2023/03/11(土) 23:30
チャリロト杯G2オーバルチャンピオンカップ(4日目)
※ナイター開催
【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
0m‐10mのハンデ構成の9レース。スタートは0m外から2・藤川竜が決めて先手を奪う。10線からは6・丹村が3番手、8・永井もスタートを決めて4番手の好位置に付ける。丹村は3周回目に1・筒井健太をかわして2番手に上がると、4周回目に藤川を捕えて先頭に立つ。抜け出した丹村が押し切り1着。永井も粘る藤川をかわして2着で優出。記念初優出のかかる藤川だったが健闘も3着。
1着/丹村飛竜(山陽29期)
競走タイム:3.367
競走車名:ヒシャカク
ランク:S8
今節の成績:6着・2着・5着・1着
G2優勝:2回(22年山陽:ミッドナイトチャンピオンカップ)
「うまく切ることができた」というスタートから好位置につけて、4周回目で先頭に立つ速攻で、優出一番乗りを決めた。「整備をしてレース足がよくなった」ことで、今節の初勝利。エンジンは手前を求めて、さらに調整を進める。優勝戦は4枠から、昨年完3月に全優勝したミッドナイトチャンピオンカップ(山陽)以来となるG2優勝を目指す。
2着/永井大介(川口25期)
競走タイム:3.370
競走車名:ビンテージ
ランク:S11
今節の成績:3着・6着・1着・2着
G2優勝:14回(22年飯塚:オーバルチャンピオンカップ)
抜け出した丹村を追う形で、藤川竜をかわしてグレードレース3節連続の優出を決めた。回転を上げる整備を施したが、「良くなったところもあるが、良かった動きもなくなった」。それでも最後は丹村に詰め寄る脚色で、「後半は自分の方が良かった感じ」と好材料も。心配は最終日の天気で、2日目も突然の雨で6着。大会連覇がかかるだけに、どう対策を練ってくるか。
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
0mハンデからは1・町田龍駿がスタートを決める。10mハンデからは6・篠原睦が1周回3コーナーで7・佐藤貴也、3・木山優輝の2車をかわして2番手の浮上する。篠原は3周回3コーナーで町田を捕えて先頭に立つと、すぐさま佐藤、8・早川清太郎もポジションを上げて、重ハンデ3車の争いとなる。2番手の佐藤が幾度と仕掛けるが、先頭の篠原が抑えきって1着。2着に佐藤で、早川は3着で優出を逃した。
1着/篠原睦(飯塚26期)
競走タイム:3.389
競走車名:チャージ
ランク:S15
今節の成績:1着・1着・2着・1着
G2優勝:3回(13年飯塚:ダブルチャンピオンシップ)
1周回は混戦を縫う機敏な動きで、好展開に持ち込んだ。抜け出してからも巧みなハンドルワークで、逆転を許さず、今節3勝目&オール連対での優出を決めた。3日目と同じ状態で挑んだが、「後半はタイヤが滑って苦しかった」と振り返る。湿走路は2日目に1着を取っており、優勝戦は3枠の好ポジション。18年ぶりのオーバルチャンピオンカップ制覇で、通算40Vを決められるか。
2着/佐藤貴也(浜松29期)
競走タイム:3.389
競走車名:スケートラブ
ランク:S13
今節の成績:1着・4着・4着・2着
G2優勝:4回(18年川口:川口記念)
試走タイムも初日を上回る3.28で、エンジン状態は「今日が一番良かった」と評価。追加参戦だったが、しっかりと優勝戦に進出を決めた。準決勝戦は「車体がちょっとフラついてしまっていた」ため、改善を考える。優勝戦は5枠。持ち前のスタート速攻からレースを掌握すれば、5回目のG2優勝も。
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【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
0mハンデからスタート決めた1・片岡賢児が逃げ態勢。外から好ポジションを奪取した6・久門徹が2周回目に2番手に浮上。さらに7・松尾啓史、8・荒尾聡が追い上げてくる。片岡の逃げに対して、久門はなかなか仕掛け切れずにいたが、5周回4コーナーでインに入り先頭奪取。松尾は片岡を捲って2番手に上がると、最終周回3コーナーで久門をとらえて、そのまま1着ゴール。2着に久門が入線。荒尾は3着で優出には一歩届かず。
1着/松尾啓史(山陽26期)
競走タイム:3.379
競走車名:ラディカルV
ランク:S14
今節の成績:1着・3着・6着・1着
