山陽G2(最終日)レポート

2019/11/25(月) 09:00

山陽G2(最終日)レポート

2019年11月24日

G2第3回山陽王座防衛戦(最終日)朝陽カントリークラブ presents 小林啓二杯

【12R=G2小林啓二杯優勝戦出場メンバー】
8周回 4,100m(斑走路)

1/浜野淳(山陽24期)アモン/ハンデ0m/試走3.47
2/長田恭徳(山陽32期)オフホワイト/ハンデ10m/試走3.52
3/緒方浩一(山陽30期)グレート・ムタ/ハンデ10m/試走3.46
4/岩崎亮一(山陽25期)FGビゼン/ハンデ10m/試走3.50
5/渡邉篤(浜松31期)ナナロク2/ハンデ10m/試走3.48
6/山田達也(川口28期)イプシロン/ハンデ10m/試走3.46
7/丹村飛竜(山陽29期)ヒシャカク/ハンデ10m/試走3.48
8/青山周平(伊勢崎31期)ハルク・73/ハンデ10m/試走3.45

最終日は朝から雨が降り、1レースから湿走路のコンディションでスタート。
その雨は昼過ぎに止み、時折、日差しが降り注ぐまでに天候が回復していった。
走路状況も11レースからブチ走路に変化。
優勝戦もブチ走路での決戦となった。

試走一番時計を叩き出した8・青山周平が一番人気に支持され、単独0mハンデの1・浜野淳、さらに得意走路となった3・緒方浩一、7・丹村飛竜が対抗として推されていた。

レースは緒方が抜群のスタートを決め、0mハンデの浜野をもかわして、一気に逃げ展開に持ち込んでいく。
2番手に浜野が続くも、快調に飛ばす緒方との差は広がるばかり。

そのまま緒方が8周回を逃げ切って、2013年以来となるグレード戦優勝のゴール、G2小林啓二杯の初制覇を決める。
2着には緒方にスタートで捕えられたものの立て直した浜野、最終周回で渡邉篤をさばいた青山周平が3着に入線した。

「走路状態が最高でした!」
前日には昼過ぎからの雨予報だったが、最終日当日は朝から雨。
その雨が昼には降り止み、太陽に照らされて徐々に回復していく。
優勝戦が行われる時間帯には緒方が得意な斑走路となっていた。
「走路自体は完全に味方をしてくれているなと思いました、あとは自分が頑張るだけ」
渾身のスタートで前団を叩くと、あとは8周回の独走劇を演じた。

グレード戦の優勝は2013年に当地で開催されたG1スピード王決定戦以来2度目。
(*G2格の2014年川口のスーパースターシリーズ戦の優勝歴あり)
6年前にG1を初制覇したが、その後は落車によるケガで半年間の長期欠場を経験するなど、苦難を乗り越えてきた。
「選手をやれているだけで、ものすごく幸せ。今日みたいに優勝できるまで復活できて、本当に良かったです」
11月にSG日本選手権オートを連覇した青山周平ら強豪を相手に、持ち前のスピードを存分に発揮した。
ちょうど150回目の勝ち星は、このうえない自信に繋がるはず。
レース後は師匠である田中泰彦(山陽19期)に祝福され、ガッチリと、握手をかわした。
「これで(師匠に)やっと親孝行できたかなと思います!」

優勝/緒方浩一(山陽30期)
走路が最高でした!
自分に向いている大好きな走路になりましたね。
スタートも自信を持って切れました。
後続は分からなかったです。
エンジンは昨日と一緒で、ちょっと雨セットをやったんですけど、晴れてきたので戻しました。
エンジンは良かったですね。
優勝戦に乗れたことも良かったですが、優勝戦のスタートラインに立ったら、獲りたい気持ちが強くなりました。
次はSGを頑張ります。
このメンバーで勝てたら、頑張ればやれると思うので!


師匠である田中泰彦と喜びを分かち合う記念撮影


ガッチリ握手をかわす両者、多くの言葉はいらなかった。

(P-Navi編集部)

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