2022/06/02(木) 01:42
飯塚オートレース(4日目)
チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ
【6R=準決勝戦B】
*6周回 3,100m(良走路)
1着権利の準決勝戦B。3・山本将之がフライングで、2回目のスタートは0mハンデから2・青山文敏が先手を奪う。2番手に付けた5・木山優輝は2周回2コーナーで青山をかわして先頭に立つと、そのままリードを広げて1着。7・辻大樹は最終周回で青山をとらえて2着、3着に青山が粘った。
1着/木山優輝(飯塚33期)
競走タイム3.405
競走車名:S・チャモスケ
ランク:A20
今節の成績:1着・5着・4着・1着
G2優勝:0回
昨年の同大会は準決勝戦Bで3着に敗れたが、速攻を決めて1着権利を見事にクリア。スタートは浮かせてしまったが、フライングで仕切り直し。2本目は「久しぶりに切れた」と好ダッシュから抜け出しに成功した。エンジンは電気とキャブ調整をして「悪くない」状態。2020年10月山陽の若獅子杯以来のG2優出で、グレード戦初優勝をもくろむ。
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【7R=準決勝戦A】
*6周回 3,100m(良走路)
単独0mハンデから1・水口寿治が逃げ態勢を築き、2番手は3・鐘ヶ江将平、3番手に4・中村杏亮、7・篠原睦は中団からレースを進める。3周回目に鐘ヶ江が水口を抜きにいったところを、篠原がインに入り、3車をかわして一気に先頭へ。篠原は後続を抑え切り1着。5・新井恵匠や捲りで巻き返す4・中村も上がってくるが、2着は鐘ヶ江がキープした。
1着/篠原睦(飯塚26期)
競走タイム3.401
競走車名:チャージ
ランク:S16
今節の成績:2着・3着・2着・1着
G2優勝:3回(2013年飯塚:ダブルチャンピオンシップ)
3周回目が最大のポイントだった。「速い人に行かれたら、抜けない。勝負だと思った」。鋭くインに入り、4番手から一気に先頭を奪取した。今節もオール掲示板入りで勝ち上がっているものの、エンジン評価は「あまり良くない」とのこと。優勝戦までに全体をアップさせて、7枠から9年ぶり4回目のG2制覇を狙う。
2着/鐘ヶ江将平(飯塚31期)
競走タイム3.404
競走車名:ジェイドA
ランク:A91
今節の成績:1着・1着・3着・2着
G2優勝:0回
篠原睦の後塵を拝したが、こちらも初日からオール掲示板入りで優勝戦まで駒を進めた。G2の優勝戦には2019年4月のオーバルチャンピオンカップ以来、約3年ぶりの進出を決めたが、気になるのは「車速が昨日よりもなくなって、動きが落ちている」ところ。優勝戦は0mオープンの1号車。症状解消させて、初のグレードレース制覇のチャンスを掴むか。
【8R=準決勝戦A】
*6周回 3,100m(良走路)
3・田中正樹がフライング。2本目も20線から田中正が飛び出すが、4・森本優佑が1周回で捕らえて2番手に上がる。森本は0mハンデの1・佳元光義を2周回2コーナーでかわすと、あとはリードを保ったまま押し切り1着。7・岩見貴史は3周回目に田中、佳元をかわして2番手に浮上して、森本を追うが2着。3着には丸山智史が入線した。
1着/森本優佑(飯塚31期)
競走タイム3.391
競走車名:キャプテンA5
ランク:A77
今節の成績:3着・1着・2着・1着
G2優勝:0回
2回目のスタートは「みんなが浮かせていた。フライングに助けられました」と、早め抜け出しから好展開に持ち込んだ。今年の1月以来の優出は、価値あるG2戦。G2に限定すれば、2016年10月山陽の若獅子杯以来の優出となった(グレードレースなら昨年12月の浜松G1以来)。優勝戦は4枠。「乗りやすくて100点です」というマシンの力で、グレードレース初優勝に挑む。
