで、スタートの威力が戻った。準決勝戦も抜群のスタートで飛び出し、金子大輔の攻めをシャットアウトした。優勝戦は選択順3番目で、2枠をゲット。再びスタート攻勢を仕掛けて、G1は2021年の川口以来、プレミアムカップは2010年以来14年ぶり2回目の優勝を目指す。
2着/金子大輔(浜松29期)
競走タイム:3.668
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S3
今節の成績:2着・2着・1着・2着
G1優勝:5回(18年飯塚:開設記念レース)
有吉辰也に押し切られたものの、8枠から思い切りよくカマシて好位置につけ、今節はオール連対で優勝戦に進出。2月の全日本選抜では湿走路の中、9年ぶりのSG制覇を遂げたばかり。優勝戦は5枠から、SGに続いて2強打破を狙う。優勝ならプレミアムカップも9年ぶり2回目で、通算50回目の優勝となる。
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【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:湿)
3・鈴木圭一郎がスタートで内枠を飲み込んで、序盤からレースの主導権を握る。6・松本康も好スタートを切って2番手に、3番手は地元の8・岩崎亮一が続く。先頭に立った鈴木は、リードを保ったまま、6周回を押し切り1着。序盤の態勢のまま変わらず、2着に松本、3着に岩崎が入線した。
1着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.632
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G1優勝:16回(24年浜松:スピード王決定戦)
今節初日から良走路で3連勝、準決勝戦は湿走路となったがスタートから盤石のレース運びで完全優勝に王手をかけた。枠番選択では2番目に、準決勝戦と同じ3枠を選んだ。今年ここまで38走して2着以内は36回、着外は2回のみの安定感。プレミアムカップは2019年に山陽で優勝歴あり、5年ぶり2回目の優勝を手にするか。
2着/松本康(伊勢崎32期)
競走タイム:3.648
競走車名:モササウルス
ランク:S38
今節の成績:3着・2着・3着・2着
G1優勝:0回
スタート鋭発から好展開に持ち込んで、今節は1着こそないものの、オール掲示板入りで優出。G1は今年1月のシルクカップ以来、7回目の優出で、プレミアムカップは初優出。今回の優出メンバー8名のうち、ただひとり記念タイトルがないが、念願のグレードレース初優勝を目指して、7枠から攻勢をかけたい。
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:湿)
1・青山周平が最内からスタートを決めて、2番手には7・中村杏亮、混戦を縫って3・加賀谷建明が捲りで3番手に浮上する。逃げる青山を中村も懸命に追うが、4周回目に加賀谷がインに飛び込み2番手に。さらに加賀谷は抜け出した青山を猛追して、ゴール前も詰め寄るが、青山が1着ゴール。2着に加賀谷。3着に中村が入線した。
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3.632
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G1優勝:25回(24年川口:開設記念グランプリレース)
枠番抽選の準決勝戦で1枠からスタートをきっちりを決めて、レースの主導権を掌握した。最後は加賀谷建明に詰め寄られるも、押し切って今節4連勝、前節からの連勝を6に伸ばした。昨年9月に浜松でプレミアムカップを制しており、今回は大会連覇がかかる。さらに前節の川口G1開設記念グランプリレースで通算99Vを飾っており、大台の100V達成なるかも注目の的。優勝戦も枠番選択1番目で1枠をゲット。昨年のMVPが、またひとつ金字塔を打ち立てるか。
2着/加賀谷建明(川口27期)
競走タイム:3.632
競走車名:プログレス
ランク:S19
今節の成績:1着・6着・4着・2着
G1優勝:1回(22年飯塚:開設記念レース)
1周目こそ5番手に甘んじるが、オート界屈指の雨巧者は内外自在にポジションを上げると、セーフティーリードと思われた青山周平との差をゴール前の接戦まで持ち込むまで追い込んだ。優勝戦は8番目の選択で8枠になったが、最終日も湿走路が濃厚なだけに大外一気の仕掛けは侮れない。山陽のみ過去にグレードレース優勝歴はないが、2022年飯塚の開設記念レース以来となる通算2回目のG1優勝に期待。
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m 0mオープン戦
1/青山周平(伊勢崎31期)1番目
2/有吉辰也(飯塚27期)3番目
3/鈴木圭一郎(浜松32期)2番目
4/荒尾聡(飯塚27期)4番目
5/金子大輔(浜松29期)5番目
6/高橋貢(伊勢崎22期)6番目
7/松本康(伊勢崎32期)7番目
8/加賀谷建明(川口27期)8番目
※右数字は選択順
優勝戦は、0mオープン戦の枠番選択となった。
枠番選択は青山が最初に1枠と選ぶと、2番目の鈴木は3枠を選び、3番目の有吉が間の2枠に。4番目の荒尾以降は、順に内枠から埋まっていった。
まず、ここも初日から4連勝で勝ち上がってきた、青山周平と鈴木圭一郎の2強対決が焦点となろう。
また、山陽のプレミアムカップ連覇のかかる荒尾聡や、湿走路のSG全日本選抜を制した金子大輔、スタート威力戻る有吉辰也、大外から出も侮れない加賀谷建明など好メンバーが出そろった。
最終日の天気は、朝から雨予報。高確率で準決勝戦と同じく湿走路での決戦となりそう。SS王座決定戦トライアル戦へのポイントも変更された今回のプレミアムカップ、年末の大一番へ大きく前進を決めるのは……!?
【プレミアムカップ優勝戦のポイント】
プレミアムカップの優勝戦は、年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦へのポイント対象レース。
今年から付与ポイントが変更され、優勝戦の4着から8着にもポイントが与えられる。
共同通信社杯プレミアムカップ優勝戦得点表(変更後)
着順 得点
1着=10点
2着=8点
3着=6点
4着=5点
5着=4点
6着=3点
7着=2点
8着=1点
責外=2点
責任=0点
▼SG・プレミアムカップの優勝戦ポイント状況
SG優勝:金子大輔
1位 鈴木圭一郎 10
2位 有吉辰也 8
3位 黒川京介 7
4位 青山周平 6
5位 荒尾 聡 5
6位 中村雅人 4
7位 佐藤摩弥 3
※3月23日現在
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【過去のプレミアムカップ・プレイバック】
2023年9月浜松オート
優勝:青山周平
2023年3月山陽オート
優勝:荒尾聡
2022年9月浜松オート
優勝:青山周平
2021年7月飯塚オート
優勝:永井大介
2021年3月飯塚オート
優勝:青山周平
2020年9月山陽オート
優勝:早川清太郎
2019年9月山陽オート
優勝:鈴木圭一郎(P-Navi編集部)