高松宮記念杯競輪G1(初日)レポート

2022/06/16(木) 21:22

高松宮記念杯競輪G1(初日)レポート

2022年6月16日 岸和田競輪場

「第73回高松宮記念杯競輪G1」初日

※前検日レポートはこちら
***************
【高松宮記念杯競輪(初日)11R=東特選】
1/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/吉田拓矢(SS・茨城107期)
4/新田祐大(S1・福島90期)
5/宿口陽一(SS・埼玉91期)
6/和田健太郎(S1・千葉87期)
7/平原康多(SS・埼玉87期)
8/諸橋愛(S1・新潟79期)
9/深谷知広(S1・静岡96期)

■レース展開

誘導以下、9深谷-2郡司-6和田、4新田-1佐藤、3吉田-7平原-5宿口-8諸橋で周回。まず吉田が赤板過ぎに前を抑えて先頭、5番手に新田、深谷は引いて7番手で打鐘を迎える。吉田がペースを上げて、関東勢が主導権を握り、番手の平原は車間を切って後続を牽制。最終2コーナーから新田が捲りを打つも、最終BS過ぎに平原が番手捲りを打って抜け出す。直線では平原を追走した宿口が差し切り1着。2着に平原で埼玉ワンツー。3着には深谷マークから直線鋭く伸びた郡司浩平、4着は関東4番手の諸橋が入線した。

【高松宮記念杯競輪(初日)11R=結果】
2車単5-7 5,970円(23番人気)
3連単5-7-2 33,840円(110番人気)

宿口陽一
1着/宿口陽一(SS・埼玉91期)

***************
【高松宮記念杯競輪(初日)12R=西特選】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/井上昌己(S1・長崎86期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/太田竜馬(S1・徳島109期)
5/東口善朋(S1・和歌山85期)
6/野原雅也(S1・福井103期)
7/浅井康太(S1・三重90期)
8/山田庸平(S1・佐賀94期)
9/清水裕友(SS・山口105期)

■レース展開

誘導以下、8山田―2井上、4太田―3松浦-9清水、6野原-1古性-5東口、7浅井で周回。まず野原が動いて、赤板後に山田を抑えて先頭に立つと、そのままピッチを上げて先行態勢に入っていく。単騎の浅井が4番手、山田が5番手、太田が7番手の態勢で打鐘、最終HSを通過。2番手の古性は最終2コーナー過ぎから番手捲りを打つ。直線では近畿ラインを追った浅井も迫るが、古性後位の東口が差し脚を伸ばして1着。2着に浅井、3着に古性、太田の番手から直線伸びた松浦が4着に入線した。

【高松宮記念杯競輪(初日)12R=結果】
2車単5-7 10,590円(32番人気)
3連単5-7-1 23,110円(72番人気)

東口善朋
1着/東口善朋(S1・和歌山85期)

***************

\初日注目レース・ピックアップ/
【高松宮記念杯競輪(初日)5R=東一次予選】

渡邉一成
先行で粘りを見せる
3着/渡邉一成(S1・福島88期)

先行基本にレースを組み立てました。佐々木(悠葵)がなかなか諦めてくれなかったので脚を使いましたが、後ろの(和田)圭や永澤(剛)君の追い上げてくるのもわかったので、自分のペースに入れた後、コーナーを目掛けてスピードを上げて、番手が仕事をしやすいペースした感じです。3着で、なんとか連に絡んでいますし、ライン3車の先頭としてはいいレースができたと思います。

【高松宮記念杯競輪(初日)7R=東一次予選】
眞杉匠
ラインで上位独占の走り
2着/眞杉匠(S1・栃木113期)

もう、いっぱいでした。ラインで決まったので良かったです。走る前から身体がフワフワする感じがあったので、しっかりクールダウンしてケアしたいと思います。

【高松宮記念杯競輪(初日)8R=西一次予選】
石原颯
果敢に先行するが
2着/石原颯(S1・香川117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

先行1車なので、順番が来たら仕掛けようと思っていました。もう少し(バンクの)下を使ってスピードを乗せていったら、小倉(竜二)さんも仕事がしやすかったのかなと思います。初日の走った感触は△(三角)です。

【高松宮記念杯競輪(初日)10R=西一次予選】
稲川翔
苦しい位置からの追い込み
2着/稲川翔(S1・大阪90期)

(三谷)竜生がめちゃくちゃ強かったですね。ゴール前、全力で抜きに行ったのですが、抜けなかったです。一走したので、緊張がとれてくれたらいいなと思います。気を抜かずにやりたいと思いますし、いい精神状態で臨めるようにしたいと思います。

