2023/02/26(日) 17:59
2023年2月26日 浜松オート
SG第36回全日本選抜オートレース(最終日)
2023年最初のSG(スーパーグレード)開催となる「第36回全日本選抜オートレース」は、浜松オートレース場において2月22日よりトップレーサーによる激戦が繰り広げられ、本日(26日)最終日を迎えた。
シリーズリーダーはランクNo1の地元・鈴木圭一郎。初日から試走3.24、競走タイム3.334をマークするなど軽快な動きをみせ、ただひとり4連勝で優勝戦進出を果たした。また、中村雅人、永井大介、荒尾聡、伊藤信夫ら実力者も勝負強さを発揮。特に、永井は準決勝戦の1着で史上12人目の通算1300勝のメモリアルも達成した。
さらに、佐藤摩弥が2021年以来の通算6回目となるSG優出を果たすと、中村杏亮は準決勝戦で青山周平を捲り切るインパクト抜群のレースでSG初優出。一方の青山は準決勝戦3着で勝ち上がりを逸して、大会連覇を逃した。
※準決勝戦のレポートはこちら
【12R=SG全日本選抜オートレース優勝戦】
10周回5,100m 0mオープン戦
良走路(走路温度16度)
1/鈴木圭一郎(浜松32期)3.27
2/中村雅人(川口28期)3.31
3/金子大輔(浜松29期)3.30
4/永井大介(川口25期)3.32
5/佐藤摩弥(川口32期)3.29
6/荒尾聡(飯塚27期)3.35
7/伊藤信夫(浜松22期)3.29
8/中村杏亮(飯塚33期)3.30
※右数字は試走タイム、5・佐藤選手は再試走
試走タイムは、3.27で鈴木がトップタイム。次は3.29で佐藤、伊藤が続く。人気は鈴木に集中し、3連単は1番人気から21番人気までが鈴木選手1着の組み合わせが占めていた。
そして16時30分、優勝戦がスタート。1枠から鈴木がSTタイミング0.06の好ダッシュで先制すると、そのまま10周回を逃げきって優勝のチェッカー。地元SGで見事な完全優勝を決めて、シリーズの主役を全うしてみせた。
SGは昨年末のスーパースター王座決定戦(川口)に次いで、通算13回目の制覇。全日本選抜は2019年以来、5回目の優勝となった。
■レース展開
スタートは最内の1・鈴木が抜群の飛び出しを見せて1コーナーで先頭。センターからは5・佐藤も好スタートを切るが、3・金子が2番手につける。抜け出した鈴木がリードを保ちながら快調に飛ばしていく中、金子が2番手、佐藤が3番手、そして7・伊藤が4番手で周回が進んでいく。5周回目に伊藤は佐藤をとらえて3番手に上がり前を追うが、逃げる鈴木、2番手の金子で態勢は変わらず。鈴木が10周回を逃げ切りで優勝。2着に金子、3着に伊藤で、浜松勢のワンツースリーという結果となった。
【SG全日本選抜オートレース優勝戦・結果】
2連単1-3 460円(2番人気)
3連単1-3-7 2,640円(9番人気)
優勝/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
今回の成績:1着・1着・1着・1着・1着
競走タイム:3.318
次回出場予定:飯塚G2チャリロト杯オーバルチャンピオンカップ(3月8日~12日)
完全優勝がかかっていて、少し緊張しましたが、勝てて良かったです。
とにかくベストのスタートを切って、逃げようとは思っていましたが、まさかトップスタートが切れるとは思っていなかったので、自分でも驚いています。外から来ているのも見えていたので、うまくカマされないように、回ろうと思っていました。
試走は1枠だったので、比較ができず良いか悪いか分からなかったですが、タイムは出ていたので、自信を持っていきました。エンジンも日に日にまして、一番良い状態で優勝戦に臨めたと思います。
(スタートを決めてからは)とにかく開けて回ろうと思って、うまく乗れましたね。
ゴールした時は、とにかく「やった!」という気持ちでした。
これからもオートレースを盛り上げられるように頑張ります!
ウイニングランでファンの応援に応える
表彰式で優勝ボードを掲げる鈴木選手
競走タイムは3.318をマークした(P-Navi編集部)