2025/11/09(日) 08:48
いわき平競輪場で8日から開催されている「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」。初日7レースで逃げ切った小田恭介に話を聞いた。
今節は青森市営開催。第5レースでは岩崎将士が「こんな展開は滅多にない」と番手絶好の展開をものにすると、第7レースでは小田恭介と大崎和也がワンツーを決め、青森勢3人が揃って準決に勝ち上がった。
特に印象的だったのは、自らSを取って突っ張り先行で押し切った小田恭介の粘り脚。ダッシュ型のイメージが強かっただけに、長い距離をもがく姿勢には成長の跡が見える。
「大崎さんのおかげです。作戦会議のときから神山さんが中団の展開を懸念していてその通りになったけど、自分は捲りのポイントで踏み上げただけ」
それでもこの結果には確かな裏打ちがある。
「持久の脚をパワーマックスで鍛えている。ダッシュ型だし、地脚を付けるのには苦労している。寒くなると体重が欲しい」
体重はデビュー当時の65kgから現在は69kgへ。持久力強化に向けた努力が続いている。(アオケイ・市川記者)