※2日目の青龍賞、白虎賞に進出した18名の紹介は次のページへ。

【高松宮記念杯競輪(2日目)11R=東・青龍賞】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/成田和也(S1・福島88期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/渡邉雄太(S1・静岡105期)
5/吉澤純平(S1・茨城101期)
6/小松崎大地(S1・福島99期)
7/宿口陽一(SS・埼玉91期)
8/隅田洋介(S2・栃木107期)
9/諸橋愛(S1・新潟79期)

並びは
1平原−7宿口−9諸橋
6小松崎−2成田
4渡邉−3郡司
5吉澤−8隅田

関東は、平原康多を先頭に宿口陽一、諸橋愛がラインを組み、吉澤純平と隅田洋介の茨栃とは別々の戦いに。
福島コンビは、小松崎大地と成田和也が結束。
南関東は渡邉雄太に郡司浩平が付いて、4分戦となった。
なんでも出来る平原のラインが優位にレースを進めそうだが、近況、先行力を増している渡邉や小松崎、番手の競走が続くが鋭い伸び脚を見せている吉澤のレースの組み立てにも注目したい。

***************

平原康多
1番車:平原康多(埼玉87期)
東特選(11R)2着

(初日は)後ろに2人いるので、何とかしないといけない気持ち。ずっと車間をあけていたので、脚がけっこう削られていましたね。でも、前回より全然良いです。
(青龍賞は)自力です。

成田和也
2番車:成田和也(福島88期)
東一予(9R)1着

(初日は)新山がライン4車を気遣ってくれたんですかね。カカリも良かったと思います。恵まれているとこも多いですけど、状態もいいです。
(青龍賞は)小松崎の番手。

郡司浩平
3番車:郡司浩平(神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
東特選(11R)3着

(初日は)深谷さんの判断に任せていました。吉田も良い感じで仕掛けてきましたね。深谷さんも2コーナーから踏み込んで、3コーナーで外を踏んでいたので、申し訳ないですけど内にいきました。番手なりに良い感触はつかめています。
(青龍賞は)渡邉君の番手。

渡邉雄太
4番車:渡邉雄太(静岡105期)
東一予(3R)1着

(初日は)中団を取ってからは、詰まったタイミングで行こうと思っていました。もっとタイミングが早ければ、みんなで乗れたかなと思っています。
(青龍賞は)自力です。

吉澤純平
5番車:吉澤純平(茨城101期)
東一予(7R)1着

(初日は)眞杉君が強い気持ちでした。援護するつもりだったので、後ろ見ながら追い込むだけ。番手が続いていますが、強い選手に付いて抜けているので悪くはないです。
(青龍賞は)自力です。

小松崎大地
6番車:小松崎大地(福島99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
東一予(1R)1着

(初日は)初手の位置取りは想定外でしたが、一通りの準備はしていたので、うまく走れたと思います。(1着は)大きいですね。状態も悪くないです。
(青龍賞は)自力です。

宿口陽一
7番車:宿口陽一(埼玉91期)
東特選(11R)1着

(初日は)先頭を走った吉田君、番手の平原さん、4番手まで固めてくれた諸橋さんのおかげで勝つことができました。直前の練習も凄く良かったです。
(青龍賞は)平原さんの番手。

隅田洋介
8番車:隅田洋介(栃木107期)
東一予(5R)1着

(初日は)取れた位置から流れで、長島(大介)に任せていました。3コーナー・2センターで止まった感じがあったので、踏ませてもらいました。もっと伸びるように修正したい。
(青龍賞は)吉澤さんの番手。

諸橋愛
9番車:諸橋愛(新潟79期)
東特選(11R)4着

(初日は)新田(祐大)がすごいスピードでしたが、発進してくれたのは良かったです。自分の中では3着に入っていないといけない感じです。
(青龍賞は)平原の3番手。

**◆高松宮記念杯競輪G1

【高松宮記念杯競輪(2日目)12R=西・白虎賞】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/三谷竜生(S1・奈良101期)
4/原田研太朗(S1・徳島98期)
5/神田紘輔(S1・大阪100期)
6/谷口遼平(S1・三重103期)
7/東口善朋(S1・和歌山85期)
8/岡崎智哉(S2・大阪96期)
9/松浦悠士(SS・広島98期)

