2023/06/11(日) 22:29
伊勢崎オート(最終日)
日本トーター・日刊スポーツ杯
G2稲妻賞
※ナイター開催
【12R=優勝戦】
*8周回4,100m
湿走路(走路温度=22度)10mオープン
1/吉原恭佑(伊勢崎32期)3.60
2/田村治郎(伊勢崎30期)3.60
3/内山高秀(伊勢崎26期)3.59
4/岡部聡(山陽19期期)3.59
5/鈴木宏和(浜松32期)3.61
6/荒尾聡(飯塚27期)3.59
7/金子大輔(浜松29期)3.55
8/青山周平(伊勢崎31期)3.59
※右数字は試走タイム
先月、改修を終えて新走路となった伊勢崎オートレース場にて、新走路初のグレードレース「G2稲妻賞」が6月7日より5日間のシリーズで開催された。
伊勢崎3強の青山周平、高橋貢、早川清太郎が揃い踏みで優勝争いをリードするかに思われたが、2節連続優勝で迎えた高橋、今節ただひとり3連勝で勝ち進んだ早川の両名が、ともに準決勝戦で敗退。大会連覇のかかる青山は準決勝戦こそ1着で突破したが、初日から3日目までオール2着と、傑出者不在のままシリーズは進んだ。
外来勢からは初タイトル奪取を狙う鈴木宏和や、金子大輔や荒尾聡、先日1200勝達成の岡部聡ら実力者がファイナルに名を連ね、優勝戦は10mオープン戦が組まれた。
最終日は雨が降り続き、第1レースから走路コンディションは湿走路へ。新走路の雨をいかに克服するかが、大きなポイントとなり、さらなる激戦が予想された。
試走タイムは3.55で金子がトップ。3.59で内山高秀、岡部、荒尾、青山の4車が続く。人気オッズは雨巧者の荒尾や吉原恭佑、試走一番時計の金子らを中心に支持が集まっていた。
小雨の降る中、優勝戦がスタート。最内からスタートを決めた吉原と、6枠から好ダッシュの荒尾が序盤からマッチレースを展開。アウトコースを攻めた荒尾は5周回目に吉原を捲り切ると、そのまま押し切って優勝のチェッカー。
グレードレースは今年3月山陽でのプレミアムカップに続いて、今年2回目。G2は2019年飯塚のオーバルチャンピオンカップ以来、通算9回目で、伊勢崎でのG2優勝は初となった。
■レース展開
スタートは1・吉原が飛び出して先制。2番手には3・内山が続き、6・荒尾もスタートから3番手に付ける。荒尾は1周回3コーナーで内山を捲ると、逃げる吉原を追う。吉原を外から荒尾が迫る攻防が続き、5周回4コーナーで荒尾が吉原を捲りでとらえて先頭に立つ。荒尾はそのまま後続を振り切って優勝のゴール。2番手に吉原、3番手に内山、さらに4番手から7・金子も追い上げ、ゴール前で内山が吉原をかわして2着。吉原が3着で入線した。大会連覇がかかった青山は6着に終わった。
【G2稲妻賞・優勝戦】
2連単6-3 20,250円(40番人気)
3連単6-3-1 104,330円(168番人気)
優勝/荒尾聡(飯塚27期)
競走車名:デフジャムKN
ランク:S5
競走タイム:3.650
今節成績:4着・1着・1着・2着・1着
次走出場予定:浜松(6月17日~20日)
伊勢崎はG1での優勝が1回(2010年の開設記念シルクカップ争奪戦)あるだけだったので、伊勢崎での優勝自体が、これが2回目。最近はちょっと不調で、いまいち波に乗れなかった原因が分かったので、修正できて良かったです。
(湿走路で)メンバー的にも、中が混む展開になると思っていたし、今節は隣のロッカーが加賀谷(建明)だったので、加賀谷になりきって走ろうと思っていました。道中は1・2コーナーが滑ることを竹谷(隆)さんにもアドバイスをいただいていたので、しっかりと3・4コーナーで勝負をかけました。コースを外せば滑るのは分かっていたので、しっかり滑らせないコースを走りました。
地元のような声援をたくさんいただいていたので、本当に嬉しかったです。優勝した後が大事だと思うので、また一走、一走、頑張ります。
(P-Navi編集部)