2025/11/21(金) 18:01
小倉競輪「第67回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」が21日に3日目を開催。4R一次予選2を走った松浦悠士に話を聞いた。
今年だけで落車は4回。幾度もバンクに叩きつけられ身も心も満身創痍といった状態だ。前橋GI「第34回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」の初日「理事長杯」では右肋骨骨折、左指腱損傷を負い2日目に当日欠場。復帰した四日市記念も本来の力とは程遠く、今節も不安を抱えていた。
ところが、いざレースになると頼もしく、一次予選2は松本貴治の先行を利して1着をもぎ取った。奇しくもこの日は35歳の誕生日。
「まだまだ物足りないですけど(今の状態で)1着が取れることがわかってよかった。状態確認もできたし思ったほど悪くなかった。チャンスがあれば戦えそうとは思いました」と、たしかな手ごたえと上積みを実感した。
自転車に関しても修正ポイントはない、と言う。1走目のあとにシューズのサンを微調整したことで違和感も拭えた。まだまだ痛みと不安を抱えているが、結果を出すたびに前へ前へと突き進む力が戻っているようだ。(netkeirin特派員)