川口G1(4日目)ピックアップ

2021/03/06(土) 21:29

川口G1(4日目)ピックアップ

2021年3月6日

川口(4日目)サンケイスポーツ杯G1 開設69周年記念グランプリレース

【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)

10線から6・有吉辰也がスタート先制して、1周回で3番手につける。
有吉は2周回で平川博康を、さらに3周回3コーナーで逃げる1・高塚義明を捕らえ、先頭に立つ。
8・中村雅人が5周回3コーナーで7・木村武之をかわして2番手。
猛追する中村を有吉が振り切っての1着。
2着に中村、木村が3着で入線した。


1着/有吉辰也(飯塚25期)競走タイム3.392
競走車名:キックアス ランク:S16
今節の成績:他落・3着・5着・1着
今節は開幕戦の1レースで落車(他落)からのスタート。
しかし、見事に立て直して、優勝戦進出を決めた。
準決勝戦では持ち味のスタート攻勢から抜け出して1着。
昨年8月のオートレスグランプリ以来となる、グレードレース優出となった。
優勝戦は10線2枠の好枠ゲット。
再びのスタートダッシュで2018年の平成チャンピオンカップ以来のG1制覇を狙う。


2着/中村雅人(川口28期)競走タイム3.395
競走車名:KOモンソン ランク:S6
今節の成績:2着・1着・1着・2着
的確な捌きを見せ、今節もオール連対で優勝戦に駒を進めた。
3日目にマークした競走タイム3.349は今開催の優出メンバー中でトップ。
川口の開催は現在、2場所連続の優勝中。
前節のSG全日本選抜でも優出しており、成績は安定一途だ。
G1は過去9回制しているが、川口でのG1優勝は経験していない。
外枠にはランク1位・2位が入ったが、卓越のテクニックで優勝を手繰り寄せたい。

**********

【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)

10線から7・佐藤摩弥が抜群のスタートを決めると、鈴木清をかわして1周回で2番手につける。
佐藤は3周回1コーナーで0ハンの1・高石光将を捕らえて、レースの主導権を握っていく。
8・早川清太郎は着実に捌いて、4周回1コーナーでは2車抜きで、2番手に上がり佐藤を追う。
逃げる佐藤だったが、5周回3コーナーで早川がインに入り、早川が1着ゴール。
2着に佐藤、3着に5・大木光が入線した。


1着/早川清太郎(伊勢崎29期)競走タイム3.379
競走車名:シナモン ランク:S7
今節の成績:1着・3着・3着・1着
鋭い追い脚を披露して、今節2勝目を準決勝戦で決めた。
今年は準決勝敗退が続いていただけに、これが今年のグレードレース初優出となった。
川口のG1と言えば昨年8月のキューポラ杯制覇が記憶に新しいところ。
通算9回目のG1優勝を目指して、5枠から好展開を作りたい。


2着/佐藤摩弥(川口31期)競走タイム3.386
競走車名:Pタン ランク:S10
今節の成績:1着・1着・3着・2着
準決勝戦では真骨頂のスタートで速攻を決めた。
今開催のポスターモデルにもなっていたが、期待に応えて、シッカリ優出切符を掴んだ。
G1初優出を決めたのは2015年の当開催。
今回でG1は9回目のファイナル進出となった。
優勝戦は強力なメンバー構成となったが、G1初優勝の快挙に向かうのみ。
3枠からレースの主導権を握っていきたい。

【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)

押田幸夫がフライング。
2本目のスタートは0ハンの2・深谷輝が決めていく。
だが、8・鈴木圭一郎も10線大外から4番手の好ポジションで前を追う。
2・深谷と3・影山伸のつば競り合いが続くが、鈴木が4周回で両者をまとめて捕えて、そのまま1着。
鈴木の動きに続いた7・若井友和が4周回4コーナーで2番手に浮上しての2着。
3着には影山が粘った。


1着/鈴木圭一郎(浜松32期)競走タイム3.373
競走車名:カルマ3K ランク:S2
今節の成績:1着・1着・1着・1着
ただ1人、無傷の4連勝で優出を果たした。
準決勝戦も試走3.26のトップタイムで、4周回目には抜け出し成功。
毎回、焦点となるのは青山周平との対戦だ。
前節のSG全日本選抜の優勝戦では道中で青山をかわし準優勝だった。
G1開設記念グランプリレースは2016年に優勝歴あり。
通算13回目のG1優勝を完全優勝で飾るか。


2着/若井友和(川口25期)競走タイム3.392
競走車名:モエルトウコン ランク:S18
今節の成績:3着・1着・3着・2着
持ち前の鋭いイン攻めで優勝戦の切符をゲットした。
前節のSG全日本選抜に続いて、グレードレースは連続優出。
前回(2019年12月)のG1開設記念グランプリレースでは最終周回での劇的な逆転劇で優勝を射止めた。
もちろん、期待が集まるのは「大会連覇」だ。
地元G1で通算50回目の優勝を再びドラマチックに決められるか。

**********

【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)

単独0ハンの1・稲川聖也が逃げ展開に持ち込む。
10線から鋭く飛び出した5・黒川京介が2番手に。
さらに8・青山周平(伊勢崎31期)も3番手で前団の動きを伺う。
2周回3コーナーで黒川が稲川を抜き去り先頭に。
青山は3周回1コーナーで2番手、7・松尾啓史が3番手に上がる。
押し切りを図る黒川だったが、青山が5周回でインに入り首位奪取。
2番手争いは松尾が最後の直線で迫るが、黒川が粘って2着を守った。


1着/青山周平(伊勢崎31期)競走タイム3.360
競走車名:ハルク・73 ランク:S1
今節の成績:2着・1着・1着・1着
初日こそ秋田貴弘を捕え切れず、2着スタート。
だが、2日目からは盤石のレース運びで3連勝をマーク。
準決勝戦も圧倒的な人気に応える1着でファイナル進出を決めた。
銘柄級が揃った中での10線大外は厳しい位置。
しかし、No.1のハイパフォーマンスで通算15回目のG1制覇を手にするか。


2着/黒川京介(川口33期)競走タイム3.363
競走車名:ペルセウス ランク:S47
今節の成績:2着・2着・7着・2着
青山周平には捕えられたが、好スタートから2着。
優勝戦の最後の椅子をキープした。
G1優出は2019年12月のスピード王決定戦以来、3回目。
そのスピード王でG1初制覇を達成し、ニュースター誕生を強く印象付けた。
優勝戦は10線の最内枠に。
スタート先制して、逃げ態勢に持ち込み、レース展開を作れるか。
地元G1で2回目の記念制覇に期待だ。

*******************

【最終日・12R=優勝戦】
*8周回 4,100m オール10mハンデ戦
1/黒川京介(川口33期)
2/有吉辰也(飯塚25期)
3/佐藤摩弥(川口31期)
4/若井友和(川口25期)
5/早川清太郎(伊勢崎29期)
6/中村雅人(川口28期)
7/鈴木圭一郎(浜松32期)
8/青山周平(伊勢崎31期)

優勝戦は豪華メンバーの対戦が実現!
見逃せないオール10mハンデ戦となった。
4日目は気温が20度を超え、走路温度も上昇したため、「滑り」をコメントする選手もいた。
最終日の予報は晴れのち曇り。
雨の心配はなさそうだが、4日目に比べても、かなり冷え込む予報となっている。
走路コンディションに巧く合わせて、激戦を制するのは果たして誰か?(P-Navi編集部)

閉じる

新着ニュース一覧