2023/10/09(月) 18:40
チャリロト杯G2浜松記念 曳馬野賞(最終日)
新設された浜松オートのグレードレース「チャリロト杯G2浜松記念 曳馬野賞」が10月5日から9日まで、5日間のシリーズで開催された。今回の注目は、鈴木圭一郎の復帰。8月のSGオートレースグランプリの優勝戦で負傷(肋骨の疲労骨折)して、欠場が続いていたが、約1カ月半ぶりに、このチャリロト杯G2から戦列に戻ってきた。
その鈴木は、初日こそ3着スタート、2日目からは3連勝で優出。今季からランクもS1に返り咲いており、復帰戦からナンバーワンの走りでシリーズを牽引した。
また、今開催は、序盤戦が強風、4日目・準決勝戦が湿走路と、走路コンディションも大きく変化。優勝候補だった荒尾聡は落車により途中欠場、鈴木宏和、佐藤摩弥、黒川京介、早川清太郎らは準決勝戦で敗退するなど、初代覇者を決める大会は、激戦となっていった。
【12R=優勝戦】
*8周回4,100m
斑走路(走路温度24度)10mオープン戦
1/岩科鮮太(浜松29期)3.33
2/中村友和(浜松32期)3.31
3/別府敬剛(飯塚23期)3.31
4/鐘ヶ江将平(飯塚31期)3.33
5/浦田信輔(飯塚23期)3.30
6/丹村飛竜(山陽29期)3.30
7/金子大輔(浜松29期)3.29
8/鈴木圭一郎(浜松32期)3.27
※右数字は試走タイム
最終日も前日までの雨が残り、湿走路で第1レースは開始したが、曇空で走路は徐々に乾きだし、優勝戦の時間帯には、ほぼ良走路の斑(ぶち)まで回復した。
試走は3.27で鈴木がトップタイムをマーク。2番手に金子、3番手に浦田、丹村が続き、抜けた試走タイムを出した鈴木に人気が集中した。
レースはスタートを決めた別府が逃げる中、早々に2番手に付けた鈴木が、3周回目で先頭へ。そして、盤石のレース運びで、後続を寄せ付けず優勝のゴール。復帰戦となる今シリーズだったが、G2通算6回目、チャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞の初代覇者に輝いた。
■レース展開
浦田信輔のフライングで、2回目のスタートは、別府が内枠を叩いて先手を奪取する。鈴木も大外からスタートを決めて1周回で2番手、金子も内から進出して序盤で3番手に付ける。鈴木は3周回4コーナーで別府のインに入り、先頭に立つ。鈴木は徐々に後続との差を広げる中、6周回目に金子が別府をとらえて2番手に上がる。鈴木はそのままリードを保ったまま優勝のチェッカー。2着に金子、3着に別府が入線した。
【チャリロト杯G2浜松記念 曳馬野賞・優勝戦】
2連単8-7 250円(1番人気)
3連単8-7-3 1,290円(4番人気)
優勝/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
競走タイム:3.363
今節成績:3着・1着・1着・1着・1着
次走出場予定:オートレースメモリアル(飯塚/10月14日~10月18日)
久々のレースだったので、どうなることかと思ったのですが、何とか優勝できて、凄く嬉しいです。
(初代覇者は)あまり意識せずに走ったのですが、第1回目の優勝者になれたので、ホッとしている気持ちです。
試走の手応えは、良かったと思います。1回目のスタート(浦田信輔がフライング)は空回りしてしまっていたので、運もありましたね。
別府(敬剛)さんも凄く良いところを走っていたので、なかなか抜けなかったのですが、うまく切り返せて良かったです。あとは、一杯、一杯でした。
いつもより部品は換えていないですが、良い動きになってよかったです。
この流れのまま、またSG日本選手権オートレース(10月31日~浜松オート)に戻ってきたいと思います。これからも良いレースを目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。
(P-Navi編集部)