飯塚特別G1(4日目)ピックアップ

2021/03/20(土) 23:50

飯塚特別G1(4日目)ピックアップ

2021年3月20日

飯塚(4日目)特別G1共同通信社杯プレミアムカップ

【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(湿走路)

0線最内からスタートで伸び返した1・丹村飛竜が逃げ展開に持ち込む。
3・佐藤摩弥は序盤で2番手につける。
が、4番手の6・佐々木啓が4周回目に入るHSで、佐藤と4・浦田信輔をまとめてかわして2番手に浮上。
そのまま丹村が1着、佐々木が2着で山陽勢のワンツーフィニッシュ。
3着には佐藤が粘った。


1着/丹村飛竜(山陽29期)競走タイム3.655
競走車名:ヒシャカク ランク:S23
今節の成績:2着・2着・6着・1着
「1コーナーで伸び返していければと思っていたので、理想通りでした」
インからスタートを突っ張り切って、好展開に持ち込んだ。
1カ月ぶりの勝利は今年のグレードレース初優出を決める値千金の1勝だった。
プレミアムカップは昨年3月の飯塚開催でも優出(5着)。
枠番選択の予備抽選では1番目の選択権を引き当て、2枠を選んだ。
4年ぶり2回目のG1制覇を目論む。


<*写真は1月開催時>
2着/佐々木啓(山陽23期)競走タイム3.658
競走車名:リアン ランク:S8
今節の成績:1着・4着・2着・2着
レースのポイントとなったのは4周回目。
2車抜きを敢行して、一気に優出圏内に浮上した。
「外を走るとタイヤがなくなる。どこかで内に向けようと思っていた」
冷静沈着なハンドルワークが光った。
SG全日本選抜に続いて、グレードレースは連続優出。
優勝戦は7枠と外寄りになったが、晴雨を問わないオールラウンダーは軽視禁物だ。
2008年以来となる2回目のプレミアムカップ優勝を狙う。

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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(湿走路)

4・中村雅人、5・高橋義弘がフライング。
2回目のスタートは、2・西原智昭が1・丸山智史を叩いて先制。
2番手は6・佐藤貴也、3番手には大外からスタート決めた8・有吉辰也が続く。
この3車が前団形成のまま周回を重ね、西原が後続を抑え切って1着。
最終周回で有吉が佐藤を捲りで捕える逆転劇で優出を決めた。


1着/西原智昭(伊勢崎28期)競走タイム3.652
競走車名:ニシエスタ ランク:S34
今節の成績:2着・5着・3着・1着
1本目のスタートで2車がフライング。
「1本目は遅れてしまっていた」だけに仕切り直せたことで好転。
2本目は抜群の飛び出しでレースの主導権を一気に掌握した。
G1優出は2019年2月の浜松以来で約2年ぶり。
「3日目をベースにドドドがこないタイヤを探したい」と、優勝戦に備える。
選択順は3番目で好枠の3枠を手にした。
優出メンバーでは唯一、記念優勝を経験していない。
「良いスタートを切って」と、悲願達成に挑む。


2着/有吉辰也(飯塚25期)競走タイム3.652
競走車名:キックアス ランク:S16
今節の成績:3着・1着・5着・2着
混戦のまま突入した最終周回で渾身の捲りを決めた。
「貴也が巧かったけど、エンジンは貴也より良かった」と、道中で分析。
中を狙うと立ち上がりで滑るので、最後の捲りに全て賭けた。
「もう疲れましたよ」と、苦笑いで振り返るが、前回の川口G1優勝から好ムードが続いている。
今節は初日が45歳のバースデー開催。
2010年以来2回目のプレミアムカップ優勝で自ら祝砲をあげるか。

【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(湿走路)

2・木村武之が抜群のスタートで機先を制する。
8・青山周平も1周回で2番手まで上昇し、好ポジションでレースを進める。
2周回2コーナーで青山は木村の内に入り、早くも先頭を奪取。
青山の後位は2番手に木村、5・若井友和、6・松尾啓史さらに7・長田恭徳も加わり大混戦となる。
青山が貫録の1着、2着は木村が死守。
長田が最終周回で若井を捕らえ、3着に入線した。


