2021/04/18(日) 19:25
西武園記念(最終日)開設71周年記念「ゴールド・ウイング賞」
【12R=S級決勝】
1/宿口陽一(S1・埼玉91期)
2/園田匠(S1・福岡87期)
3/高橋晋也(S1・福島115期)
4/野口裕史(S1・千葉111期)
5/守澤太志(SS・秋田96期)
6/萩原孝之(S1・静岡80期)
7/村上義弘(S1・京都73期)
8/町田太我(S2・広島117期)
9/岡村潤(S1・静岡86期)
混戦模様の決勝。
積極果敢な機動型が揃う中、人気を集めたのが3・高橋と5・守澤の北日本ライン。
両者の折り返しが、1番2番人気に推された。
ここまで3連勝で勝ち上がってきた野口裕史、伸び盛りの新鋭・町田太我ら果敢派の動向も注目視された。
■レース展開
誘導以下、町田-園田、村上、高橋-守澤、宿口、野口-岡村-萩原で周回。
高橋が野口の動きを察知して赤板過ぎに先頭に立つと、上昇した野口は打鐘2コーナーから一気にスパート。
南関東ラインが主導権取りで、単騎の村上が続き、5番手に高橋、町田は8番手に置かれる。
町田は打鐘過ぎに仕掛けるも、これは不発。
最終2コーナーから単騎の村上が捲りを打ち、さらに高橋も捲りで迫るが、岡村が牽制。
南関勢が絶好の態勢で直線に向き、踏み直す野口に岡村が差し脚伸ばすも、4分の1車輪差で野口が押し切り勝ち。
2着に岡村で南関ワンツー。直線伸びた守澤太志が3着に入線した。
野口裕史が4日間最終バックを取るパワフルな走りで、見事な完全優勝を果たした。
今までS級優勝にあと一歩届かない状況が続いていたが、ようやく今年1月の奈良F1でクリア。
そして今回、一気に記念初優勝まで駆け上がった。
勢いそのままに、次走の京王閣G1日本選手権でもパワー先行を武器に、大暴れが期待される。
優勝/野口裕史(S1・千葉111期)
今節成績/一1着・二1着・準1着・決1着
次走出場予定/京王閣G1日本選手権(5月4日~9日)
「信じられません。まさか3着にも入れると思っていなかったです。まずはバック取るのに必死。本当に連日、後ろの人のおかげですね。初手の位置も良かったですし、流れも昨日とだいたい同じ。風が強いのも得意なので、チャンスだと思って走りました。本当にラインのおかげです。基本的に今のスタイルを崩さずに、このままやっていきますので、応援宜しくお願いします!」
【6R=ガールズフレッシュクイーン】
1/尾方真生(L1・福岡118期)
2/吉岡詩織(L1・広島116期)
3/永禮美瑠(L1・愛知118期)
4/増田夕華(L1・岐阜118期)
5/西島叶子(L1・熊本118期)
6/高木佑真(L1・神奈川116期)
7/下条未悠(L1・富山118期)
今回で3回目となる「ガールズフレッシュクイーン」。
1番人気は2場所連続完全優勝で乗り込んできた1・尾方。
ほぼ一本かぶりと言えるほど、人気は集中した。
対抗一番手には前場所優勝の5・西島が推された。
スタートで3・永禮が飛び出して、誘導以下、3永禮、5西島、2・吉岡、4・増田、1・尾方、6・高木、7・下条で周回。
尾方が1車ポジションを上げて4番手に入ると、高木、下条も上がっていく。
尾方は引いて、4番手には高木が入り、隊列は次々と入れ替わる。
残り2周で下条が上昇して、打鐘前に仕掛けて前を叩いていく。
打鐘は下条、永禮、3番手は内に吉岡、外に西島で、高木、尾方、増田で通過。
最終HS前から高木がカマして下条を叩くが、尾方もすぐさま仕掛けて最終1角で先頭に立つ。
最終BSは尾方が先頭、ピタリと増田がマークで続く。
両者の直線勝負となり、ゴール前で増田が尾方を差し切って1着。
2着に尾方、3着に永禮が入着した。
3月の名古屋で初優勝を決めたばかりだった増田夕華。
好位置から決め脚を発揮して、見事に3代目のフレッシュクイーンの座を射止めた。
優勝/増田夕華(L1・岐阜118期)
次走出場予定/福井F2(4月26日~28日)
「自力で行こうと思っていましたが、周回中に尾方さんが前に入ったので、狙える位置だと思って我慢しました。尾方さんはダッシュが凄いので、一生懸命ついていきました。凄く展開が良くて、チャンスがある位置でしたし、そのチャンスを掴めたのは良かったかなと思います。もっと大きい舞台でも走れるように、これからも頑張ります!」(P-Navi編集部)