競輪場によってレース展開が大きく異ることがあります。
競輪場のバンク特性を把握するのもレース予想の大切な資料と言えます。

国内43競輪場データ

地区	競輪場名	周長	みなし直線	カント	バンク特徴
北 日 本	函館	400m	51.3m	30°36’ 51”	標準的なバンクで海風の影響を受ける
	青森	400m	58.9m	32°15' 07"	カントがややきつく、直線も長い
	いわき平	400m	62.7m	32°54' 54"	日本で唯一、構造物上に設置された空中バンク
関 東	弥彦	400m	63.1m	32° 24' 17"	4コーナーの緩和曲線がきつく取られている
	前橋	335m	46.7m	36° 00' 00"	日本初のドームバンク、カントは日本一きつい
	取手	400m	54.8m	31° 30' 25"	クセのない走りやすいバンクだが、カントはややきつい
	宇都宮	500m	63.3m	25° 47' 44"	直線がやや長く、カーブのきつい扁平なバンク
	大宮	500m	66.7m	26° 16' 40"	直線が長く、追い込み有利
	西武園	400m	47.6m	29° 26' 54"	400mバンクの中では比較的カントが浅く、直線が短い
	京王閣	400m	51.5m	32° 10' 34"	標準的な直線の長さ、カントは若干緩い
	立川	400m	58.0m	31° 13' 06"	直線が長く、追い込みが有利
南 関 東	松戸	333m	38.2m	29° 44' 42"	直線が短く、カントも浅いため逃げ有利になりやすい
	千葉	250m	-	-	1周250mの屋内木製バンクにリニューアル
	川崎	400m	58.0m	32° 10' 14"	オーソドックスな400mバンク
	平塚	400m	54.2m	31° 28' 37"	直線の長さもカントも標準的でクセのない走路
	小田原	333m	36.1m	35° 34' 12"	全国屈指のカントがきつい走路
	伊東温泉	333m	46.6m	34° 41' 09"	直線が長いので400mバンクの感覚に近い走路
	静岡	400m	56.4m	30° 43' 22"	走路自体にクセがなく、平均的なバンク
中 部	名古屋	400m	58.8m	34° 01'47"	クセが少なく、どんな戦法でも力を発揮できるバンク
	岐阜	400m	59.3m	32° 15' 07"	400ンバンクとしては直線が長く、カントがきつい
	大垣	400m	56.0m	30 ° 37' 08"	年間を通して伊吹おろしが吹くので風の影響が大きい
	豊橋	400m	60.3m	33° 50 ' 22"	冬から春はバックストレッチで向かい風となることが多い
	富山	333m	43.0m	33° 41' 24"	先行有利の小廻りバンク
	松阪	400m	61.5m	34° 25' 29"	クセのないマッコーネル緩和曲線、カントはきつい
	四日市	400m	62.4m	32° 15' 07"	直線が長く、海に近いので風の影響を受けやすい
近 畿	福井	400m	52.8m	31° 28'37"	クセが少なく、逃げ・差し・捲りが均等に決まるバンク
	奈良	333m	38.0m	33° 25' 47"	バンクが円形に近く、最大カント33°以上ときつい
	向日町	400m	47.3m	30 ° 29' 07"	マッコーネル曲線を使ったスタンダードなバンク
	和歌山	400m	59.9m	32° 15'' 07"	クセは無いが、直線はやや長め
	岸和田	400m	56.7m	30° 56' 00"	直線は比較的長いが、クセの少ないバンク
中 国	玉野	400m	47.9m	30° 37' 33"	円に近い形状で、クセの少ない軽くて走りやすいバンク
	広島	400m	57.9m	30° 47' 34"	直線では中バンクよりも外が伸びる傾向が強い
	防府	333m	42.5m	34° 41' 09"	直線はやや短いが、クセの少ないバンク
四 国	高松	400m	54.8m	33° 15' 50"	カントがきつく、コーナーで登る感じが強い
	小松島	400m	55.5m	29° 46' 27"	カントはやや緩く、海風に対する注意が必要なバンク
	高知	500m	52.0m	24° 29' 51"	500mバンクながら先行選手が逃げ残りやすいバンク
	松山	400m	58.6m	34° 01' 48"	高速バンクで、自力選手には有利
九 州	小倉	400m	56.9m	34° 01' 48"	1周400mの屋根付き自転車走路としては世界最大級
	久留米	400m	50.7m	31° 28' 37"	クセのない、平均的な400mバンク
	武雄	400m	64.4m	32° 00' 19"	直線が60m以上あり、400バンクでは最も長い
	佐世保	400m	40.2m	31° 28' 37"	直線が短いので、先行選手が若干有利になりやすい
	別府	400m	59.9m	33° 41' 24"	直線はやや長く、季節を問わずに風が吹くので追い込み有利
	熊本	400m	60.3m	34°15′29″	24年6月400バンクにリニューアル。直線は長めで、カントも立っている。