2着/岩見貴史(飯塚29期)
競走タイム3.401
競走車名:シティボーイ
ランク:S7
今節の成績:4着・1着・6着・2着
G2優勝:1回(2007年浜松:ヤングダービー)
前日のフォーク交換が奏功。抜け出した森本には届かなかったものの、動き良化して2着で優勝戦進出を決めた。エンジンは及第点で、あとは滑りのあったタイヤ対策を考える。昨年12月の飯塚ではチャリロト杯G1開設記念レースを制覇。0mオープン戦の2枠からスタート先制して、今度はチャリロト杯G2を制するか。
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【9R=準決勝戦A】
*6周回 3,100m(良走路)
0mハンデから1・道智亮介がスピードよく飛ばして、レースを作っていく。序盤は2番手に4・桝崎陽介、3番手に6・久門徹の態勢となる。久門は3周回3コーナーで捲り切り2番手に上がると、最終周回に入るところで道智をとらえて先頭。そのまま久門が1着ゴール。道智も逃げ粘ったが、桝崎が最終3コーナーでインに入り2着。健闘した道智だったが3着に終わった。
1着/久門徹(飯塚26期)
競走タイム3.407
競走車名:エンマ
ランク:S30
今節の成績:2着・2着・2着・1着
G2優勝:3回(2022年3月伊勢崎:レジェンドカップ)
ただ一人、オール2連対での優出を決めた。逃げた道智の走りを称えつつ、自身のエンジンも「良くなっています。伸びが良いです」。だが、タイム的には「もう少し欲しい」。3月山陽に続き、G2ミッドナイトチャンピオンカップは連続優出。今年3月の伊勢崎G2レジェンドカップでは篠原睦、高橋貢、荒尾聡らを相手に優勝。今年2回目のG2優勝を狙う。
2着/桝崎陽介(飯塚28期)
競走タイム3.410
競走車名:S・フリオ
ランク:A35
今節の成績:4着・2着・2着・2着
G2優勝:1回(2008年飯塚:ジュニア選手権)
グレードレース初優出を目指した道智亮介を最終周回でかわして、最後の優出切符を手にした。「自分でもびっくり」というほどのスタートの切れ味で、20線から飛び出して序盤から好ポジションに付けた。初日の湿走路こそ4着に敗れたものの、2日目からはオール2着で勝ち上がり。準決勝戦のタイヤは滑りがあったため「考えます」。5枠から14年ぶりのG2優勝を目指す。
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【最終日・9R=優勝戦】
*8周回 4,100m 0mオープン戦
1/鐘ヶ江将平(飯塚31期)
2/岩見貴史(飯塚29期)
3/久門徹(飯塚26期)
4/森本優佑(飯塚31期)
5/桝崎陽介(飯塚28期)
6/木山優輝(飯塚33期)
7/篠原睦(飯塚26期)
ミッドナイトのG2レースとして、昨年からスタートした「ミッドナイトチャンピオンカップ」。
1回目は2021年7月に飯塚で開催され、前田淳が優勝。2回目は2022年3月に山陽で、丹村飛竜が完全優勝を果たしている。
ここまで山陽勢が制してきたが、今開催はオール飯塚勢での優勝戦となった。
0mオープン戦となったため、スタート争いから、さらに目が離せない8周戦。グレードレース初優勝がかかるのは、鐘ヶ江、森本、木山の3名で、久門、篠原といったベテラン勢の動きも、レース展開を大きく左右する存在となりそうだ。
※番号を事前抽選して、引いた番号の小さい順に1枠から入っていく。
今開催は初日が降雨で湿走路となったが、2日目以降は良走路。最終日も晴れで、降水確率は0%の予報が出ている。
真夜中に火花散る「チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ」優勝戦を制するのは__!?
(P-Navi編集部)