宇都宮G3(最終日)レポート

2018/07/01(日) 22:00

宇都宮G3(最終日)レポート

2018年7月1日

宇都宮G3(最終日)宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦

【12R=S級決勝】

1/武田豊樹(SS・茨城88期)
2/中川誠一郎(S1・熊本85期)
3/守澤太志(S1・秋田96期)
4/南潤(S2・和歌山111期)
5/神山拓弥(S1・栃木91期)
6/山田庸平(S1・佐賀94期)
7/小松崎大地(S1・福島99期)
8/岡光良(S2・埼玉94期)
9/竹内雄作(S1・岐阜99期)

並びはスンナリ落ち着き、73・158・26・4・9の細切れ戦。

打鐘前、第2コーナーで最後方9番手の竹内が上昇。
北日本勢を押さえて、主導権を握る。

竹内の後ろでは北日本勢と関東勢がもつれ合う。

最終第2コーナー、脚を使った北日本勢と関東勢が伸びない。
この絶好のタイミングで7番手にいた中川が捲りを放つ。
番手の山田も必死に追走、9番手で単騎の南も九州勢を目標に。
第3コーナーで中川、山田、南が後続を大きく引き離す。
そして、最後の直線で南が猛追。
だが、中川、山田の順で、九州勢がワンツーを決めた。

1着の中川は5回目の記念競輪制覇で、節目の通算400勝を達成。
2着に山田、3着は南で、3連単は12番人気で5,770円の配当となった。

U字工事(ゲストプレゼンター)

福田薫
中川さん、優勝と通算400勝の達成、本当におめでとうございます!

益子卓郎
優勝おめでとうございます!
地元の神山選手に勝って欲しいと思ってたんですけど。
ごめんね、ごめんねぇ〜!

優勝/中川誠一郎(S1・熊本85期)
初日にバンクレコード(13.1秒)を出したのが、逆に重圧になってしまったところはある。
決勝は先行の番手がもつれる最高の展開でしたね。
ただ、出切ったのはいいけど、ゴールまでが長かったです。
本当に苦しかった、最後は南君に抜かれると思ったけど、勝ち切れて良かった。
ゴールの瞬間に勝利は確信した。
昨年(2月)、鎖骨を骨折。
400勝まで少し時間が掛かってしまったけど、節目の1着を記念で決めることができて嬉しい。
気持ちは追い込み選手なので迷いはないですよ(笑)。
ただ、番組を見て、自分が前でやった方がいいって判断する時もあります。

【6R=S級企画レース・KEIRIN EVOLUTION】

1/大川龍二(S2・広島91期)
2/川口聖二(S1・岐阜103期)
3/吉田裕全(S2・埼玉90期)
4/マティエス・ブフリ(S2・短期登録・オランダ)
5/佐藤一伸(S2・福島94期)
6/岡村潤(S1・静岡86期)
7/小嶋敬二(S1・福井74期)

号砲後、各選手、積極的に飛び出す。
6・4・1・3・2・7・5で静かにレースは進む。
打鐘でも一本棒で隊列は変わらず。
しかし、第2センター辺りから5番手の川口が上昇。
小嶋、佐藤も川口に続く。

そして、最終第1コーナーで川口がブフリを押さえて先頭。
小嶋は川口をマークして好位を取る。
中団から佐藤も仕掛け、ブフリと岡村は内で包まれる形に。
最終BSから佐藤が捲くるが、ブフリはその外から乗り越えて独走態勢。

最後の直線で、小嶋と岡村が外から伸びる。
6車身差でブフリが圧勝、2着に小嶋、3着が岡村となった。

ブフリは苦しい展開であったものの、今開催初日に中川の出したバンクレコードに並ぶ13.1秒の上がりタイムを出した。

1着/マティエス・ブフリ(S2・短期登録・オランダ)
競輪(日本のレース)はラインで作戦が分かりやすい。
でも、今日はリスキーな瞬間を僕も感じたよ(苦笑)。
今日の勝負は非常に難しく、賭けでもあった。
バンクレコードを狙っていたけど、抜け出すのに時間を要した。
そういう感じではなかったってことかな。
コンディションはベストに近い状態。
これからもハードなトレーニングをしてガンバリマス!


2着/小嶋敬二(S1・石川74期)
やーっ、周りは「ブフリがダントツ過ぎるから、実質は1着だよ」って。
でも、あそこまでやったら……やっぱり、悔しいよね。
「川口、ハンパねえって!」って、コメントまで用意していたのに(笑)。
*近くにいた川口聖二(S1・岐阜103期)は「スミマセン、逆ハンパねえって!でした」(P-Navi編集部)

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