宇都宮G3(最終日)レポート

2019/05/19(日) 18:34

宇都宮G3(最終日)レポート

2019年5月19日

宇都宮G3(最終日)宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦

【12R=S級決勝】

1/長島大介(S1・栃木96期)
2/村上義弘(SS・京都73期)
3/渡邊雄太(S1・静岡105期)
4/神山拓弥(S1・栃木91期)
5/近藤隆司(S1・千葉90期)
6/小埜正義(S1・千葉88期)
7/菅田壱道(S1・宮城91期)
8/勝頼卓也(S1・神奈川84期)
9/浅井康太(SS・三重90期)

号砲と同時に、内枠を活かした地元・長島が積極的に前を取る。
14・2・7・3568・9の細切れ戦。

赤板突入を合図に、渡邊が早目に仕掛ける。

渡邊が主導権を奪いにいくが、地元2車もイン粘り。
ここで打鐘を迎える。

先行する渡邊の後ろでは、近藤と地元2車の激しい攻防。
後続も離されることなく、虎視眈々(こしたんたん)と、仕掛け所を伺う。

逃げる渡邊がさらにペースを上げて、残り1周回。

第2コーナー付近で、近藤は長島と神山に続けて捌かれて後退(車体故障)。
このもつれたタイミングで、最後方の浅井が捲る。
最終BS手前、村上が南関4車から浅井に切り替えて追走。
その村上を追うのは菅田。
第2センター、浅井が前団を飲み込む。
その外から村上、菅田が続き、最後の直線は単騎3選手の争いに。

宇都宮500mバンクの長い直線、ゴール線手前で村上が浅井を差し切って1着。
2着は村上マークの菅田、3着は浅井となった。

村上は2019年になって初めての優勝。

記念競輪優勝は昨秋の千葉記念(in 松戸)以来となる通算35回目。

「村上選手、優勝おめでとうございます!でも、地元の栃木勢から買っていました……ゴメンね、ゴメンねぇ〜」
プレゼンター・U字工事の持ちネタ交じりの祝福にも村上は満面の笑み。

優勝/村上義弘(SS・京都73期)
後方に置かれないように、前々でレースを進めたいとは考えていた。
もつれたところで自分からいこうと思ったところで、後ろから浅井君の車の音がした。
浅井君が仕掛けたタイミングがピッタリでしたね。
しばらくの間、こういうレースができていなかったので素直に嬉しい。
全日本選抜、日本選手権と、不甲斐なかった。
次は地元地区でもある岸和田での高松宮記念杯に繋がるようにしたい。
落車後、練習しても逆に悪くなるだけ。
正直、ここが(体力的に)天井いっぱいなんかなとも思っていた。
いや、今でもそれは思っているけど、ナニクソ!という気持ちも持っている。
ファンの声援にも後押しされていました。
次に繋がるようにしたいって、言いましたけど。
次って、言うても、次がある保証はない。
だから、一戦、一戦、悔いが残らんように力を出し切るだけ。
明日(5/20)は松本整さん(京都45期・引退)の60歳の誕生日。
明後日には還暦のお祝いの会がある。
最近、不甲斐ない成績やったんで、顔を出し難かったんですけど。
まぁ、この年齢(44歳)になっても怒られる、いくつになっても怒られるんでね(苦笑)。
ファンのオジサンからも「お兄ちゃん」って、呼ばれて。
小さいお子さんからも「お兄ちゃん」って、呼ばれる。
一体、自分の立ち位置はどこなんやろ?とも思いますよね(笑)。

【6R=S級企画レース・ブロックセブン】

1/小林大介(S1・群馬79期)
2/高久保雄介(S2・京都100期)
3/西田雅志(S2・広島82期)
4/亀井久幸(S2・千葉95期)
5/北野武史(S1・石川78期)
6/下沖功児(S2・宮崎95期)
7/櫻井正孝(S1・宮城100期)

実力伯仲の企画レース・ブロックセブン。
71・25・3・4・6の並びでレースは進んでいく。

並びは変わらず、一本棒のまま打鐘。

打鐘後、3番手から高久保が前に踏む。

単騎の西田と亀井もこの高久保の動きに乗ったところで最終周回。

高久保ー北野を追った亀井は第2コーナーで失速。
西田は粘りながら追い、少し車間が空いて櫻井ー小林が続く。

最終第4コーナー、前との距離を詰めた櫻井が一気に踏み上げる。

高久保ー北野、西田、櫻井の横一線の争いとなったが、ゴール線手前で北野が差して1着に。

2着に高久保が残り、3着は櫻井となった。

1着/北野武史(S1・石川78期)
高久保君が強かったですね。
最後は「抜けねぇ、ヤバイじゃん」でしたよ(苦笑)。
ワンツーを決められて良かった。
2場所連続落車の傷も癒え、思う通りの練習ができるようになった。
年齢的(7月に47歳)には厳しいところもあるけど。
神山雄一郎先輩、小嶋敬二先輩たちもまだまだ元気に頑張られていますからね。
僕が先にくじけてしまう訳にはいきません(笑)。

(P-Navi編集部)

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