2020/12/19(土) 22:00
山陽(4日目)九州スポーツ杯 G1第55回スピード王決定戦
【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
2・人見剛志が好スタートを決めて1・新井淳を叩くと、そのままハイスピードの逃げに持ち込んでいく。
3・藤岡一樹も新井を捲り、2番手で人見を追う。
さらに3番手には丸山智史が続き、山陽勢が上位を形成していく。
3車が抜け出した展開となり、人見が逃げ切って1着。
丸山も詰め寄るが、藤岡が2着に入った。
1着/人見剛志(山陽28期)競走タイム3.357
競走車名:シャチホコ ランク:A88
今節の成績:7着・1着・1着・1着
前節の飯塚ナイターでは鈴木圭一郎を振り切って優勝。
今節はハンデ重化したものの、2日目から3連勝。
良い流れのまま地元G1優出を果たした。
「安定しています。スタートも切れていますね」と、好感触が続いている。
準決勝戦のタイヤはもう使えないが、初乗りで作っていく。
G1優出はG1初優勝した2017年4月の平成チャンピオンカップ以来。
準決勝戦と同様、2枠から好スタートを切っての「一発」を狙う。
2着/藤岡一樹(山陽29期)競走タイム3.357
競走車名:シャウラK ランク:A11
今節の成績:4着・4着・3着・2着
G1に限れば8月川口のキューポラ杯、9月山陽のプレミアムカップに続き、3連続の優出を決めた。
準決勝戦は強風の影響もあり、コースを守りながらの走りにも「エンジンはここ最近で一番、良いです」と、納得のコメント。
優勝戦に向けては「まだまだ(エンジンが)出る気がします」と、さらなる上積みを狙っていく。
大外の8枠になったが、2011年以来2回目となる山陽のスピード王制覇に挑む。
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
6・佐藤貴也が抜群のスタートで一気に先頭に立つ。
2番手には緒方浩一を捌いた5・丹村飛竜が続き、7・佐々木啓も中団につける。
丹村は佐藤のインに入って、3周回1コーナーで先頭奪取。
丹村を佐藤、佐々木、8・中村雅人が追う展開となる。
丹村は徐々に差を広げて、リードを保ったまま1着。
5周回3コーナーで佐々木が佐藤をかわして2着に浮上した。
9レースに続いて、地元勢のワンツー決着となった。
3着には追い上げた中村が入着。
1着/丹村飛竜(山陽29期)競走タイム3.376
競走車名:ヒシャカク ランク:S23
今節の成績:1着・4着・4着・1着
準決勝戦は隣枠の佐藤貴也にスタートで先行される。
しかしながらも「巧くコーナーを回れて、対処できた」と、逆転に成功。
2日目と3日目は連を外したが、今節、2つ目の勝星を挙げ、嬉しい地元G1の優出を決めた。
これで12月飯塚G2オーバルチャンピオンカップに続いて、グレードレースは連続優出。
もちろん、エンジンは「全体的に良いですね。もう微調整で良いかな」と、手応えを掴む。
地元のグレードレースはG2優勝の経験はあるものの、G1レースはなし。
2017年川口以来となる2回目のG1制覇で、地元ファンの声援に応えるか?
