2022/02/12(土) 23:52
浜松オート(4日目)サンケイスポーツ杯G1第63回スピード王決定戦
【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
スタートは1・浅田真吾が残して、レースを引っ張っていく。スタートから3番手につけた5・丹村飛竜は2周回で西原智昭を、そして4周回目で浅田を捕らえると、リードを保ったまま1着ゴール。着実に捌いてポジションを上げてきた8・荒尾聡が2着。7・佐藤貴也も追い上げるが3着で優出には一歩届かず。
1着/丹村飛竜(山陽29期)競走タイム3.386
競走車名:ヒシャカク
ランク:S29
今節の成績:3着・3着・2着・1着
通算G1優勝回数:1回(2017年川口:開設記念グランプリレース)
朝練習から「切れていた」というスタートで、序盤から好位置を確保して抜け出しに成功。最近のグレードレースでは準決勝戦が壁になっていたが、昨年4月の令和グランドCC以来のG1優出を決めた。エンジン状態は「直線が足りない。もう少し欲しい」ため、さらに調整。優勝戦は3枠から、再度の好スタートを切って5年ぶり2回目のG1制覇を目指す。浜松の湿走路はあまり得意ではないとのことで、雨は心配材料。
2着/荒尾聡(飯塚27期)競走タイム3.395
チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走車名:デフジャムAK
ランク:S3
今節の成績:3着・1着・2着・2着
通算G1優勝回数:11回(2021年飯塚:ダイヤモンドレース)
準決勝戦は試走3.28でメンバー中の一番時計。8番手から貫録の捌きで、「最後は一杯」だったが優出圏内まで、しっかりと追い上げてきた。昨日はヘッド回りとキャブレターを大幅に整備して臨んだが、乗り心地はずっとよくないと振り返る。それでも今節はオール掲示板入り、さらに2日目は優勝戦メンバーでただ1人、湿走路で勝ち星を挙げている。もちろん晴雨を問わないのは大きな強みであるし、相性の良い浜松走路で通算12回目のG1優勝を狙う。勝てば、全場G1制覇達成となる。
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
抜群のスタートを見せた2・松山茂靖が逃げ態勢に持ち込む。2番手に6・有吉辰也、3番手に7・木村武之、そして8・早川清太郎が続いていく。3周回で木村、早川が捲りで有吉をかわして2番手・3番手に浮上して、松山を追う。だが巧妙なレース運びで松山は逆転を許さず、そのまま押し切って1着。2着に木村で地元26期のワンツー。早川が3着入線となった。
1着/松山茂靖(浜松26期)競走タイム3.3836
競走車名:シャペウ
ランク:A29
今節の成績:2着・6着・2着・1着
通算G1優勝回数:1回(2007年浜松:スピード王決定戦)
準決勝戦は「1着を狙うにはスタートを行くしかない」という狙い通りに、スタートダッシュを決めて、6周回を逃げ切り地元G1優出を果たした。グレードレースの1着は昨年4月のオールスター以来で、仲間の祝福にも笑顔がはじけた。浜松のスピード王決定戦は15年前に優勝歴がある大会。その時と同じく白の勝負服で、10線最内からレースメイクしたいところ。雨に関しては現在、直近180日の連対率が0%と劣勢だが「何とか気持ちで頑張りたい」。
2着/木村武之(浜松26期)競走タイム3.389
競走車名:ワント
ランク:S10
今節の成績:1着・6着・1着・2着
通算G1優勝回数:16回(2020年山陽:スピード王決定戦)
湿走路の2日目は6着に敗れたものの、「エンジンは安定している」と良走路ではオール連対で優勝戦に駒を進めた。前節も完全優勝を決めており、「もう少し回転が上がってもいい。タイヤもミスしないように選択したい」と、連続優勝を目指していく。浜松のスピード王決定戦は、過去3回の優勝歴あり。雨は近況の戦績でも3連対率28%台と苦戦傾向ではあることは気がかかりで、「練習します」。
※通算G1優勝回数の( )は直近のG1優勝開催
【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
1・塚越浩之がスタートを決めて、逃げ態勢を築いていく。序盤は4番手につけた6・伊藤信夫は4周回で2番手に上がると、逃げる塚越を5周回BSでかわして先頭に立ち、3日目から連勝の1着ゴール。2番手に塚越、3番手に3・鈴木聡太が続く態勢だったが、最終3コーナー過ぎに内があいたところを4番手の5・山田達也が飛び込んで2着。3着には塚越が粘り、3連単は20万円台の高配当決着となった。
1着/伊藤信夫(浜松24期)競走タイム3.367
競走車名:プロドライブ
ランク:S8
今節の成績:3着・5着・1着・1着
通算G1優勝回数:7回(2005年飯塚:プレミアムカップ)
