2025/09/12(金) 18:31
福井競輪の「第41回共同通信社杯競輪(GII)」は13日、2日目を迎える。10レースの二次予選Aを走る山口拳矢に話を聞いた。
初日の一次予選は、完璧な組み立てだった。初連係で練習仲間の栗山和樹が脚を使わず、ジャン前から主導権。中団に関東勢が入り、脇本雄太は絶体絶命の8番手。ただ、快速捲りを決められて、飲み込まれてしまった。
山口拳矢は「栗山君の掛かりや、展開からも、絶対に来られない。脇本さんの強さに脱帽です。栗山君を庇う気持ちもあったけど、それをすると佐々木悠葵君が飛んでくるので」。
ここは得意の単騎戦。敵となる松井宏佑と菅田壱道は初連係で緊張していた。それ以上に、寺崎浩平と小森貴大も初連係で、お互いの気持ちが高ぶっていた。犬伏湧也も強いが、後ろが三宅達也では、ライン的に厳しい。
二次予選Aは5着権利で緩いが、展開が全て味方しそうで貪欲に1着を取りに行く。(町田洋一)