【松山競輪】ラインの美しさを見た、心に響く一戦

  • 松山競輪場のミッドナイト競輪「チャリロト杯」が6日に2日目を迎える。初日3Rを走った中四国トリオに話を聞いた。 職務を全うした伊藤貴史 これぞ、ラインの戦いだ! と胸を張れる"競輪競走"を伊藤貴史-池内吾郎-谷尾佳昭が体現した。伊藤が後ろ2人に気を遣った慎重な先行策に出ると番手両者は追随。この「気を遣う」ことが難しく、絶妙な加減で走らないと後ろが離れたり、相手選手に飛び付かれたりしてしまう。伊藤は先行で長年戦っている高知のいごっそう(頑固で気骨のある男を意味する土佐弁)。人情競輪のあたたかい部分をよく知っている。 番手の池内吾郎は現在、代謝候補の中にいる。期ごとに毎回30人、強制引退をさせられ

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