G2優勝:1回(18年伊勢崎:レジェンドカップ)
混戦となった準決勝戦もチャンスを逃さずに自在な捌きで抜け出しに成功した。3日目は6着に敗れたが「セッティングから、ガラッといろいろ変えた」ことが功を奏して、動きは良化している。なお、2日目の湿走路は3着。先日のSGでも3日目の湿走路で2着と善戦が続く。鋭い追い上げで、レジェンドカップ以来5年ぶり2回目のG2優勝へ。
2着/久門徹(飯塚26期)
競走タイム:3.383
競走車名:ロロノア・ゾロ
ランク:S22
今節の成績:2着・5着・2着・2着
G2優勝:3回(22年伊勢崎:レジェンドカップ)
今節3回目の2着で、昨年8月飯塚のダイヤモンドレース以来となるグレードレース優出を決めた。エンジン自体は安定しており、今節はフレーム交換もおこなって「だいぶ良くなってきている」。だが、勝ち切れていない分、さらに調整を進める構えだ。昨年2月に伊勢崎のレジェンドカップを制した時と同じく2枠から、巧腕を発揮するか。
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
0‐10‐20mハンデ戦。単独0mハンデから山脇孝志が逃げ、2番手には5・岩見貴史が付けるも、6・中村杏亮がさばいて2番手に浮上。8・鈴木圭一郎も周回ごとにポジションを上げて、3周回目に3番手まで追い上げる。4周回1コーナーで山脇の逃げを捕えた中村杏が抜け出すも、差を詰めた鈴木は、最終周回で中村杏のインに入り連勝ゴール。2着に中村、3着には長田稚也が入線した。
1着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.346
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G2優勝:5回(22年山陽:小林啓二杯)
前節はSG全日本選抜オートを完全優勝。勢いそのままに、今節も初日からただ一人、勝ち星を積み重ねて、連勝は「9」まで伸びた。それでも準決勝戦後は、「前が速くて、エンジンが一杯。きつかった」と第一声。「雨でも晴でも、やりたいことがある」と、優勝戦へさらに態勢を整えていく。10連勝&グレードレース2場所連続の完全優勝がかかる一戦となるが、「何も気にせずに」ナンバーワンが、優勝戦も無双するか。
2着/中村杏亮(飯塚33期)
競走タイム:3.349
競走車名:サボ
ランク:S46
今節の成績:4着・4着・2着・2着
G2優勝:1回(18年山陽:若獅子杯争奪戦)
準決勝戦では鈴木圭一郎に次いでの試走3.27をマーク。鈴木にかわされて2着だったが、「最後は自分のミス。力不足でした」と悔しい表情。エンジンは「先輩方にも手伝ってもらって」気配は上昇しており、手ごたえを掴む。前節の全日本選抜オートではSG初優出(5着)を決めたばかり。さらに11レースの久門に続いて、師弟での優出となった。「地元で初めてウイニングランをしたい」。10mオープンの最内枠から、自身2回目のG2優勝を地元戦で狙う。
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回 4,100m
10mオープン戦
1/中村杏亮(飯塚33期)
2/久門徹(飯塚26期)
3/篠原睦(飯塚26期)
4/丹村飛竜(山陽29期)
5/佐藤貴也(浜松29期)
6/松尾啓史(山陽26期)
7/永井大介(川口25期)
8/鈴木圭一郎(浜松32期)
10mオープン戦となった優勝戦。
内枠に地元の飯塚勢が3車並びで、シリーズリーダーの鈴木は8枠から優勝を目指す。
もちろん大注目は、今節も負け知らずで優勝戦に進出した鈴木。前節のSG全日本選抜からノンストップで勝ち進んでおり、10連勝、2場所連続の完全優勝がかかる。今年は1月浜松から現在、19連続2連対中と安定感は抜群だ。
大会連覇を狙う永井大介は7枠から、丹村、佐藤、松尾といった実力者もセンター枠からV奪取をもくろむ。
そして、地元勢の奮起にも期待が集まるところで、特に中村は準決勝戦でもスピードを発揮。スタートを決めて、快速ぶりを見せつければ、展開の大きなカギを握りそう。
心配なのは、最終日の天気。前日の段階では、夕方から高確率で雨が降るとの予報が出ている。
今節は2日目の10から12レースが急な雨で湿走路となったが、優勝戦も湿走路となる可能性が高い。
晴雨を問わず激しいレースが展開が予想される「チャリロト杯G2オーバルチャンピオンカップ」を制するのは!?
(P-Navi編集部)