山陽G1(4日目)ピックアップ

2020/06/16(火) 21:46

山陽G1(4日目)ピックアップ

2020年6月16日

山陽(4日目)開場55周年記念スポニチ杯 G1 第1回令和グランドチャンピオンカップ

【9R=準決勝】
*6周回 3,100m(良走路)

単独0ハンの1・青木隆浩が快調に逃げる。
スタートから2番手に前田淳、3番手は5・長田恭徳が続く。
長田が最終周回3コーナーで前田と青木を2車抜き成功。
そのまま長田が1着ゴール。
2着は逃げ粘った青木、3着に前田が入着した。


1着/長田恭徳(山陽32期)競走タイム3.453
競走車名:オフホワイト ランク:A5
今節の成績:3着・5着・3着・1着

最終周回で前をいく2車に渾身の突っ込みを決めた。
「前田さんがどう仕掛けるかを見ていました。自分なりに余裕がありましたし、最後は勝負に出ないとダメだと思って大きく振ったら、内が空きましたね」
G2の優出経験はあるが、G1はこれが初優出となる。
「メチャクチャ嬉しいです。自分でもビックリ(笑)」と、満面の笑み。
「エンジンは悪くないので、優勝戦も100%が出せるように頑張ります!」
勝てば通算100勝のメモリアルも達成する。


2着/青木隆浩(山陽33期)競走タイム3.471
競走車名:リョウマ ランク:A224
今節の成績:3着・2着・5着・2着

スタートから逃げ態勢を築いて、最終周回まで先頭をキープ。
「スタートはいつも通りに切って、あとはペースに乗っていければ良いなと、思っていました」
54度の熱走路も味方して「信じられないくらい嬉しい」G1初優出を決めた。
昨年12月の山陽G1スピード王決定戦以来、G1出場自体が2回目の快挙。
「エンジンは悪いところがない。優勝出来るように、懸命に走ります」
初のG1優勝戦は単独0ハンで挑む。

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【10R=準決勝】
*6周回 3,100m(良走路)

10線大外の8・荒尾聡が1周回目で3番手の好位置につける。
すぐさま前をパスして早々に先頭に立つと、あとは後続を離して一人旅。
2番手の2・高宗良次を5周回目に4・田中正樹がかわして2着に入った。


1着/荒尾聡(飯塚27期)競走タイム3.453
競走車名:デフジャムAK ランク:S4
今節の成績:2着・1着・4着・1着

「1周回目の展開が良かった、あの展開一本です!」
スタートの切れは「良くなかった」であるが、すぐさま3番手につける速攻劇で勝利を大きく手繰り寄せた。
圧巻のレース運びに思えたものの「試走もタイムも出て、この展開なのに上がりタイムが良くない」と、まだ及第点には及ばず。
令和初のSGウィナーが第1回目の『令和グランドチャンピオンカップ』も制するか?


2着/田中正樹(飯塚29期)競走タイム3.482
競走車名:タイガーマサキ ランク:A46
今節の成績:7着・3着・2着・2着

2周回目に3番手に上がるも高宗良次をかわせずにいたが、ずっと機を狙っていた。
「良いコースを走っていたし、なかなかいけませんでした」
好機が訪れたのは5周回目。
「たまたま滑るところがあったので、チャンスだと思って入りました」
これが嬉しいG1初優出となった。
優勝戦は10線の最内で「エンジンはずっと良い」だけに、まずはスタートに集中だ。

【11R=準決勝】
*6周回 3,100m(良走路)

10mオープンで実施された11Rは7・田中茂が好スタートから1周回で先頭に立つ盤石のレース運び。
そのまま押し切って1着ゴール。
2番手には3・穴見和正をかわして5・丸山智史が上がる。
しかし、7番手スタートから追い上げてきた6・滝下隼平が5周回目に丸山を捕えて2着。


1着/田中茂(飯塚26期)競走タイム3.460
競走車名:レイリー ランク:S34
今節の成績:5着・4着・2着・1着

抜群のスタートを切って、1周回でレースを決着。
「スタートが良かったです。その勢いでいけましたね」
エンジン状態も「朝の練習から良かったので、そのままいきました」。
SG4度、G1は過去7度の制覇を誇る実力者。
「(走路が)熱かったら、このまま。天候によって考えます」
2009年黒潮杯(船橋)以来となる、久々のG1優勝が期待される。


2着/滝下隼平(飯塚28期)競走タイム3.469
競走車名:S・ラセツ ランク:S44
今節の成績:4着・4着・4着・2着

勝因は「抜群に良かったタイヤ」だ。
スタートではやや後手を踏んだものの着実にポジションを上げると、5周回目に2番手に浮上。
「マル(丸山智史)はコースを守っていたので。でも、自分の方が強目だったからいこうと」
勝負タイヤに加えて、エンジン状態も良好だ。
G1優勝戦は昨年12月の山陽G1スピード王決定戦以来。
念願のグレードレース初制覇なるか。

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【12R=準決勝】
*6周回 3,100m(良走路)

スタートで10線内の2・春本綾斗が0ハンを捕える好ダッシュ。
8・佐々木啓は1周回4コーナーでインに入り、2周回目1コーナーで3番手まで浮上する。
そして、4周回目に春本を捕えて先頭に躍り出る。
佐々木が1着、粘る春本を最後にかわした7・有吉辰也が2着。


*写真は昨年9月の山陽プレミアムカップ時

1着/佐々木啓(山陽23期)競走タイム3.460
競走車名:リアン ランク:S9
今節の成績:2着・1着・1着・1着

初日の山陽ナンバーワン決定戦は2着だったが、2日目から3連勝で優出。
準決勝も熱走路で「早く仕掛けないと終わる」と、狙った速攻が決まった。
近況のグレード戦線での活躍ぶりは周知の通りで「悪くない」状態ならば記念すべき初開催の地元G1優勝に向けても視野良好だ。
G1は通算7度制しているが、2009年浜松のスピード王決定戦以来、遠ざかっている。
「今日はタイヤに負担が掛かっていた。掛からないように調整を考える」
山陽地区のランク1位として熱い走りを見せる。


2着/有吉辰也(飯塚25期)競走タイム3.463
競走車名:キックアス ランク:S20
今節の成績:1着・5着・3着・2着

最後の最後で、春本との2着争いを制して優出を決めた。
エンジンは「良い音が出ていました。佐々木さんの中もいけそうな感じ」と、手応えあり。
直近のG1優勝は復活を印象づけた2年前の山陽G1平成チャンピオンカップ。
「直線がもっと欲しいし、エンジンはもっと良くなれば」と、さらに上積みを目指す。
優勝ならばG1通算14回目の制覇となる。

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0・10mのハンデ戦となった優勝戦。
飯塚勢5名、山陽勢3名の争い。
23期から33期まで期別が全員、異なる一戦となった。
明日の天候は晴れ予報。
気温によっては4日目同様に熱走路となることが予想されるので、走路温度は要チェックだろう。

【12R=優勝戦】
*8周回 4,100m 
1/青木隆浩(山陽33期)ハンデ0m
2/田中正樹(飯塚29期)ハンデ10m
3/長田恭徳(山陽32期)ハンデ10m
4/滝下隼平(飯塚28期)ハンデ10m
5/田中茂(飯塚26期)ハンデ10m
6/有吉辰也(飯塚25期)ハンデ10m
7/佐々木啓(山陽23期)ハンデ10m
8/荒尾聡(飯塚27期)ハンデ10m(P-Navi編集部)

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