2020/03/07(土) 22:49
サンケイスポーツ杯
伊勢崎G2(4日目)レジェンドカップ
【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
速攻を決めた3・五所淳、5・内山高秀が1周2コーナーで早々に抜け出す。
内山は何度か仕掛けるも、五所の絶妙な逃げの前に入ることができず。
7・篠崎睦、8・佐々木啓も追い上げてくるが、五所が逃げ切り1着。
2着に内山、試走一番時計で人気だった佐々木は3着まで。
1着/五所淳(山陽23期)競走タイム3.408
競走車名:パンドラ― ランク:A17
今節の成績:2着・5着・4着・1着
準決勝はコース取り巧みに逃げ切り、レジェンドカップ4回目の参戦で初優出を決めた。
グレードレースの優出は2017年10月浜松のG2ウィナーズカップ以来となる。
エンジンは「ずっと悪くない。もうちょいの感じ」で、優勝戦までには「少しだけ微調整をやっていく」と。
先月は弟子の山本将之(山陽33期)が初優勝をするなど、明るい話題が続く。
強豪ぞろいの一戦だが、グレード戦優勝なら1999年以来2回目となる。
2着/内山高秀(伊勢崎26期)競走タイム3.412
競走車名:ジャブラニK ランク:S31
今節の成績:1着・8着・5着・2着
レジェンドカップは3年連続で参戦し、昨年に続いて2年連続の優出となった。
初日1着スタートも、2日目から連対を外していたのだが。
「リングをやったら、良くなりました。エンジンは良いと思います」と、立て直しに成功した。
スタートも「クラッチを扱って、今日が一番切れました」と。好感触を掴む。
オール連対で優出した昨年のレジェンドカップでは最終周回で高橋貢にかわされて悔しい2着。
今開催の最年少レーサーは大外枠と位置こそ厳しいが、昨年のリベンジに期待だ。
【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
7・浦田信輔がスタートから1周回で3番手の好位置につける。
浦田は前をいく1・吉田幸司と6・鈴木清を3周回で捕えると、そのまま押し切って1着。
8・永井大介は最終回3コーナーで鈴木清の内を突いて2着争いを制した。
1着/浦田信輔(飯塚23期)競走タイム3.386
競走車名:パンジャA ランク:S16
今節の成績:2着・1着・1着・1着
2日目から3連勝で、レジェンドカップ3度目の優出を決めた。
「リング交換をしました。でも、少し気候が変わっていて、合わせきれませんでした」
そのように準決勝戦の感触を振り返る。
優勝戦に向けては「タイヤもありますし、微調整だけやります」と、調整は考え済み。
スタートは「ギリギリでしたが、自分なりには切れています」と、まずまず。
最終日は若干、天候に心配材料があるが、2017年以来となる2度目のレジェンドカップ制覇を狙う。
2着/永井大介(川口25期)競走タイム3.395
競走車名:セプテンバー ランク:S9
今節の成績:1着・2着・7着・2着
最後の最後で、鈴木清の懐に飛び込んで、逆転優出を決めた。
「展開は良くなかったです。自分の方が試走も出ていると思ったのに、清さんもエンジンが良かったので、焦りました。(かわせて)良かったです」と、安堵の表情を見せた。
常に話題が挙がるのは昨年の11月にリーチをかけた通算100V達成について。
「乗り味は悪くないです。タイヤも今日のものでいけそうだし、無観客ですけど、100Vを決められるように頑張ります」
【11R=準決勝】
*6周回 3,100m(良走路)
スタート先制したのは5・森且行で、1周回で先頭に立ち、主導権を握る。
8・池田政和は2周回目に2番手にまで浮上し、3周回3コーナーで森を捕えて先頭に立つ盤石のレースで1着。
3番手から6・田中茂も追い上げを狙うが、森が2着で優出を果たした。
1着/池田政和(川口23期)競走タイム3.383
競走車名:マンティス ランク:S18
今節の成績:1着・1着・7着・1着
「今日が一番良かったと思います」と、エンジンには好感触を掴んでいる。
準決勝は速攻が決まり、シリーズ3勝目を挙げた。
「昨日よりも伸びがついてきました。朝練習で滑りを感じたら何かやると思うが、もう基本はこのまま、何もしないかも知れません」
というコメントからも仕上がり具合が良いことが伺える。
スタートは「出が良くなく、ちょっと切れていないです」とのことで、再度クラッチを扱う。
今年は1月に伊勢崎でG1シルクカップを制覇。
当地で連続グレードレース制覇なるか。
2着/森且行(川口25期)競走タイム3.386
競走車名:ハカ ランク:S29
今節の成績:1着・1着・5着・2着
スタートから好展開に持ち込んで、昨年1月の飯塚G2オーバルチャンピオンカップ以来のグレード戦優出を手繰り寄せた
(*SSシリーズ戦を除く)。
しかし、「今日が一番ダメでしたね。タイヤに接地感がなく、序盤から滑りが気になりました」と、厳しい評価だ。
対処としては「エンジンは軽くなっていたので、まずはエンジンをやります」。
レジェンドカップは2018年に次いで2回目の優出。
優勝ならば2014年の川口記念以来となる通算6回目。
G2は4回目のグレードレース制覇となる。
【12R=準決勝】
*6周回 3,100m(良走路)
1回目のスタートは4・東小野正道がフライング。
2回目は5・岩崎亮一、8・高橋貢が好スタートを決め、1周回3コーナーで先頭に立った岩崎を高橋がすぐさま捕えて、あとは独走状態に持ち込んだ。
2着に岩崎が入り、最終コーナーで7・若井友和をかわした6・木村武之が3着入線。
1着/高橋貢(伊勢崎22期)競走タイム3.357
競走車名:ウルフM ランク:S7
今節の成績:4着・1着・1着・1着
“絶対王者“が見事に2日目から3連勝で優出を決めた。
準決勝の競走タイムは一番時計の3.357。
「今日が一番良かったです。試走から感じも良かったですし、余裕もありました」と、仕上がり状態にも及第点をつける。
強いて不安を挙げるならスタートか。
「ちょっと原因が分からないですが、バラツキがあるので、そこが直っていない。1本目も自分がフライングだと思ったくらい」。
期待されるのはレジェンドカップ連覇だ。
「準決勝クリアしたので、連覇にチャレンジできる。狙っていきたい」と、静かに闘志を燃やす。
2着/岩崎亮一(山陽25期)競走タイム3.373
競走車名:FGビゼン ランク:S43
今節の成績:1着・1着・3着・2着
「自分なりには良いと思います」というスタートで、序盤から好位置につけて、優勝戦の最後の切符を手にした。
エンジンは「乗りやすさはあるけれど、中間から先が無い」とのことで、さらなる上積みが必要か。
レジェンドカップは2回目の優出で、前回2017年は優勝戦3着だった。
「明日も良いレースしたいと思います」と、2014年以来4度目のグレードレース制覇を目指す。
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最終レース終了後、優出8選手による枠番選択が行われた。
こちらは順当に、選択順通りに内枠から決まっていった。
【12R=サンケイスポーツ杯レジェンドカップ・優勝戦】
*8周回 4,100m 0mオープン(枠番選択)
1/浦田信輔(飯塚23期)選択順1番目
2/高橋貢(伊勢崎22期)選択順2番目
3/池田政和(川口23期)選択順3番目
4/五所淳(山陽23期)選択順4番目
5/岩崎亮一(山陽25期)選択順5番目
6/森且行(川口25期)選択順6番目
7/永井大介(川口25期)選択順7番目
8/内山高秀(伊勢崎26期)選択順8番目(P-Navi編集部)