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国内43競輪場バンクレコード（最高上がりタイム）まとめ

地区	競輪場名	周長	みなし直線	バンクレコード	達成者・達成年月
北 日 本	函館	400m	51.3m	10.6秒	脇本雄太（2023年7月16日）
	青森	400m	58.9m	10.5秒	ベイリー（2004年4月18日）
	いわき平	400m	62.7m	10.5秒	山崎芳仁（2010年9月4日）
関 東	弥彦	400m	63.1m	10.6秒	山崎芳仁（2010年6月15日）
	前橋	335m	46.7m	8.8秒	中川誠一郎（2014年9月13日）
	取手	400m	54.8m	10.7秒	吉岡稔真（1998年6月20日）
	宇都宮	500m	63.3m	13.1秒	中川誠一郎（2018年6月28日）
	大宮	500m	66.7m	12.8秒	ブフリ（2017年7月19日）
	西武園	400m	47.6m	10.6秒	會田正一（1996年4月29日）
	京王閣	400m	51.5m	10.4秒	パーキンス（2015年8月14日）
	立川	400m	58.0m	10.6秒	深谷知広（2013年3月23日）
南 関 東	松戸	333m	38.2m	9.0秒	中村浩士（2008年8月13日）
	千葉	250m	-	-	1周250mの屋内木製バンクにリニューアル
	川崎	400m	58.0m	10.6秒	原田研太朗（2017年8月5日）
	平塚	400m	54.2m	10.4秒	荒井崇博（2018年5月1日）
	小田原	333m	36.1m	8.7秒	ボティシャー（2014年7月15日）
	伊東温泉	333m	46.6m	9.0秒	新田祐大（2014年4月27日）
	静岡	400m	56.4m	10.8秒	佐藤仁（1989年6月25日）
中 部	名古屋	400m	58.8m	10.4秒	パーキンス（2013年9月8日）
	岐阜	400m	59.3m	10.7秒	伊勢崎彰大（2004年8月14日）
	大垣	400m	56.0m	10.5秒	ネイワンド（1994年5月8日）
	豊橋	400m	60.3m	10.5秒	金子貴志（2013年7月21日）
	富山	333m	43.0m	8.9秒	小堺浩二（2023年4月11日）
	松阪	400m	61.5m	10.4秒	井上昌己（2014年5月11日）
	四日市	400m	62.4m	10.5秒	ボス（2019年8月20日）
近 畿	福井	400m	52.8m	10.6秒	山口拳矢（2020年11月19日）
	奈良	333m	38.0m	8.9秒	太田海也（2022年8月16日）
	向日町	400m	47.3m	10.4秒	深谷知広（2014年8月1日）
	和歌山	400m	59.9m	10.6秒	ペルビス（2014年5月13日）
	岸和田	400m	56.7m	10.3秒	ペルビス（2014年7月23日）
中 国	玉野	400m	47.9m	10.5秒	太田竜馬（2016年8月14日）
	広島	400m	57.9m	10.8秒	石橋慎太郎（2008年6月13日）
	防府	333m	42.5m	8.8秒	新田祐大（2015年4月27日）
四 国	高松	400m	54.8m	10.6秒	高城信雄（2000年7月27日）
	小松島	400m	55.5m	10.5秒	吉村和之（2004年7月5日）
	高知	500m	52.0m	13.1秒	島川将貴（2021年7月31日）
	松山	400m	58.6m	10.5秒	ペルビス（2013年5月15日）
九 州	小倉	400m	56.9m	10.5秒	エスクレド（2006年7月6日）
	久留米	400m	50.7m	10.4秒	グレーツァー（2019年5月22日）
	武雄	400m	64.4m	10.7秒	ボス（2017年7月15日）
	佐世保	400m	40.2m	10.6秒	中川誠一郎（2022年7月24日）
	別府	400m	59.9m	10.5秒	ボス（2019年9月19日）
	熊本	400m	60.3m	10秒7	嘉永泰斗（2024年7月21日）

