2019/11/03(日) 23:59
飯塚SG(4日目)第51回日本選手権オートレース
【9R=準決勝】*0mオープン/良走路4100m
1着/永井大介(川口25期/S9)セプテンバー
競走タイム:3.371
スタートこそ鈴木宏和に叩かれてしまったものの「昨日のように引きすぎてはダメ。何とか巧くいった」と、3番手から巻き返して、今節3勝目を決めた。「試走の手応えも悪くない。微調整で」。過去4度制している日本選手権で、まだ確定させていないSSトライアル出場を決めるか。
2着/丹村飛竜(山陽29期/S23)ヒシャカク
競走タイム:3.393
「スタートは自分なりには行けた」が、内枠にスタート巧者が揃っていただけに5番手から。1車ずつ捌いて、最後の最後で、前をいく鈴木宏和を捕らえて2着に浮上した。「最後は勝負だと思って、強引にいきましたけど、巧く回っていけました」。日本選手権は昨年に続いて今年も優勝戦8枠だが、悲願のSG初制覇を目指す。
***************
【10R=準決勝】*0mオープン/良走路4100m
1着/佐々木啓(山陽23期/S26)レノファ
競走タイム:3.383
「スタートが良かった。変わらず伸びます」と、試走28はメンバー中で一番時計。序盤で佐藤貴也の落妨もあったが、8枠から好位置をキープ。1着入線の中村雅人が反妨で繰り上がっての1着で、久しぶりのSG優出を決めた。SSトライアル出場のためにはSG初優勝、または上位着が絶対条件の勝負駆けだ。
2着/浦田信輔(飯塚23期/S16)パンジャA
競走タイム:3.388
「今、切らないと、いつ切るんだというくらい集中しました」と、1枠からスタートを決めて逃げ展開に持ち込んだ。「ここを走っていたら抜かれないところを走ったが、(中村に)抜かれましたね」(中村雅人は反妨)。後退を余儀なくされたが、執念で立て直して、地元SG優出シートを手にした。優勝戦も大歓声が後押しする。
【11R=準決勝】*0mオープン/良走路4100m
1着/青山周平(伊勢崎31期/S2)ハルク・73
競走タイム:3.363
盤石の8周回だった。「節一でした」と、語る程の切れ味で、3枠からスタートダッシュを決めると、そのまま逃げ切った。「エンジンは昨日(3日目)から何もしていない」と、高位安定している。日本選手権は昨年初制覇、今年は連覇が懸かっている。枠番選択の抽選順も『1』を自ら引き寄せた。
2着/金子大輔(浜松29期/S17)Jジョーンズ
競走タイム:3.371
「スタートで良い位置につけられました」と、6枠から2番手発進できたことが大きかった。「エンジンは少し乗りづらかった」ものの2着で、昨年10月の全日本選抜以来のSG優出を決めた。昨年のSSトライアルは他落、落妨で欠場と、悔しい思いをした。しかし、まだここまでポイントなし。年末へ勝負駆けを決めたい。
***************
【12R=準決勝】*0mオープン/良走路4100m
1着/鈴木圭一郎(浜松32期/S1)カルマS5K
競走タイム:3.349
「試走は29くらいかな」と、感じていたが、27のトップタイムを計測。スタートは「タイミングは遅れたけど、良いです」と、7枠から速攻を見せた。序盤に3車落車のアクシデントもあったが、後続を大きく引き離した一人旅で3.349の好タイム。10月の全日本選抜と同様の4枠を選択し、SG連続優勝に向かって「とにかく音を出す」。
2着/荒尾聡(飯塚27期/S6)デフジャムAK
競走タイム:3.395
優勝戦最後のシートを守り抜いた。スタートタイミング0.01で発進。直後の1コーナー過ぎに落車のアクシデントこそあったが、2番手を確保すると「跳ねがある」ものの後続をシャットアウト。オールスターに続く今年2度目のSG優勝を地元で目指す。3枠ゲットも好材料。優勝戦に向けては「クランク交換をします」。
最終レース終了後に、優出選手8名による枠番抽選選択が行われた。
方式は準決勝1着の4名から優先順上位選手から抽選を行い、その抽選順に枠番を選択。同様の流れで、準決勝2着の4選手も抽選および選択で枠番が決定した。
結果は以下の通り
( )内は抽選した順、枠番選択の順。そして、選択した枠番
青山周平(1番目→1番目→1枠)
鈴木圭一郎(2番目→4番目→4枠)
永井大介(3番目→2番目→2枠)
佐々木啓(4番目→3番目→5枠)
金子大輔(5番目→6番目→6枠)
荒尾聡(6番目→5番目→3枠)
浦田信輔(7番目→7番目→7枠)
丹村飛竜(8番目→8番目→8枠)
1番目の抽選で、見事に選択順1番目を引き当てた青山周平は破顔一笑。1枠を迷わず選択した。選択順3番目の佐々木啓が5枠、さらに選択順4番目の鈴木圭一郎が4枠を選んだことで、選択順5番目だった荒尾聡が空いていた3枠に入った。
SG第51回日本選手権オートレース優勝戦
【0mオープン、5100m】枠番抽選選択
1・青山周平(伊勢崎31期)
2・永井大介(川口25期)
3・荒尾聡(飯塚27期)
4・鈴木圭一郎(浜松32期)
5・佐々木啓(山陽23期)
6・金子大輔(浜松29期)
7・浦田信輔(飯塚23期)
8・丹村飛竜(山陽29期)
そして、注目のSS王座決定戦トライアル戦の選考状況は以下の通りとなっている。
1・青山周平(伊勢崎31期)→SGオートレースグランプリ優勝
2・永井大介(川口25期)→SGプレミアムカップ優勝戦得点3点
3・荒尾聡(飯塚27期)→SGオールスターオートレース優勝
4・鈴木圭一郎(浜松32期)→SG全日本選抜オートレース優勝
5・佐々木啓(山陽23期)
6・金子大輔(浜松29期)
7・浦田信輔(飯塚23期)→SGプレミアムカップ優勝戦得点5点
8・丹村飛竜(山陽29期)→SGプレミアムカップ優勝戦得点10点
永井大介はSSトライアル出場のギリギリ圏内におり、優勝、もしくはポイント上積みで確定させたいところ。また、佐々木と金子はポイントがなく、SSトライアル出場するには、これがラストチャンスの勝負駆けだ。ちなみにSG優勝戦の得点は、2着=15点、3着=10点、4着=7点、5着=5点、6着=3点、7着=2点、8着=1点になっている。(P-Navi編集部)