川崎G3(最終日)レポート

2019/08/12(月) 23:55

川崎G3(最終日)レポート

2019年8月12日

川崎G3(最終日)アーバンナイトカーニバル

【12R=S級決勝】

1/鈴木裕(S1・千葉92期)
2/伊藤信(S2・大阪92期)
3/山岸佳太(S1・茨城107期)
4/大塚玲(S1・神奈川89期)
5/片岡迪之(S2・岡山93期)
6/藤木裕(S2・京都89期)
7/五日市誠(S2・青森89期)
8/佐藤龍二(S2・神奈川94期)
9/加倉正義(S2・福岡68期)

近畿勢の前受け、26・37・148・79の四分戦。

赤板周回突入前、後方から片岡ー加倉ラインが上昇。

赤板に突入して、片岡が伊藤ー藤木を抑えた。

しかし、南関3車ラインがすぐに叩く。

そして、南関3車が出切ったところで打鐘を迎える。

打鐘後、すかさず片岡が再び踏み込んでいく。
車間を切って、最後方にいた山岸ー五日市も片岡ー加倉の動きに乗る。
残り1周回となったところで山岸が一気にスピードを上げ、片岡を飲み込んでいく。

山岸の主導権で最終BSを通過。
今開催、仕上がっていた伊藤も外から猛追するが、最終第4コーナー過ぎても山岸を越せず。


直線勝負、藤木を捌いて、佐藤も追い上げてくる。
横一線の接戦となったが、山岸が押し切って真っ先にゴールラインへ飛び込む。
2着は内を突いてきた鈴木、3着は山岸の番手・五日市という結果に。

山岸は6月の四日市記念以来、通算3回目の記念競輪優勝。

優勝/山岸佳太(S1・茨城107期)
そうですね、打鐘のところがポイントでしたね。
競輪祭の権利も懸かっているので、みんな駆けたくない。
自分はバック本数も一番持っていた。
そして、競輪祭も決まっているので気持ち的には楽だった、そこが大きかったんじゃないですかね。
出切ってからはガムシャラに踏むだけでした。
五日市さんとは二次予選Aでも連携してワンツー、絶対についてきてくれるだろうという信頼があった。
前回の四日市G3ナイターよりはスッキリした勝ち方だった、それは自分の中でもありますね。
周りからも「記念は獲れるよね」と、言われるんで(苦笑)。
そこは自覚して練習していくだけ。
G1も出られたり、出られなかったりなので、確実に活躍できるようにステップアップしていきたい。


同県の選手(小原唯志と藤谷はるな)から祝福を受ける山岸

【9R=L級ガールズ決勝】

1/柳原真緒(L1・福井114期)
2/荒牧聖未(L1・栃木102期)
3/増茂るるこ(L1・東京102期)
4/中嶋里美(L1・愛知110期)
5/内村舞織(L1・福岡112期)
6/比嘉真梨代(L1・沖縄114期)
7/高橋梨香(L1・埼玉106期)

まずは比嘉が正攻法で前を取る。
そして、前々に出た内村が中嶋を迎え入れ、6・4・5・1・2・3・7で並びは整う。

赤板前、最後方の高橋が上がってきて、4番手に収まる。
この1本棒の状態で打鐘。

第4コーナーから中嶋が踏み上げ、内村が追走。
今開催、積極策で勝ち上がってきた中嶋の主導権で残り1周回。

第1センター過ぎ、5番手の柳原が捲りにいくが、なかなか車が前へ出ない。

最終BS前、満を持して2番手の内村が捲りを放つ。
中団を確保した比嘉、高橋が内村を追う。

出遅れた柳原が最終第4コーナー、伸びるコースから猛追。

しかし、内村がそのまま押し切って1着でゴール。
2着に柳原、3着は比嘉とのデッドヒートを制した高橋となった。

内村は4日制では初V、通算3回目の優勝を決めた。

優勝/内村舞織(L1・福岡112期)
他力じゃなくて、自力で組み立てようと前々へ。
そこで絶対に動く、先行意欲の高い中嶋さんを迎え入れることができました。
それで冷静に流れを見られましたね。
昨日は柳原を差せなかったんで、先に仕掛けないと1着はないと。
そういう部分では昨日のレースを活かせたんじゃないかなと思います。
昨年もこの開催で同期同門の花梨(大久保)や真備さん(高木)と走って、何もしないで3着に終わってしまった。
今回は何かしようと考えて走って、優勝という結果に結びついたのは本当に嬉しいです。
落車で左肘のケガ(5月末の函館F2)もありましたけど、師匠もちゃんと見て下さる。
ケガの手術は川崎の病院で受けたので、この川崎で恩返しをしたかった。
少しずつですけど、縦脚も磨けていると思います。
これで競輪祭に少し近付きましたかね?(笑)


カメラマンからのリクエスト「投げキッス」という無茶ぶりに応えてくれた内村(P-Navi編集部)

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