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［みなし直線］

4コーナーの立ち上がりからゴールまでの直線の長さ。
「みなし」なのは厳密な直線部分だけでなく、コーナー終わりの「ほぼ直線」という部分も含むから。

［長さTOP5］

1位：大宮（500バンク）66.7m
2位：武雄 （400バンク）64.4m
3位：宇都宮（500バンク）63.3m
4位：弥彦（400バンク）63.1m
5位：いわき平（400バンク）62.7m

［短さTOP5］

1位：小田原（333バンク）36.1m
2位：奈良（333バンク）38.0m
3位：松戸（333バンク）38.2m
4位：佐世保（400バンク）40.2m
5位：防府（333バンク）42.5m

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［カント］※センター部

バンクの傾斜角度、直線で2〜4°、コーナーでは25〜35°の傾斜角度。
競輪場によって傾斜角度は異なる。

［急　TOP5］

1位：前橋（333バンク）36° 00' 00"
2位：小田原（333バンク）35° 34' 12"
3位：防府（333バンク）34° 41' 09"
3位：伊東温泉（333バンク）34° 41' 09"
5位：松阪（400バンク）34° 25' 29"

［緩　TOP5］

1位：高知（500バンク）24°29′51″
2位：宇都宮（500バンク）25°47′44″
3位：大宮（500バンク）26°16′40″
4位：西武園（400バンク）29°26′54″
5位：松戸（333バンク）29°44′42″

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［決まり手］※1着時

逃げ／レースを先行して、そのままゴールする戦法
差し／ラインで番手のマーク選手が最終周回の4コーナーまで先行選手のアシストで力を溜めてゴール前で抜き去る
捲り／逃げる別ラインの先行選手を最終周回の1コーナーから3コーナー間で一気に抜き去る

［逃げ多TOP5］

1位：前橋（335バンク）34％
2位：奈良（333バンク）33％
3位：西武園（400バンク）32％
4位：松戸（333バンク）31％
5位：防府（333バンク）30％

［逃げ少TOP5］

1位：いわき平（400バンク）18％
2位：静岡（400バンク）19％
3位：大宮（500バンク）20％
4位：弥彦（400バンク）21％
4位：豊橋（400バンク）21％

［捲り多TOP5］

1位：久留米（400バンク）36％
2位：松戸（333バンク）35％
2位：富山（333バンク）35％
4位：伊東温泉（333バンク）34％
5位：小倉（400バンク）33％

［捲り少TOP5］

1位：大宮（500バンク）21％
2位：いわき平（400バンク）24％
3位：青森（400バンク）25％
3位：西武園（400バンク）25％
3位：立川（400バンク）25％
3位：向日町（400バンク）25％

［差し多TOP5］

1位：大宮（500バンク）59％
2位：いわき平（400バンク）58％
3位：青森（400バンク）52％
3位：弥彦（400バンク）52％
5位：京王閣（400バンク）51％
5位：立川（400バンク）51％
5位：豊橋（400バンク）51％

［差し少TOP5］

1位：松戸（333バンク）34％
2位：奈良（333バンク）35％
3位：富山（333バンク）36％
4位：前橋（335バンク）37％
5位：伊東温泉（333バンク）36％

※2024年11月7日現在
※広島は改修中につきデータなし

(P-Navi編集部)