ベテランが渾身の走りで準決勝戦を突破した。今年は1月の伊勢崎G1で準々決勝敗退、前節の地元戦も優出漏れで「スーパースターからモヤモヤしていた」が、この勝利で「すっきりした」と払拭。エンジン状態は「朝練習のときが良かった」ため、晴れなら朝の動きが出ればチャンスは広がるか。最終日は「実績がないです」という雨予報が出ているが、連に絡めるように調整していく。
2着/山田達也(川口28期)競走タイム3.379
競走車名:イプシロン
ランク:S17
今節の成績:2着・4着・6着・2着
通算G1優勝回数:0回
最終周回は万事休すの4番手だったが、前のコースがあいたことで大逆転。優出決める2着に「あきらめないで最後まで走ってよかった」と驚き&喜び。今まで切れていなかったスタートも、「今日だけはいつもより切れた」ことが、逆転劇を生む要因となった。G1に限定すれば、優出は2019年5月の浜松以来。もちろん期待されるのはG1初優勝だが、エンジンは「上積みが必要」の評価。雨は2日目に着外だったが、どんな走路でも「あきらめずに頑張りたい」。
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
序盤は0ハンを捕らえた3・遠藤誠が逃げるが、2番手に上がった5・鈴木宏和が3周回で遠藤をかわして先頭に立つ。8・鈴木圭一郎はスタートで中団位置につけると、4周回で遠藤を捕らえて2番手に上がり、逃げる鈴木宏を追う。詰め寄る鈴木圭だったが、鈴木宏が押し切って1着。2着に鈴木圭で、浜松32期のワンツー。試走26の7・高橋貢も最後両者との差を詰めるが、3着まで。
1着/鈴木宏和(浜松32期)競走タイム3.379
競走車名:ナアーモ
ランク:S16
今節の成績:1着・6着・4着・1着
通算G1優勝回数:0回
準決勝戦の試走タイムは3.28で、手応えとしては「今節一番でした」。素早く抜け出すと、最後は鈴木圭一郎の追い上げを振り切って、今節2勝目を挙げた。先日は通算200勝をクリアしており、G1優出も昨年5月のゴールデンレース以来8回目。優勝戦は4枠から、十八番のスタート攻勢で初の記念タイトル奪取を狙っていく。心配なのは空模様で、「雨は自信がありません」と直近180日の湿走路は勝率0%。
2着/鈴木圭一郎(浜松32期)競走タイム3.383
競走車名:カルマ3K
ランク:S2
今節の成績:1着・2着・1着・2着
通算G1優勝回数:13回(2021年川口:キューポラ杯)
準決勝戦は試走から乗りにくさがあり、「厳しいと思ったので、滑らせないように走った」と振り返る。ただ1人オール連対で優出を決めたものの、トルク感と先を求めて、さらに調整をしていく構え。スピード王決定戦は現在3連続優勝中ではあるが、「そこは特に気にしません」とキッパリ。2日目の湿走路は2着で、雨対策は「何かしないとダメ」とのことだが、雨のスタート自体は「最近、切れています」。10線大外の8枠から「良いレースができるように頑張ります!」。
※通算G1優勝回数の( )は直近のG1優勝開催
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回 4,100m オール10mハンデ戦
1/松山茂靖(浜松26期)
2/山田達也(川口28期)
3/丹村飛竜(山陽29期)
4/鈴木宏和(浜松32期)
5/伊藤信夫(浜松24期)
6/木村武之(浜松26期)
7/荒尾聡(飯塚27期)
8/鈴木圭一郎(浜松32期)
優勝戦は、最内枠が松山茂靖で、大外枠が鈴木圭一郎のオール10mハンデ戦となった。
メンバー構成は地元・浜松勢が5名優出と活躍。中でも鈴木圭一郎は第60回から第62回までスピード王決定戦を現在3連覇中で、4連覇に向けて注目度はさらに高まった。
G1初優勝を狙うのは、山田達也と鈴木宏和の2名。久々のG1優勝としては、伊藤信夫が17年ぶり、松山茂靖が15年ぶり、丹村飛竜が5年ぶりのVを目指す。
注視したいのは最終日の天気。前日段階では、午前中から降雨となり、夜まで降り続く予報となっている。優出メンバーでは2日目の湿走路で連に絡んだのが荒尾聡(1着)、鈴木圭一郎(2着)の2名のみで、雨は歓迎しないコメントを残す選手も多いだけに、走路状況はかなり戦況に影響を与えそうだ。
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浜松オートの直近グレードレース・レポート
SG日本選手権オートレース(2021年11月)優勝者:鈴木圭一郎
G2ウィナーズカップ(2021年10月)優勝者:中村雅人
G1G1開場記念ゴールデンレース(2021年5月)優勝者:佐藤貴也
SG全日本選抜オートレース(2021年1月)優勝者:荒尾聡
G1秋のスピード王決定戦(2020年11月)優勝者:鈴木圭一郎(P-Navi編集部)