最内枠から勝負を懸ける。
2着/佐々木啓(山陽23期)競走タイム3.383
競走車名:リアン ランク:S8
今節の成績:3着・1着・2着・2着
山陽地区ナンバーワンの意地を見せた。
今節はオール掲示板入りで、準決勝戦も5周回で2番手に浮上して優出切符を手にした。
「エンジンは良いと思うが、考える。タイヤもまだ見つかっていない」
優勝戦までに態勢をさらに整えていく。
山陽地区からは年末のスーパースター王座決定戦トライアルにただ1人参戦する。
最終日はバンク内で壮行会も実施される予定。
G1優勝ならば2009年浜松のスピード王以来8回目となる。
地元ファンの前で最高の結果を残して、年末決戦へ向かいたい。
【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
2・浜野淳がスタートを決めるが、8・鈴木圭一郎が大外から一気のカマシを決めて、早くも2番手に。
浜野もコースを抑えるが、3周回3コーナーで鈴木が浜野を捕らえ先頭に立つ。
抜け出した鈴木はそのまま1着快勝のチェッカー。
3番手には松尾啓史が上がり、2番手の浜野に迫っていくが、浜野が凌ぎ切って2着キープ。
1着/鈴木圭一郎(浜松32期)競走タイム3.341
競走車名:カルマ3K ランク:S2
今節の成績:3着・1着・2着・1着
抜群のスタートから速攻を決めて、早々に抜け出した。
3日目までは納得いく状態ではなかったが、クランク、ロッド、さらにリングも交換。
「凄く良い状態でした」と、立て直しに成功した。
「昨日までが良くなかったからかも」との前置きはあったが。
「エンジンはもう気になるところがない。たまには、(何もしなくても)良いかも」
完調とも受け取れるコメント。
枠番選択は1番目の選択で4枠を選んだ。
山陽のスピード王は2017年、2018年と過去に2度制覇の実績あり。
直後に控える年末の頂上決戦に「繋がるレースをしたい」と、意気込む。
2着/浜野淳(浜松24期)競走タイム3.357
競走車名:アモン ランク:A37
今節の成績:1着・2着・3着・2着
「スタートでもう8番(鈴木圭)が見えた」と振り返るが、そこからは巧者ぶりを発揮。
後続の攻めを抑えて、2着で優出を決めた。
G1優出は7月飯塚のダイヤモンドレースに続いて、今年2回目。
スタートは準決勝でも「内枠の分、いけた」と、切れている。
しかし、エンジンは「後半は垂れてきた」ことが懸念材料か。
G1は過去5回優勝。
山陽のスピード王も2012年に優勝歴がある。
約5年ぶりのグレードレース制覇へ。
優勝戦は7枠になったが、動向は要注意だろう。
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
単独0ハンの1・青木隆浩を1周回3コーナーで4・重富大輔が早くも捕える。
さらに1周回で7・木村武之が3番手、8・青山周平も4番手と好ポジションにつける。
青木を抜いた木村は重富との差を詰め、3周回3コーナーで首位奪取。
青山も5周回に重富を捕らえて2番手に上がり、木村を追う。
最終コーナーで切り返しを狙った青山だったが、僅かに及ばず木村が1着。
2着に青山、3着に重富が入着した。
1着/木村武之(浜松26期)競走タイム3.341
競走車名:ワント ランク:S24
今節の成績:8着・1着・1着・1着
準決勝戦では猛追する青山周平を振り切って、2日目から3連勝。
前節からの青山の連勝を「6」で止めた。
試走3.25、競走タイムは3.341_共に今年の自己ベストをマークした。
「初日はドドド(不正振動)がきたけれど、消えたし、タイヤも、エンジンも、良いと思います」
そう語るように高いレベルで安定した。
11月浜松のスピード王は準々決勝戦で勝ち上がり逸したが、巻き返しに成功。
優勝戦に向けても「エンジンはこのままいくと思う」と、問題なし。
山陽のスピード王は2003年、2016年に2回優勝している。
優勝戦は4番目の選択で3枠をゲット。
通算16回目のG1制覇を狙う。
2着/青山周平(伊勢崎31期)競走タイム3.341
競走車名:ハルク・73 ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・2着
準決勝戦は試走3.24、今節の一番時計を出した。
スタートはやや浮かせたが、鋭く追って、ゴール前に詰め寄るも木村武之を捕え切れず2着。
前節は地元戦を完全優勝しており、連勝こそ「6」で止まった。
だが、エンジン状態は「変わらない感じで、良いと思う」と、及第点の評価だ。
近況の山陽グレードレースは9月のプレミアムカップ、10月の若獅子杯に続いて、連続優出。
「良い結果を出せるように、頑張るのみです」と、ナンバーワンは静かに燃える。
通算14回目のG1優勝、そして、山陽のスピード王初制覇を手中に収めるか。
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【12R=九州スポーツ杯G1第55回スピード王決定戦・優勝戦】
*8周回 4,100m 0mオープン
1/丹村飛竜(山陽29期)選択順3番目
2/人見剛志(山陽28期)選択順2番目
3/木村武之(浜松26期)選択順4番目
4/鈴木圭一郎(浜松32期)選択順1番目
5/青山周平(伊勢崎31期)選択順5番目
6/佐々木啓(山陽23期)選択順6番目
7/浜野淳(山陽24期)選択順7番目
8/藤岡一樹(山陽29期)選択順8番目
準決勝戦1着で、競走得点上位選手から順に枠番を選択。
1番目の鈴木が4枠を選び、2番目の人見は2枠を選択した。
準決勝戦2着選手も同様に上位選手から枠番を選択し、こちらは選択順に5枠から順に埋まっていった。
初日は小雪も舞った今節。
最終日は晴れ予報だが、引き続き、走路は冷え込みそう。
優勝戦8周回はさらなる高速バトルが展開されそうだ。(P-Navi編集部)