1着/青山周平(伊勢崎31期)競走タイム3.658
競走車名:ハルク・73 ランク:S1
今節の成績:2着・1着・1着・1着
準決勝戦も盤石のレース運びで速攻を決めた。
「試走からエンジンも感じ良く乗れました」と、2日目から3連勝。
ただ1人、オール2連対での優出を果たした。
「タイヤがない」ことが懸念材料も昨年11月から40レース連続で掲示板入りした安定感は抜けている。
優勝戦は4番目の選択から4枠。
当場でのプレミアムカップは昨年3月開催を制覇。
ナンバーワンが優勝戦でも貫禄を見せつけるか。


2着/木村武之(浜松26期)競走タイム3.671
競走車名:ワント ランク:S24
今節の成績:3着・2着・3着・2着
大混戦となった2番手争いを凌ぎ切って、優出切符を手にした。
「少し迷惑をかけた部分もあるが、優出できて良かった」
ロッカーで安堵の表情を浮かべた。
エンジンは「悪くないけど、滑りが気になる」との評価も「やってもリング交換」で優勝戦に合わせる。
プレミアムカップは2015年、2018年と、過去2回の優勝実績がある。
6枠からレース巧者ぶりを発揮して、通算17回目のG1優勝を手にしたい。

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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(湿走路)

スタートで2・荒尾聡、5・金子大輔が飛び出し、両者が前団を形成していく。
逃げる荒尾に対して、金子がピタリと、マーク。
さらに6・山田達也も追い上げてくる。
荒尾のコース取りの前に金子は仕掛け切るまでには至らず。
荒尾が6周回を逃げ切って1着突破。
2着に金子、3着には山田が入着した。


1着/荒尾聡(飯塚27期)競走タイム3.648
競走車名:デフジャムAK ランク:S3
今節の成績:3着・1着・4着・1着
今回は2月SG全日本選抜優勝からの地元凱旋開催。
SG制覇後は「優勝した後が大事ですから」と、何度も強調していたが、
最終レースの準決勝戦1着でシッカリと、圧倒的人気に応えた。
SG制覇からプレミアムカップ優出で「流れは良いと思います」とのコメント。
準決勝戦のエンジン状態は現状維持レベルとの評価。
「悪くないが、変な音がする」点を優勝戦までに解消できるか。
枠番選択は2番目で空いている1枠を選択した。
G1優勝は過去10回経験しているが、プレミアムカップ制覇はまだない。
「優勝できるように頑張るだけですね」と、1枠から初制覇に意気込む。


2着/金子大輔(浜松29期)競走タイム3.648
競走車名:サンクチュアリ ランク:S14
今節の成績:2着・3着・1着・2着
準決勝戦ではセンター枠から好ダッシュを決めて、荒尾の2番手につけた。
「捌こうとしたが、後ろ(山田達也)にもいたので、攻め切れなかった」
そのように激戦となったレースを振り返る。
1月のG1シルクカップ(伊勢崎)に続き、今年2回目のG1優出。
枠番選択の予備抽選は6番目で568が残っていたが、選択順8番目を引いて、さすがに苦笑い。
大外枠にはなったが、2015年以来2回目のプレミアムカップ優勝を狙う。

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【12R=特別G1共同通信社杯プレミアムカップ優勝戦】
*8周回 4,100m 0mオープン戦
1/荒尾聡(飯塚27期)予備抽選2番目→選択2番目
2/丹村飛竜(山陽29期)予備抽選3番目→選択1番目
3/西原智昭(伊勢崎28期)予備抽選4番目→選択3番目
4/青山周平(伊勢崎31期)予備抽選1番目→選択4番目
5/有吉辰也(飯塚25期)予備抽選7番目→選択5番目
6/木村武之(浜松26期)予備抽選8番目→選択6番目
7/佐々木啓(山陽23期)予備抽選5番目→選択7番目
8/金子大輔(浜松29期)→予備抽選6番目→選択8番目

まず準決勝戦1着の4名のうち、ランク上位順に予備抽選を実施。
引いた番号通りに枠番を選択していった(2着も同様に決定)。
選択1番目の丹村が2枠に入り、2番目の荒尾は1枠を選択。
そこからは選択順に内から埋まっていった。
気になる天候だが、雨のち曇りの予報。
優勝戦までには雨は止む予報ではあるが、走路がどこまで回復するのか要注意だ。(P-Navi編集部)

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