山陽G2(4日目)ピックアップ

2019/11/23(土) 23:59

山陽G2(4日目)ピックアップ

2019年11月23日

G2第3回山陽王座防衛戦(4日目)朝陽カントリークラブ presents 小林啓二杯

【9R=準決勝(良走路)3,100m】


1着/緒方浩一(山陽30期/A8)グレート・ムタ
競走タイム:3.379
10mハンデの最内から好スタートを決めて、0mハンデの2車を早々に突破。
「1番(山本将之)がスタートで浮かせていたのでね。自分も少し浮きましたが、切れは良いです。展開も向きましたね」
セーフティーリードを保ちながら、そのまま6周回を逃げ切って、優出一番乗り。
「天候が変わって、大幅に整備したら良い方向に行きました」
グレード戦優出は2017年10月の当場G1スピード王以来、約2年ぶり。
優勝戦は雨予報だが、晴雨どちらでも持ち前のスピードを発揮したい。


2着/岩崎亮一(山陽25期/S43)FGビゼン
競走タイム:3.402
スタートで3番手につけ、3周回目に2番手に浮上。
猛追してきた金子大輔との2着争いを制した。
「まさか残れると思っていなかったので、良かったです」
これで3年連続の小林啓二杯優出を決めた。
「タイヤは昨日と一緒でしたが、メチャクチャ跳ねましたね。後ろだけ気にして走りました」
過去2回は共に5着。
「地元で優勝を目指したいです」
優勝ならば5年ぶりのグレード戦制覇となる。

【10R=準決勝(良走路)3,100m】


1着/山田達也(川口28期/S12)イプシロン
競走タイム:3.386
「道中は手前も先の感じも悪くない。試走は跳ねたけど、レースは軽かった。エンジン状態はMAXだと思うので、今節で一番」
エンジンの仕上がりは申し分ない評価だ。
準決勝はスタートから内を進み、1周回で2番手まで進出した。
逃げる長田恭徳を4周回目に捕えて、今節、初勝利を挙げた。
近況のグレード戦では準決勝で惜敗が続いていたが、ようやく突破。
予選クリアも32番目とツキもある。
この勢いで、念願のグレード戦初優勝まで手中に収めるか。


2着/長田恭徳(山陽32期/A56)オフホワイト
競走タイム:3.395
ここ一番のスタートを決めた。
「今日は良いスタートが切れましたし、スタートに懸けていました」
10mハンデの最内から0mハンデ2車を一気に交わして先頭に立つと、山田達也には捌かれたものの「コースだけは守ろうと思って」と、2着に粘った。
優勝戦も10mの最内から「チャレンジャーの走りで」挑む。
小林啓二杯は昨年に続いての連続優出だが、昨年は8着だったので「リベンジしたい」と。
雨予報ではあるが、まずは「歯を食いしばって」スタートに集中する。

【11R=準決勝(良走路)3,100m】


1着/浜野淳(山陽24期/A60)アモン
競走タイム:3.413
存在感ある走りで、グレード戦の優勝戦に舞い戻った。
「試走が良くなくて……『ダメだ』、『抜かれる』と、思っていたから、自分が一番ビックリしています」
0mハンデの外からカマシを決めると、後続をシャットアウトするテクニックが6周回、冴え渡った。
「1人で逃げていたから、後ろも抜くのを苦労するだろうなとは思いましたけど。抜かれないコースで走りました」
小林啓二杯は3度目の優出。
ここで復活の狼煙(のろし)をあげたい。


2着/渡邉篤(浜松31期/S28)ナナロク2
競走タイム:3.405
冷え出した走路が最高の後押しとなった。
スタートでは外の荒尾聡に叩かれて後方に置かれるも、そこから周回を重ねるごとにポジションアップ。
5周回目には荒尾を再逆転する3車抜きを決め、一気に優出圏内に進出した。
「昨日も今日も8番手からで。いつもこういう展開は苦手なんですけど、よくいけました。後半は進んでくれました。この走路は冷えれば冷えるほど、すごく乗りやすくなりますね」
前回のSGの分も巻き返しの一手だ。

【12R=準決勝(良走路)3,100m】


1着/丹村飛竜(山陽29期/S23)ヒシャカク
競走タイム:3.395
2日目のドリームを制した丹村がシッカリと、優出切符を手にした。
「スタートは躊躇(ちゅうちょ)してしまった」が、岩科鮮太が逃げる展開で4周回目に2番手まで浮上。
「鮮ちゃんが滑らせていて、コースを守ったから、追いつくことができました」
最終周回で内から捌いて抜け出し、今節、3勝目のゴール。
「良い感じですね」
小林啓二杯は3年ぶり2度目の優勝の期待がかかる。


2着/青山周平(伊勢崎31期/S2)ハルク・73
競走タイム:3.399
「厳しい展開でした」と、振り返るように、最終周回では黄色信号の3番手。
それでも、シリーズリーダーの嗅覚は伊達ではなかった。
「もしかしたら、ああなるかなとは思って構えていました」
丹村が岩科をかわした最終コーナーで内にコースが生まれた。
連勝こそ止まったが、今年、5回目のグレード戦優勝へ。
主役の座は譲らない。

山陽G2小林啓二杯優勝戦
【8周回4,100m】
1・浜野淳(山陽24期)ハンデ0m
2・長田恭徳(山陽32期)ハンデ10m
3・緒方浩一(山陽30期)ハンデ10m
4・岩崎亮一(山陽25期)ハンデ10m
5・渡邉篤(浜松31期)ハンデ10m
6・山田達也(川口28期)ハンデ10m
7・丹村飛竜(山陽29期)ハンデ10m
8・青山周平(伊勢崎31期)ハンデ10m

(P-Navi編集部)

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