2020/08/14(金) 23:30
伊勢崎SG(4日目)第24回オートレースグランプリ
【9R=準決勝】
*8周回 4,100m(良走路)
試走一番時計の5・永井大介がセンター枠からスタートを決める。
そのままレースの主導権を握ると、他の追随を許さずに逃げ切り1着ゴール。
スタートで2番手につけた4・高橋貢が7・木村武之の攻めを凌いで2着。
1着/永井大介(川口25期)競走タイム3.400
競走車名:ダビド・ビジャ ランク:S6
今節の成績:3着・5着・1着・1着
スタート速攻から快速ぶりを発揮して、8周回を逃げ切った。
「最高のスタートが切れました。仕上がりは最近の中では一番良いですね」と、エンジンも納得の出来だ。
2008年、当地のグランプリでSG初制覇。
そこからダブルグランドスラムを達成するなど、トップを走り続けてきた。
だが、2018年のスーパースター王座決定戦を最後にSG制覇には届いていない。
グランプリ優勝ならば6年ぶり4回目、通算16回目のSG制覇となる。
2着/高橋貢(伊勢崎22期)競走タイム3.410
競走車名:ウルフM ランク:S5
今節の成績:2着・4着・3着・2着
レジェンドレーサーがシッカリと、地元SGの優勝戦に進出した。
「最近は調子が良くなかったが、優勝戦に乗れたのは良かった」
クランク交換、さらに「まだ優勝戦では見劣る感じがある。もう少し力が欲しい」と、策を練る。
2017年にグランプリを制してから3年程、頂点(SG優勝)には届いていない。
3年ぶり3回目のグランプリ制覇ならばトリプルグランドスラムという偉業も達成となる。
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【10R=準決勝】
*8周回 4,100m(斑走路)
急な小雨で走路は斑(ブチ)の発表。
スタートで大カマシを決めたのは8・内山高秀で、1周回で先頭に立つ。
センター枠から5・佐藤貴也も2番手につけ、内山、佐藤の態勢で周回を重ねる。
3番手につけた2・中村雅人だったが、前を行く両者を攻めあぐねる。
内山が押し切り1着、佐藤が2着、3着に中村が入着。
人気を背負った1・鈴木圭一郎だったが、出遅れが響いて、追い上げるも4着まで。
3連単は88万円台の超高配当決着となった。
1着/内山高秀(伊勢崎26期)競走タイム3.434
競走車名:ジャブラニK ランク:S30
今節の成績:5着・5着・2着・1着
大外8枠で1着奪取して、88万車券という波乱の立役者となった。
「出来すぎです」と、謙遜(けんそん)気味に振り返るが、集中していたというスタートをここ一番で決めた。
「ペースが上がらなかったけど、エンジンが味方しましたね」
優勝戦は準決勝戦と打って変わって0mの最内枠。
SG初制覇が多いグランプリだが、今回の優出メンバーでSGを獲っていないのは内山のみ。
「優勝戦も思い切り頑張りたいです」と、虎視眈々。
2着/佐藤貴也(浜松29期)競走タイム3.437
競走車名:スケートラブ ランク:S11
今節の成績:2着・1着・2着・2着
エンジン状態が高いレベルで安定している。
「凄くよく動いてくれています。ここ最近で良くなって、ナイターも合いました」
初日からただ1人、オール連対で優勝戦進出を決めた。
その優勝戦に向けても「エンジンは特にこれと言ってやることはない」と、太鼓判。
「スタートを決めて、優勝したいと思います」
2018年のオールスター以来、2回目のSG制覇なるか。
【11R=準決勝】
*8周回 4,100m(良走路)
レース前までに小雨はスッカリと止み、再び良走路に回復した。
1回目のスタートで小林瑞季がフライング。
2回目は1・黒川京介がインから飛び出して機先を制して、6・有吉辰也が続く。
1周回で3番手までポジションを上げた8・伊藤信夫が有吉、黒川を捌いて、3周回目に先頭に立つ。
