2021/10/22(金) 22:41
弥彦競輪G1(2日目)第30回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
【2日目・12R=ローズカップ】
1/和田健太郎(SS・千葉87期)
2/新田祐大(SS・福島90期)
3/平原康多(SS・埼玉87期)
4/吉田拓矢(S1・茨城107期)
5/古性優作(S1・大阪100期)
6/坂口晃輔(S1・三重95期)
7/郡司浩平(SS・神奈川99期)
8/野原雅也(S1・福井103期)
9/太田竜馬(S1・徳島109期)
【レース展開】
赤板。8・野原の上昇に合わせて、7・郡司、4・吉田が動く
最終BS付近、4・吉田が近畿中部ラインに襲いかかる
8・野原の番手から捲りで抜け出す5・古性
後方から大外を捲ってきた2・新田が1着ゴール
号砲で3平原が飛び出して、4吉田を迎え入れ、隊列は誘導以下、4吉田-3平原、7郡司-1和田、2新田、9太田、8野原-古性-6坂口。まず野原が上昇を開始すると、郡司も合わせ、さらに吉田も内から踏む。赤板過ぎに野原が前を叩いて先行態勢に入ると、中団に吉田で、郡司が6番手、新田が8番手の態勢となる。野原がペースを上げて一本棒の展開となり、隊列は変わらないまま打鐘、最終HSを通過。最終2コーナー過ぎから吉田が捲りを打つと、車間をあけて牽制していた古性が番手捲りで合わせていく。古性が先頭で直線を向くが、最終3コーナーから仕掛けた新田が大外一気のスピードで前団を飲み込んで1着。2着に新田を追う形になった太田が入り、単騎の2人がワンツー。3着は吉田マークの平原が入線した。
【弥彦G1/2日目12R・ローズカップ】
2車単2-9 3,680円(19番人気)
3連単2-9-3 19,750円(80番人気)
決まり手:捲り-マーク
1着/新田祐大(SS・福島90期)
昨日は内に詰まってしまいましたが、今日は踏み込むことができたので、外々を踏んで何とか届いたなという感じ。細切れ戦で前が踏み上げていってくれたおかげで、自分の力を引き出してもらった形になりました。自分の力が大丈夫だと確信しましたね。
展開もありますが、自分の力をしっかり感じることができるレースができたので、準決勝に向けても自信を持って挑むことができます。準決勝も勝ち上がれるように、しっかり前で頑張りたいと思います。
→2日目の注目レースピックアップと準決勝展望は2ページ目をご覧ください。
\寛仁親王牌(2日目)注目レースピックアップ/
激戦の連続だったシリーズ2日目のレースから編集部が注目レースをピックアップしました。
【2日目・2R=特一般】
後続を引き離し逃げ切り快勝!
1着:取鳥雄吾(S1・岡山107期)
菊池(岳仁)君が流したタイミングで仕掛けられたのが大きかったです。昨日のレースでもう一段加速できそうな感じがあったので、どんな展開になってもカマシなら届くという気持ちで走りました。自転車が出てくれてよかったです。あと2日、気持ちを切らさず走りたいと思います。
【2日目・6R=2次予選B】
村上の牽制をかわした渡邉が4コーナーを先頭で通過
1着:渡邉一成(S1・福島88期)
みんな僕のカマシを期待するような雰囲気があったし、僕もそれを望んでいました。村上(義弘)さんの牽制を、余力を残すようにカマシました。毎開催そうですが、ここ(準決勝)を乗り越えられるようケアします。
【2日目・9R=2次予選A】
長島の先行に乗り、後続を牽制して二次予選をクリア
2着:諸橋愛(S1・新潟79期)
昨日も緊張していたんですけど、浮わついた感じで覚悟が足りていないなのかなと。今日は、死ぬ気で挑もうと思ってたし、長島が頑張ってくれたので。清水(裕友)が強かったですね。明日(準決勝)が勝負だし、決勝に乗るために来てるので頑張りたいと思います。
【2日目・11R=2次予選A】
前団を一気に捲り、ラインで上位独占!