並びは
8岡崎−1古性−5神田
6谷口−2浅井
3三谷−7東口
4原田−9松浦

近畿は5車が白虎賞に進出。
まず、岡崎智哉を先頭に、古性優作、神田絋輔が結束する大阪3車。
もうひとつは、三谷竜生と東口善朋がタックを組む。
谷口遼平には、浅井康太が付く三重ライン。
そして原田研太朗には、松浦悠士が続く中四国の同期ライン。

苦楽を共にする岡崎と古性に、神田が加わり結束力が増す大阪ラインが優位に展開を運べるか。それとも練習グループが同じ谷口、浅井のラインが奇襲をかけるのか。初日に際どい戦いを強烈に捲った三谷や、S級S班の松浦が後ろに控える原田の動向にも注目が集まる。

***************

古性優作
1番車:古性優作(大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
西特選(12R)3着

(野原)雅也がやる気で、雅也の考えた作戦通りに走ってくれたかなと。赤板からハイピッチでしたし、そろそろ後ろから来ると思ったので、踏ませてもらいました。雅也がすごく強くて、バックも向かい風、きつかったです。神田さん、岡崎さんが1着だったので、僕が白虎賞を走らないわけにはいかないと思って。
(白虎賞は)いつも一緒に練習してきていますし、辛い思いもしてきているので。岡崎さんの番手です。

浅井康太
2番車:浅井康太(三重90期)
西特選(12R)2着

(初日は)野原君の先手なのか、太田君の先手なのか、山田君と道中に絡まない位置を考えていました。もう少し欲しいかなとは思いますが、道中は楽だったので体自体は大丈夫。
(白虎賞は)同じ練習グループなので、(谷口)遼平と良いところを走れるのは嬉しい。まずはしっかりを付き切ること考えます。

三谷竜生
3番車:三谷竜生(奈良101期)
西一予(10R)1着

(初日は)踏んだ感じも、行けるかなと思いましたし、しっかり乗り越えられたので良かったです。ラインのワンツースリーなので、最低限のことはできました。
(白虎賞は)自力です。

原田研太朗
4番車:原田研太朗(徳島98期)
西一予(6R)1着

(初日は)アクシデントはありましたが、対処できたと思います。いつもの自転車に戻して、セッティングも見直して、自分にマッチしています。気持ちを切らさずに、走りたい。
白虎賞は(松浦の)前で。

神田紘輔
5番車:神田紘輔(大阪100期)
西一予(4R)1着

(宮本)隼輔とかぶっていたので、外に踏んでも内に誰か来るし、内を締めてコースを見極めていました。しっかり練習した成果で踏めている感じがあります。
(白虎賞は)岡崎さん、古性の3番手。

谷口遼平
6番車:谷口遼平(三重103期)
西一予(2R)1着

(初日は)踏み込んだ感じも良かったと思います。信じられない部分が多いです。これまで練習してきたことが結果に出ていると思うので、嬉しいですね。
(白虎賞は)浅井さんの前で自力です。

東口善朋
7番車:東口善朋(和歌山85期)
西特選(12R)1着

(初日は)すべて野原君、古性君のおかげです。準決勝の権利があるので、気持ちは楽ですが、また引き締めて走りたいと思います。
(白虎賞は)三谷君へ。

岡崎智哉
8番車:岡崎智哉(大阪96期)
西一予(8R)1着

(初日は)一番弱いので、動いて、射程距離を確保して、4番手で勝負するつもりでした。村上(義弘)さんにも付いてもらっているので、ここだと思ったところで、思い切り踏みました。
(白虎賞は)大阪の先頭です。

松浦悠士
9番車:松浦悠士(広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
西特選(12R)4着

(初日は)一発でドンといけば、太田(竜馬)君の脚力なら行けたとは思いますが、野原君が巧かったですね。昨日(前検日)よりはバンクが軽くて良かったです。少し身体は重いですが、脚の感触は良かったと思います。
(白虎賞は)原田の番手に。

***************
【高松宮記念杯競輪G1・プレイバック】
2021年6月高松宮記念杯競輪(岸和田)
優勝:宿口陽一
2020年6月高松宮記念杯競輪(和歌山)
優勝:脇本雄太
2019年6月高松宮記念杯競輪(岸和田)
優勝:中川誠一郎
2018年6月高松宮記念杯競輪(岸和田)
優勝:三谷竜生
2017年6月高松宮記念杯競輪(岸和田)
優勝:新田祐大

***************
チャリ・ロト「第73回高松宮記念杯競輪G1」特設サイトを公開中!

加藤慎平さんとチャリレンジャーの特別対談、注目選手のピックアップや開催データなど情報満載!
特設サイトはこちら**(P-Navi編集部)

閉じる

新着ニュース一覧