【高知競輪G3】新田祐大が今年2回目の記念V

2023/04/09(日) 19:58

【高知競輪G3】新田祐大が今年2回目の記念V

2023年4月9日 高知競輪

開設73周年記念「よさこい賞争覇戦」G3(最終日)

2月に行われた全日本選抜競輪G1の熱戦が記憶に新しい高知競輪場で、4月6日より4日間の日程で開催されてきた開設73周年記念「よさこい賞争覇戦」G3が、本日最終日を迎えた。準決勝では、自在の立ち回りが増えてきた新田祐大や平原康多、荒井崇博が混戦を抜け出す活躍を見せると、犬伏湧也は、松浦悠士と才迫開を連れて力強い捲りを放ち、ラインで上位を独占。また、町田太我が番狂わせを起こす先行逃げ切りの好走で、グランプリ覇者の脇本雄太を退けるなど、日本選手権競輪の前哨戦を思わせる熱戦が展開されてきた。
注目の決勝は、直線抜け出した町田太我の番手から松浦悠士が差し脚を伸ばすも、猛然と追い込んだ新田祐大がゴール直前でかわし1着でゴール。今年1月の立川記念以来、今年2回目のG3優勝を手にし、ファンの歓声を浴びた。

※第5回ガールズフレッシュクイーンのレポートはこちら

【高知競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/犬伏湧也(S1・徳島119期)
2/平原康多(SS・埼玉87期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/松川高大(S2・熊本94期)
5/町田太我(S1・広島117期)
6/宗崎世連(S2・高知100期)
7/荒井崇博(S1・佐賀82期)
8/才迫開(S2・広島101期)
9/新田祐大(SS・福島90期)

【レース展開】
高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦12RS級決勝打鐘

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦12RS級決勝最終HS

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦12RS級決勝最終1センター過ぎ

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦12RS級決勝最終2センター付近

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦12RS級決勝ゴール

誘導以下、2平原-4松川、9新田-7荒井、1犬伏-6宗崎、5町田-3松浦-8才迫で周回を重ねる。まず町田が犬伏の横まで上昇。町田は外並走から打鐘で動いて、平原をかわし主導権取りに出る。平原は3番手で粘り、位置を確保。最終HSから犬伏が巻き返しのスパートを打つと、宗崎は離れ、単独先行となり、最終2コーナーでは番手に町田がおさまる形に。町田は番手から仕掛けて、最終4コーナーで犬伏をとらえて先頭。最後の直線では町田マークの松浦も差し脚を伸ばすが、その外を6番手から前を追った新田が、ゴール前で差し切り優勝ゴール。2着に松浦、3着に町田が入線した。

【高知競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単9-3 1,240円(3番人気)
3連単9-3-5 11,900円(44番人気)
決まり手:差し-差し

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦決勝勝者新田祐大
優勝/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績/特8・二2・準1・決1
次走出場予定/小田原G3(4月13日~16日)

犬伏(湧也)君と町田(太我)君が後ろに位置を取ったのが想像していたものと違ったのですが、一番後ろにならないようにと思っていました。いろいろなレースパターンを考えましたが、どういうレースの流れになろうと、対応できるように心構えをしていましたね。最終1センター付近で、8番(才迫)と6番(宗崎)が外に浮いているところを平原(康多)さんが前に踏んで行ったので、それを追いかける形になりました。最終BSではスピードが一瞬、緩んだと感じたので、そこからは全力で行くだけ。今開催は、自分で風を切るレースもしたし、今日のようなレースもあり、さまざまなレース内容で4日間を走ることができました。自分の試したいこと、やってみたいこと、結果を残すことなど課題があった中、いい形で締めくくることができたので、次に活かせるようにしたいと思っています。

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦決勝勝者新田祐大

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦決勝勝者新田祐大

高知競輪開設73周年記念よさこい賞争覇戦決勝勝者新田祐大

\高知G3(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日6R=S級特選】
太田海也
「難しさを次に活かす」
1着/太田海也(S2・岡山121期)

前走の玉野記念から、前の選手の仕掛けに乗って、すかさず叩いて出る流れを課題として練習していたのですが、今までの流れを意識し過ぎて、少しタイミングを間違えた感じがありました。トップ選手は、そこを素早く判断できると思うので、今日のことを教訓にしたいと思います。競輪は、セオリーが何パターンもあり、難しくもあり、面白さでもあります。難しいからこそ、失敗したので、次はそれを活かしていきたいと思います。

【最終日8R=S級特選】
脇本雄太
「見えた課題を次に繋げて」
1着/脇本雄太(S・期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

後ろの競りを含めて、深く考えすぎると負けてしまうので、後ろの選手には申し訳ないのですが、1着を取れることを考えて走った感じです。反省するところはありますが、走った以上はなにかしらの収穫を得たいと思っていました。今節、走り終えて課題が見えてきたので、しっかり頑張りたいです。腰の状態に不安はありましたが、痛みが発生せず、4日間をしっかり走り切れました。この状態で、次に繋げていきたいと思います。(P-Navi編集部)

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