2着:中川誠一郎(S1・熊本85期)
谷口(遼平)君がけっこう頑張りました。そのおかげでなんとか行けました。深谷(知広)が踏み直したら行けるかなという感じでしたね。何とか、2着で耐えました。調子は悪くないと思いますけど、ちょっと末が甘いなと感じます。勝ち上がれるように頑張ります。
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【3日目・10R=準決勝】
1/新田祐大(SS・福島90期)
2/吉田拓矢(S1・茨城107期)
3/清水裕友(SS・山口105期)
4/高原仁志(S1・徳島85期)
5/浅井康太(S1・三重90期)
6/原田研太朗(S1・徳島98期)
7/木暮安由(S1・群馬92期)
8/菅田壱道(S1・宮城91期)
9/坂口晃輔(S1・三重95期)
(並び)
1新田-8菅田
2吉田-7木暮
3清水-6原田-4高原
5浅井-9坂口
ローズカップを8番手から豪快に捲って勝利した新田に、菅田が番手を回り北日本ライン。両者の同乗は昨年のオールスター最終日以来だが、その時とは並びは逆になっている。新田にとってはグランドスラム達成へ、何としても突破したいところだ。
唯一の3車ラインになったのは中国・四国ラインで、S班の清水を先頭に結束。清水と原田の連携は今年6月高松宮記念杯の2日目龍虎賞以来。その時は両者着外に終わっている。
賞金ランキング11位の吉田はグランプリ初出場へ賞金上積みを図りたいところで、優出してチャンスを広げたい。一方、浅井もランキング10位とグランプリ出場争いの渦中にいる。吉田、浅井のボーダー対決も焦点となりそうだ。浅井に続くのは坂口で三重連携。ちなみに5月全プロ初日では浅井が不発ながら、坂口が3着に突っ込みSPR賞進出を決めている。
【3日目・11R=準決勝】
1/和田健太郎(SS・千葉87期)
2/東口善朋(S1・和歌山85期)
3/新山響平(S1・青森107期)
4/中川誠一郎(S1・熊本85期)
5/郡司浩平(SS・神奈川99期)
6/雨谷一樹(S2・栃木96期)
7/山田庸平(S1・佐賀94期)
8/大槻寛徳(S1・宮城85期)
9/古性優作(S1・大阪100期)
(並び)
5郡司-1和田
9古性-2東口
3新山-8大槻
4中川-7山田
6雨谷(単騎)
郡司と和田は今シリーズ3回目の連携(初日は深谷の番手、3番手)。初日に理事長杯を制した郡司だったが、ローズカップでは仕掛け切れず「情けない」と悔しさをあらわにしていた。その分も準決勝でしっかりと仕掛けて和田との優出を狙ってこよう。
古性は「自力自在」で、番手には東口が続いての近畿連携。両者は6月高松宮記念杯の最終日に連携してワンツーを決めている。なお、郡司と古性は平塚記念の決勝から4レース連続での対戦となる。
今開催も自力戦が冴えている中川誠一郎に、山田庸平が続く九州ライン。2月の全日本選抜では山田が前回りだったが、今回は逆の並びとなる。新山-大槻の東北ライン、5月日本選手権では新山マークの大槻が2度確定板入りを果たしている。
二次予選で鋭い捲りを見せた雨谷一樹は、単騎で初のビッグ優出を狙う。
【3日目・12R=準決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/太田竜馬(S1・徳島109期)
3/村田雅一(S1・兵庫90期)
4/村上義弘(S1・京都73期)
5/諸橋愛(S1・新潟79期)
6/伏見俊昭(S1・福島75期)
7/松浦悠士(SS・広島98期)
8/渡邉一成(S1・福島88期)
9/野原雅也(S1・福井103期)
(並び)
1平原-5諸橋
2太田-7松浦
9野原-4村上-3村田
8渡邉-6伏見
ここも細切れ戦となった。まず連携実績豊富な平原-諸橋の関東ライン。昨年の弥彦記念決勝でもワンツーを決めるなど好実績を残している。諸橋にとっては2008年のふるさとダービー以来となる地元ビッグ優出がかかる。「決勝に乗るために来た」の意気込みで、準決勝に挑む。
ここまで8着4着と着的には精彩を欠く松浦悠士は、太田竜馬に前を任せる。今年のサマーナイト準決勝での連携では、太田が先行して松浦が番手から抜け出して1着(繰り上がり)。そして松浦はサマーナイト優勝に繋げている。
近畿ラインは野原を先頭に、村上、村田の3車結束で挑む。野原、村田はビッグ初優出、村上は2018年オールスター以来のG1優出が期待される。
渡邉一成と伏見俊昭の福島連携。渡邉は二次予選の1着で通算298勝目。準決勝、決勝を連勝ならメモリアルも同時達成となる。伏見の復調も楽しみで、6年前の弥彦・寛仁親王牌以来のG1決勝進出があるか注目だ。
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【今年のG1レポート・プレイバック】
第64回オールスター競輪(いわき平)
優勝:古性優作(大阪100期)
→前検日 初日 2日目 3日目 5日目 最終日
第72回高松宮記念杯競輪(岸和田)
優勝:宿口陽一(埼玉91期)
→初日 3日目 最終日
第75回日本選手権競輪(京王閣)
優勝:松浦悠士(広島98期)
→2日目 3日目 5日目 最終日
第36回全日本選抜競輪(川崎)
優勝:郡司浩平(神奈川99期)
→2日目 3日目 最終日
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