そして、そのまま押し切り1着ゴール。
8番車が10レースに続いて、波乱を演出した。
2着には有吉、3着には黒川が逃げ粘った。
人気を集めた3・早川清太郎だったが、4着で地元SG優出を逃す結果に。
こちらも3連単は15万円台の高配当決着となった。
1着/伊藤信夫(浜松24期)競走タイム3.405
競走車名:プロドライブ ランク:S25
今節の成績:5着・5着・1着・1着
ベテランが攻めのレースで混戦を制した。
「守りに入らずに開けて回りました。エンジンも強めでしたね。久々なので嬉しいです」
SG優出は2018年の全日本選抜以来となる。
グランプリに限れば2010年以来、実に10年ぶりの優勝戦進出だが、初めてSGを制覇&日本記録樹立した思い出の開催でもある。
「凄く良い状態で乗れたので頑張りたい」
古豪復活なるか。
2着/有吉辰也(飯塚25期)競走タイム3.410
競走車名:キックアス ランク:S20
今節の成績:6着・5着・2着・2着
「良いスタートが切れました」
十八番の鋭いスタートで好位置につけると、粘り強い走りで優出圏内をキープした。
伊藤と同じくグランプリ優出は10年ぶりだが、その10年前のグランプリを制したのが有吉だった。
「1つでも良い着を獲れるように頑張りたい」
2枠から再び好スタートを切って、8年ぶり4回目のSG優勝を狙う。
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【12R=準決勝】
*8周回 4,100m(良走路)
スーパーハンデでの挑戦が続いている8・青山周平に人気が集中。
0ハンのスタートは3・鈴木清が決めるが、6・金子大輔が1周回の3コーナーで鈴木をかわして先頭に立つ。
10m後ろからスタートした青山は1周回で5番手まで上昇。
金子が逃げる展開となるも、青山は5周回で7・佐々木啓を捕らえて3番手に浮上。
さらに6周回で鈴木、金子を次々と、パスして、価値ある今シリーズの初勝利。
2着に金子、3着に鈴木が入着した。
1着/青山周平(伊勢崎31期)競走タイム3.401
競走車名:ハルク・73 ランク:S1
今節の成績:2着・2着・6着・1着
1997年以来(片平巧、島田信広)となるSGでのスーパーハンデに挑戦している青山周平。
ここまで勝ち星には届かなかったが、準決勝戦で1着。
遂にスーパーハンデを克服した。
これには「メチャクチャ嬉しい。これ以上ないくらいのレースでした」と、破顔一笑。
優勝戦も8枠__ただ1人、10m後ろからチャレンジする。
地元戦5連続優勝中、さらにはグランプリ3連覇へ。
「エンジンは微調整程度で良い。楽しんで良いレースしたい」
ナンバーワンが新たな歴史を刻み込むか。
2着/金子大輔(浜松29期)競走タイム3.424
競走車名:Jジョーンズ ランク:S15
今節の成績:5着・2着・3着・2着
「スタート様様(さまさま)です」。
2着で優出を決めたレースをこう振り返る。
「先頭に立ってから後ろに(鈴木)清さんがいるのは分かっていたけど、ペースが上がらずにキツかった。気持ちよく乗れませんでした」
優勝戦に向けては「もっとエンジンを良くしたい。ちょっと考えます」と、整備に着手する。
グランプリは2011年にSG初制覇した大会。
0線の3枠から5年ぶり3回目のSG制覇を目論む。
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【12R=第24回オートレースグランプリ・優勝戦】
*10周回 5,100m
1/内山高秀(伊勢崎26期)ハンデ0m
2/有吉辰也(飯塚25期)ハンデ0m
3/金子大輔(浜松29期)ハンデ0m
4/佐藤貴也(浜松29期)ハンデ0m
5/伊藤信夫(浜松24期)ハンデ0m
6/高橋貢(伊勢崎22期)ハンデ0m
7/永井大介(川口25期)ハンデ0m
8/青山周平(伊勢崎31期)ハンデ10m(P-Navi編集部)