宇都宮G3(最終日)レポート

2020/05/24(日) 18:37

宇都宮G3(最終日)レポート

2020年5月24日

宇都宮G3(最終日)開設71周年記念 宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦

【12R=S級決勝】

1/渡邉雄太(S1・静岡105期)
2/松浦悠士(SS・広島98期)
3/浅井康太(S1・三重90期)
4/渡部哲男(S1・愛媛84期)
5/野原雅也(S1・福井103期)
6/堀内俊介(S1・神奈川107期)
7/中川誠一郎(SS・熊本85期)
8/神山拓弥(S1・栃木91期)
9/大槻寛徳(S1・宮城85期)

大外から大槻が飛び出し、中川を迎え入れた同級生ラインが前受け。
79・16・24・53・1の細切れ戦となる。

赤板1コーナーから後ろ攻めの野原が上昇。
番手の浅井に続き、戦前に「魅力的な位置」と、語った地元で単騎の神山も車を上げる。

野原の上昇を察知して、南関2車も前へ踏んでいく。

そして、中川が引く形になったところで打鐘。

スローペースの一本棒。
2センターで主導権を握った野原が後続を気にしながら残り1周回。
53・8・16・24・79の並び。
最終1コーナーから後ろの松浦、中川も踏み上げる。

渡邉も捲りを放つが、野原が一気にペースアップして、最終BSを通過。

最終4コーナー、逃げる野原の番手から満を持して浅井が踏み込む。

浅井が差し切って1着で入線。
2着は浅井マークの神山、3着は松浦と堀内でもつれたが、松浦が先にゴール線を駆け抜けた。

浅井は今年、3回目(静岡・高知・宇都宮=3場所連続)の記念優勝。
通算28回目のG3制覇を決めた。
宇都宮記念は2013年以来、2回目のVとなる。

まだ無観客開催ではあるが、浅井はホームスタンドに手を振りながら表彰式に登場。

優勝/浅井康太(S1・三重90期)
前回の宇都宮記念優勝の時は捲り追い込み。
今回は差しと、ちょっと……ですけれど(笑)。
4コーナーでシッカリ番手やったんでね、1着を獲り切ろうと。
野原君があれだけ頑張ってくれた。
残そうと思って、後ろにいかれたら元も子もないんで。
野原君が優勝できるように前攻めは嫌った。
中団くらいからの捲りで考えていたので、先行は意外でした。
でも、神山君が3番手についてくれたのは大きかったですね。
渡邉君の捲りにも牽制しないで、前に踏むだけで対応できた。
良いメンバーで走れたんで、今後に繋げられると思う。
開催中止が数多く続いたりして、選手もモチベーションを保つのは難しかった。
だから、今回、宇都宮記念を開催してくれたことに感謝しています。
選手も良いパフォーマンスを出そうと頑張りました。
まだ大変な時期は続きますけど、僕たち選手みんなも頑張るんで、どうか競輪を応援して下さい。

【6R=S級企画レース・ブロックセブン】

1/田中晴基(S1・千葉90期)
2/柳詰正宏(S1・福岡97期)
3/栗山俊介(S1・奈良103期)
4/坂本周輝(S2・青森100期)
5/清水広幸(S2・愛知57期)
6/大薗宏(S2・茨城71期)
7/片岡迪之(S2・岡山93期)

号砲で勢い良く飛び出したのは柳詰と栗山。
柳詰が前を取り、片岡を迎え入れる。
隊列はスンナリ整い、72・35・1・46の細切れ戦。

赤板1コーナー過ぎから後方の坂本が動く。
そして、打鐘で片岡が引き、坂本の主導権に。

だが、打鐘直後、中団キープの栗山が叩く。

最終HS手前、後方に引いた形の片岡がカマシていく。
片岡ー柳詰の後ろには単騎の田中が続くが、3番手の位置を栗山と取り合う形に。

片岡の逃げで最終BS、番手の柳詰はやや車間を切り、後ろの気配を伺う。

最終4コーナー、依然、片岡が逃げを見せる。

ゴール線直前、番手絶好の柳詰が差し切っての1着到達。
2着に片岡が粘り、3着は中団で田中との踏み合いを制した栗山が入線した。

1着/柳詰正宏(S1・福岡97期)
嬉しいですね!
2着か3着の選手、飛び抜けたものがないんで(苦笑)。
片岡さんには好きに走って貰った、片岡さんのおかげです。
早目に仕掛けたいとは言っていましたけど。
もうワンテンポ見るかなとも思っていたんで、少し構えてしまいましたね。
出切ってからは余裕があった、後ろで田中さんと栗山が併走していたのも分かっていた。
最後はちょっと力んでしまったんですけど(苦笑)。
落車明け(高知G3)でやれることは全てやってきた。
それで良い結果が残せたので、これで流れが良くなってくれたら。
9車で走る時も結果を残していきたいです。

(P-Navi編集部)

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