2019/04/14(日) 21:11
高知G3(最終日)よさこい賞争覇戦
【12R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/村上博幸(SS・京都86期)
3/諸橋愛(S1・新潟79期)
4/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
5/田中晴基(S1・千葉90期)
6/佐々木則幸(S1・高知79期)
7/松浦悠士(S1・広島98期)
8/山中貴雄(S2・高知90期)
9/吉田敏洋(S1・愛知85期)
吉田ー村上のラインが前受け。
その後ろは中国3車が続くが、戦前の宣言通りに諸橋が取鳥の番手を清水と競る形に。
後団は千葉の田中が地元・高知の山中と佐々木を引き連れたラインで周回を重ねた。
赤板に入り、第1センターを過ぎ、まずは後方から田中が上昇。
田中が吉田を抑えたところで打鐘。
しかし、すぐに取鳥がペースを上げて主導権を奪い、残りは1周回。
熾烈(しれつ)な取鳥の番手争いは清水が取り切った。
しかし、諸橋もしぶとく、次は松浦と3番手を競り合う。
最終BS、中団の田中が捲くりを放ち、後ろからは吉田も巻き返す。
混戦の第2センター、諸橋が松浦と清水を捌いて、取鳥の後ろへ。
地元の山中と佐々木も内へ入る。
最後の直線、一瞬、取鳥と諸橋の間が空いたところに山中が飛び込む。
そして、山中がそのまま真っ先にゴールラインを駆け抜けた。
山中は地元で悲願の記念競輪初優勝。
2着は外から強襲の吉田の番手・村上が。
3着には厳しい展開の中でも粘った諸橋となった。
レース後、山中はガッツポーズを連発。
優勝者インタビュー後は地元Vの喜びを“よさこい踊り”で表現した。
優勝/山中貴雄(S2・高知90期)
最近、四国の勢いがある中、高知は遅れを取っている感じで悔しかった。
これでみんなと一緒に四国を盛り上げていける。
先行から追い込み屋になって苦しい時期も長かった。
でも、練習仲間からチャンスはあると、言われ続けてきた。
今開催も地元のお客さんの声援も後押しになった。
記念初優勝を地元で飾ることができて、本当に、本当に嬉しいです。
これまでは怖がってしまうこともあって、内に突っ込めないでいた。
だけど今日は絶対にこじ開けてでも突っ込んでいく気持ちしかなかった。
4コーナーで内が空いて踏み込んだ時は1着を獲ることしか考えていませんでしたね。
2日目と3日目、1着でガッツポーズをしようと思ったけど、我慢していたんです。
その我慢した分、今日は連発してしまいましたね(笑)。
ダービー(松戸G1)にも初めて出られるし、今日の優勝で競輪祭(小倉G1)も決まった。
新たな目標が増えたことはありがたいです。
【9R=L級ガールズフレッシュクィーン】
1/梅川風子(L1・東京112期)
2/鈴木美教(L1・静岡112期)
3/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
4/大久保花梨(L1・福岡112期)
5/柳原真緒(L1・福井114期)
6/内村舞織(L1・福岡112期)
7/太田りゆ(L1・埼玉112期)
スタート後、外枠の太田が少し浮いた形に。
だが、スンナリと太田が車を下げたことで並びはすぐに整う。
1・4・6・2・5・3・7で残り2周回。
打鐘を迎えたが、大きな動きはなく、並びも変わらない一本棒のまま。
最終HSで6番手の佐藤が動く。
その動きに乗ったのが4番手の鈴木。
第2コーナー、佐藤が好ダッシュで梅川を叩き切って、主導権を握る。
しかし、梅川も佐藤の後ろを難なく取っての追走となって絶好の展開。
そして、最終第4コーナーで梅川は佐藤をかわし切る。
終始、梅川マークの大久保、さらには鈴木と太田も追いすがるが、梅川が押し切って1着。
2着は大久保、3着には鈴木。
梅川は新設されたガールズフレッシュクィーンの初代覇者となった。
優勝/梅川風子(L1・東京112期)
動ける選手が多いので、突っ張っていこうとは思っていました。
水菜ちゃんのダッシュ力は予想外でした。
その後ろに何人か続いていたら厳しかったかも知れないですけど、シッカリ水菜ちゃんの後ろを取れたので焦らなかった。
最後の直線は「誰もくるな!」って、思いながら走っていました。
初代クィーンは本当に嬉しいです。
今後、ガールズフレッシュクィーンがデビューしたガールズ選手の登竜門、励みになるものになって欲しい。
ガールズグランプリはまだ意識していません。
一走、一走を積み重ねていければ。
(P-Navi編集部)