2023年3月20日　別府競輪

ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ

選考期間である2022年7月～2022年12月の平均競走得点上位者が選抜される「ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ」。第7回ウィナーズカップ（最終日）の第9レースに行われる当レースには、チャリレンジャーから佐藤水菜選手と鈴木美教選手がエントリー。今年最初のガールズケイリンのビッグレースに挑む2選手に、意気込みをうかがいました。

【ウィナーズカップ（最終日）9R＝ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ】

「とにかく、やるしかない状況」
1番車：佐藤水菜（L1・神奈川114期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）

―まずはネーションズカップ（カイロ）の金メダルおめでとうございます。
佐藤「ありがとうございます。自分の調子も良くない状態で、ケイリンもお休みをしていたので、どんな状況でもちゃんと戦えるところを見せたいと思っていました。くじ引きの運が悪くて、2回とも1番を引いてしまったのですが、前回のマチルド・グロ選手に対して、自分の走り方が良かったので、それを自信に変えて、しっかり走ろうと。決勝はアクシデントがありましたが、一番いいタイムで上がれているので、自分のでやるべきことはしっかりできた大会でした」

―昨年末の落車の影響は？
佐藤「まだ右肩が痛いですが、競技を行っている部分で違和感はなくなってきています」

―今回が久しぶりのガールズケイリン出走となります。
佐藤「落車した時のフラッシュバックが起きないように、楽しめればなと思います。今は、1日、1日を生きることに精一杯。強い、動ける選手が多いので、しっかりと自分の力を出し切りたいと思います」

―ネーションズカップからの連戦となります。
佐藤「体調も良くなかったので、飛行機の中でも気絶したように休んでいました。それに自転車のセッティングも違いますし、ガールズケイリンのフレームで練習もできていないので、不安要素も大きいです。自分自身もどういう走りができるのか、つかめていません。でも、とにかくやるしかない状況です」

―最後に意気込みをお願いします。
佐藤「疲れていたりして、ここに向けて万全というわけではなく、ハンデを背負っていると思いますが、自分の力を出し切って、優勝できるように頑張りたいと思います」

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「優勝できるように一発を狙って」
6番車：鈴木美教（L1・静岡112期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）

―まずは現在のコンディションから教えてください。
鈴木「前回（福井）、ここに向けて試していたことが合わなかったので、それを元に戻しました。修正もしてきたので、調子は普通くらいですね」

―最近は戦法のバリエーションも全体的に底上げされているように見えますが。
鈴木「デビューした時から、何でもできるところで勝負していました。でも、昔と今で違うところは、長い距離を踏めるようになったこと。長い距離を踏めるからこその、捲り、差し。そこが今の強みになっているかなと思います」

―コンスタントにバックも取っていますよね。
鈴木「いけるところはいこうかなと思っています。練習もしっかりしていますし、こんなに練習をやっているのだから、競走でも大丈夫かなと言う気持ちがいいのかもしれないですね」

―戦い方の変化のきっかけは？
鈴木「一昨年のガールズグランプリトライアルで落車して、気持ちの部分が変わりました。それまでは、自分が危ない位置にいたりしていたので。前を走って、自分の力を出し切った方が、結果につながることも分かったし、危なくない。そこから変わっていったと思います」

―最後にメッセージをお願いします。
鈴木「今年は、ここのコレクションを走れることが分かっていたので、まずは今開催を頑張りたいです。みんな強い選手ばかりなので、一発を狙って、優勝できるように頑張りたいと思います」

【9R＝ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ】
1／佐藤水菜（L1・神奈川114期）
2／児玉碧衣（L1・福岡108期）
3／太田りゆ（L1・埼玉112期）
4／柳原真緒（L1・福井114期）
5／小林優香（L1・福岡106期）
6／鈴木美教（L1・静岡112期）
7／尾方真生（L1・福岡118期）

【ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ・メンバー紹介】

1／佐藤水菜（L1・神奈川114期）
コレクション出場：8回目
コレクション優勝：3回
今年の優勝数：0回（今年初出走）

ジャカルタからカイロまで、期間も詰まって、体調も良くなかったこともありましたが、しっかりと力を出せたと思います。今はレースごとに自分がやるべきことをやっている感じですね。国際レースとガールズケイリンは別物なので、あたたかい目で応援してほしい。久々のガールズケイリンなので、空気に飲まれずに自分のペースで。しっかりと力を出し切れるように頑張ります。

2／児玉碧衣（L1・福岡108期）
コレクション出場：21回目
コレクション優勝：5回
今年の優勝数：1回

練習ではいいタイムが出てきているので、練習通りに走れれば問題ないかなと思います。8割くらいは戻っていますが、上がりタイムやフォームを見直すと、まだまだですね。九州地区なので、応援も多いと思うし、それを力にして走りたい。優勝できてなく、賞金も足りず焦っているので、ここで上位に入っていきたい思いはあります。隙あらば人を頼らず、自力で頑張りたいと思います。

3／太田りゆ（L1・埼玉112期）
コレクション出場：7回目
コレクション優勝：0回
今年の優勝数：0回（今年初出走）

昨日の17時ころ成田に帰国、そこから羽田に移動して、今朝入りました。疲れてないというと、絶対に嘘になりますが、時差ボケにも慣れているので。別府は初めてなので、イメージはないです。競輪祭以来のガールズケイリンですが、競輪祭をしっかり走れたことは自信になっていますし、タイトルは早いうちに獲りたいですね。位置取りが悪くならないように、車番を活かして自力でやりたいと思います。

4／柳原真緒（L1・福井114期）
コレクション出場：3回目
コレクション優勝：1回
今年の優勝数：6回

（GP覇者の）重圧はそれほどなくて、小さい競走をしないように心がけて走れています。レースの感触は良くなっていますね。今年初のコレクションですが、世界のトップがいる大会になるので、気負わずに走れるかなと。自力で自分のやりたいことをやりたいと思います。

5／小林優香（L1・福岡106期）
コレクション出場：14回目
コレクション優勝：6回
今年の優勝数：6回

別府は比較的に走りやすい印象があります。連勝（現在18連勝中）はいいですが、納得の走りではないので、もっと強くなりたいです。競輪に専念してからは、まだ調整もうまくいってなく、腰もケアしていくのが大変だと思っています。最初のガルコレは特別な思いがあり、優勝して波に乗っていきたい。勝機を見逃さず、自力で頑張ります。

6／鈴木美教（L1・静岡112期）
コレクション出場：8回目
コレクション優勝：0回
今年の優勝数：4回

ここに向けて、試したことが合わず、使っていたものを戻して、調子は普通くらいですね。ここに来る前に、男子選手とモガいたのですが、感じは良かったので、あとは走ってみてどうかなという感じ。自在に頑張りたいと思います。

7／尾方真生（L1・福岡118期）
コレクション出場：4回目
コレクション優勝：0回
今年の優勝数：5回

前場所の決勝は内に詰まって、自分のレースが出来ずに悔しかったです。右肩に痛みがあって、前回は休みましたが、もう大丈夫です。練習もしっかり普通にやってきました。別府は風も強くて、あまり好きでは無いバンク。強い選手しかいないので、自力で頑張って走りたいと思います。

※コレクション出場・優勝回数にはアルテミス賞も含む

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【過去のコレクション・プレイバック】
2022年月8月（西武園）ドリームレース
優勝：佐藤水菜
2022年8月（西武園）アルテミス賞
優勝：小林莉子
2022年5月（いわき平）
優勝：柳原真緒
2022年3月（宇都宮）
優勝：石井寛子
2021年8月（いわき平）ドリームレース
優勝：児玉碧衣
2021年8月（いわき平）アルテミス賞
優勝：佐藤水菜
2021年5月（京王閣）
優勝：佐藤水菜
2021年3月（松阪）
優勝：児玉碧衣(P-Navi編集部)